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オールドタックルで遊ぼう!

 ヒマやし。


 釣具でも弄るかな。




 思いついたら即実行!なのでございます。




 どれ弄ろっかな。




 今の気分に合ったヤツ引っ張りだすため、釣具置場へと視線を移せば目についたオレンジ色。




 あ…ジェットキャスト。




 存在を認識するとともに溢れてくる弄りたい欲。


 ということで、本日はコレを愛でることに決定。




 ここで。


「ジェットキャスト」だけじゃ何のことかイマイチわかりにくいから、ちゃんと紹介。




 ジェットキャスト56ML。




 40年ほど前のダイワ製ベイトロッドでございます。




 スペックは、


 全長:5.6フィート


 自重:210g


 アクション:ML


 キャストウェイト:12~21g


 継数:2


 グラス100%


 と、こんな感じ。




 5.6フィートとゆー長さ。


 210gとゆー重さ。


 グラス100%。


 ガイドの数が5個(勿論SiCリングなんか入っちゃいねぇ)。


 シングルハンドグリップ(ガングリップともいう)。


 これらの個性達がもぉ!


 なんともいえぬ昔感を醸し出しておりまする。


 とはいえ、希少価値はないみたい。検索したらかなりの数、ヒットするもんね。


 値段は5000円前後のが多いよ。




 振ってみるととにかく柔らかい。どれくらい柔らかいのかというと、バットの部分からグネグネ曲がるほど。


 この柔らかさこそがグラスロッドの最も大きな特徴。とはいえ、ただ柔いだけじゃないのよ。柔らかさの中には粘りがあって、寄せる力が強いとゆー長所になるのでございます。




 短所は重いコト。


 所有する中でいちばんゴツくて重いブラックレーベル7112XHRBの自重が190gっつーコトを考えると…どれくらいのモンかわかるよね。


 あと、感度が鈍いのも短所かな。




 でも、これらの短所って、実はそこまで致命的じゃなかったりする。


 まずは重さに関してだけど、数値の割に軽く感じるのよね。片手で無理せずにキャストし続けられる、と言ったら想像しやすいかな?これ、なんでかとゆーと、グリップ短いからなのよ。短いと重量物、全部手元に集中するもんね。そのため持ち重りが軽減され、軽く感じるんじゃないんかな?とか考えてみたりした。


 参考までに、ブラックレーベル7112XHRBは、とてもじゃないけど片手でキャストなんかできません。




 次に感度。


 柔らかいとはいっても、アタリが取れないほどじゃない。昔はこれでワームやっていたんだよ。





 グラスの特徴である柔らかさって、巻き物に適した柔らかさなのよね。


 強過ぎない反発力でウマいコト突進をやり過ごしてくれから、懐狭くてバレやすいトレブルフックでも外れにくい。なおかつ粘り強いから寄せやすいという、もうホントいいことばっか。巻き物にはもってこい!なんだけど…今、100%グラスのサオってほとんど見かけない。

 何故かというと、重いから。


 とはいうものの、あの重さでも全然問題なかったんだけどね~。


 人間が贅沢になったのかな?


 技術の進歩でカーボン安くなったというのも大きいだろうしね。


 今では、グラスの柔らかさを再現するのに、カーボン素材中のガラス繊維を増やす方法を取っている。


 バーサタイルとか撃ちのサオでは、カーボン含有率が90数~100%なのに対し、巻きのサオでは、40数%~。


 カタログには含有率表示してあるから、ある程度柔らかさの想像がつくよ。




 最後に、全長についてだけど、5.6フィートって長さ、結構気になる人いるんじゃないのかな?


