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バラシ癖。

【バラシ】


 一度ハリに掛かった魚が外れ、逃げてしまうこと。


 原因は、フッキングが浅かったり、エラ洗いされたり、竿さばきがうまくいかなかったり。根ズレなどによって糸が切れ、取り逃がすこともバラシという。


 負け惜しみでナチュラルリリースともいう。


 ―――釣り用語集より引用―――




 釣り人にとって、これほど悔しいコトはないですよね。




 今回は、その中でもさらによろしくない、「バラシ癖」についてのお話。


「癖」というくらいだから、1本じゃ済まないのよ。


 どのくらいやらかしたかというと、ここ数回の釣行で立て続けに3本!しかも、こいつ等全部なかなかの魚。


 今でもそれぞれの瞬間が鮮明に甦ってきやがる。




 あ~~~もぅ!




 とゆーワケで。


 この「癖」によって去っていった3本の魚達について、熱く語るとしましょうかね。


 読んでくださった方々に、悔しさが伝わるといいな。




 では、まいります。




 まずは一本目。




 ベイトフィネスでプチッ!




 タックルは、エアエッジ681MLB+REVO LTX。糸はフロロ8ポンド。ルアーはネコストレート5インチ。色はスカッパノン。リグはネコリグ


 場所はゴムの場所下流の消波ブロック帯。


 参考までにコレ、10話に出てきたバラシね。




 着いてすぐ、ノーシンカー投げ倒すんだけど、これじゃない感が漂う。


 で、思いついたのがネコリグ。




 このリグ、ちょい前までかなりいい思いしていたんだけど、今