 今じゃ、フローター(釣り用の浮き輪)用かトラウト用ぐらいしか、この長さの見ないもんね。


 パッと見、短くて飛ばないように感じるだろうけど、それが違うのよ。


 グリップが短いから、ブランクスの長さ、多分現行モデルの6フィートと同じくらいある。だから、思った以上に遠投が効くよ。




 サオについてはこんな感じかな。





 で、リール。


 シングルハンドグリップに似合うのは、やっぱ古いヤツ。


 所有しているモノで丸型ならミリオネアGS3000、GS3000C、ABUのアンバサダー2500Cなんかがいい感じ。


 ロープロはダイワならファントムシリーズ。

 シマノならバンタム。


 あと、ハイキャストやスピンキャストなんかのクローズドもよく似合う。


 とにかく古い機種ならメーカー問わず、何でも似合うと思う。ま、最新モデルでも、それはそれで味があってカッコイイけどね。




 とゆーワケで、セットして愛でる。


 最初に装着してみたのは丸型。


 ミリオネアGS3000&GS3000C。


 と、ここで、スペック見っけたので載せとくね。




 GS3000は


 ギヤ比:4.2


 最大巻き上げ速度:38cm


 自重:220g


 スプール寸法:径×幅=34×23


 釣力A(ドラグ耐力):4kg ←今でいうドラグ力、ね


   B(破壊耐力) :6kg ←完全にロックしてぶっ壊れる重さ


 糸巻量:2号ー250m、3号ー170m、4号ー120m、5号ー95m


 ボールベアリング入数:2 


 ボディ色:黒




 GS3000Cは


 ギヤ比:4.5


 自重:230g


 スプール寸法:径×幅=34×23


 釣力A:4kg


   B:6kg


 糸巻量:2号ー250m、3号ー170m、4号ー120m、5号ー95m


 ボールベアリング入数:2


 ボディ色:黒




 感想は、パッと見同じものに見えるかな。でも、どちらもマジでカッコイイ!


 こいつ等使ってみたいんやけどな~。両方とも厳しいクオリティなんよな~。


 GS3000はスプールベアリングが良くなくて、納得がいく飛距離が出ない。


 GS3000Cは飛ぶけどストッパーがダメ。ここが悪いと思わぬタイミングで逆転しやがるから、もしも万が一掛かった場合、バラす可能性高くなる。


 といった理由で、丸型は眺めて楽しむだけ。


 あ~、カッコよかった。




 満足したので、次はロープロ。


 ファントムSM-10。


 スペック見っけたので載せときますね。


 ギア比:4.7


 自重:215g


 釣力A:4kg


   B:8kg


 糸巻量:10lbー125yds、12lbー95yds ←当時のポンド数で10lb=3.5号、12lb=4号。今は10lb=2.5号、12lb=3号


 ボールベアリング入数:2


 価格11000円




 プッシュ式オートクラッチ。ボールベアリング2個搭載。


 ボディー色は黒。ハンドルノブが木製で高級感がある。とゆーか、今でいうスティーズぐらいの機種だから、実際に高級品だったんだけどね。だから、スプールベアリングは両方ともボールベアリング。


 ハンドル回すとゴトゴト音がしやがるので、ギヤボックス分解してみると原因判明。それは何かとゆーと。クラッチから連動しているパーツが一部、ラチェットと干渉しているのよね。メインで使えるし、飛距離も出るけど、このまま使い続けたら、この部分は間違いなく摩耗するので使用は諦めた。


 古い機械はどうしてもこんなこと起こるんよね~。




 最後はファントムST-10。


 これもスペックあったので、載せときます。


 ギア比1:4.7


 自重:215g


 釣力A:4kg


   B:8kg 


 自重235g


 糸巻量:10lbー125yds、12lbー95yds


 カーボンベアリング入数:2


 価格6700円




 カタチはSM-10と全く同じだけど、ボディーの色が銀。これがまた、なんともクールなのよ。ハンドルノブは、樹脂製で黒。ベアリングもカーボン(って表現するとカッコいいけど、タダのプラスチックの輪っか)。ファントムシリーズの最もベーシックなタイプでございます。


 小中学生の頃、これ使ってる友達多かったな。


 セットしてみると、ミリオネアとはまた違ったカッコ良さがあるのよね~。


 このリール、買ったとき既にボールベアリングへと交換してあったから、回転性能は抜群。ここが変更されると実質SMやもんね。


 機械的にいちばんダメージが少ないっぽいので、フツーにメインとして使えそう。なので、今回コイツに頑張っていただくことにしたのでありました。






 では実釣編、参ります。


 本日のタックルは以下のとおり。


 ジェットキャスト56ML+ファントムST-10。糸はナイロン14ポンド。


 タトゥーラエリートTAEL731HFB+リョウガ2020。糸はフロロ20ポンド。 ←この日、これでも釣ったから次の話で書く予定。


 あとは、クローズドかスピニングかベイトフィネス持ってっとったはずやが、思い出せん。




 場所はゴムの場所下流の消波ブロック帯。


 通常なら釣り場に着くと、スピニングやベイトフィネスなどの弱い釣りから始めるけど、今回は巻きから。ジェットキャスト56ML+ファントムST-10を使用する。


 ルアーはプラグ。ワイルドハンチのブルーバックチャートをチョイス。


 で、記念すべき一投目(という訳でもない。買った当初、メンテ後何回か撃ちで使った)。


 クラッチを左手親指で切り(オートクラッチなので、投げるときは両手が必要)、バックスイングからのぉ~…ビュッ!


 振り抜くと、




 ヴ―――――ン…




 うぉ~~~!でったん飛んだぁ―――っ!!




 それはもう、嬉しくなるほどにね。


 これだけ飛ぶんなら最新式のリールやらいらんよ、マジで。


 という訳にもいかないんだけどね、実際。


 かなりのご老体だからオーバーホールできないし、ぶっ壊れたら、メーカーは修理受け付けてくれない。


 そんなメンテナンス事情はひとまず置いといて。




 しばらく投げ続けるけど、イマイチ反応がない。




 アピール強過ぎかもね。




 と考え、ラッキークラフトのフラッシュミノー80SPにチェンジ。




 5gちょいしかないけど、飛んでくれるかな?




 ダメモトで投げてみると、これまたフツーに気持ちよく飛んでいく!




 今のリールみたいにスプール肉抜きなんかしてないのに。


 ジュラルミンとかの軽い素材でもないのに。


 それなのにこの飛距離って…マジ、感動モンなんですけど!




 ハンドルを回してクラッチをつなぐ。


 リトリーブ開始。


 摩擦で作動するストッパーのガクガクってタイムラグがいかにも昔っぽい!


 サオが短いからトゥイッチがやりやすい!




 消波ブロック上でチョンチョンやっていたら、




 ゴン!




 衝撃とともに引っ手繰られた!


 反射的にアワセると、生命感。


 ほぼ足元で食ってきたので、ファイトも何もあったもんじゃない。


 そのまま抜き上げることに。


 上がってきたのは20cmぐらいのカワイ子ちゃん。


 この子、長さはないけど太くてカッコイイ!


 傷の無いキレイな魚体。




 よ~く考えてみたらこのリール、今日魂こもったんやん!ま、前の持ち主がこめたかもしれんっちゃけど、自分が持ち主になってからは初めて、とゆーことで、ね。




 オールドタックルで釣れた。しかも初フィッシュだから、最新式のタックルで釣ったのとはまた違った嬉しさがある。


 嬉し過ぎて、いつもより多めに記念撮影しましたよ!




 それから、さらに数分後。


 同じルアー&同じ誘い方で、




 ゴン!




 また食ってくれた!


 今度は岸から少し離れたトコロで食ってきたので、暴れる余地あり。


 重量感はそんなにないけど、よく引く。


 ギヤ比が低い(4.7:1。でも、当時はハイスピード。レフトサイドプレートに誇らしげに書いてある)からゴリ巻きできる。


 サオの弾力が上手いコト突進をかわす。


 一気に寄せて…抜き上げた。


 サイズアップ!


 指を広げて測るとだいたい25cmぐらい。


 これまた傷が無くて、キレイな魚。


 サオと並べて大量に記念撮影し、そっと逃がしてあげましたとさ。




 40年近く前のタックルが大活躍って…ホ・ン・ト嬉し過ぎ!




 現行型リールとほぼ変わらない飛距離を叩きだしてくれて、なおかつ釣れるとか、楽しい以外の何物でもないよね!




 また、そのうち気が向いたら使ってみよう。




 そう思った釣行なのでした。

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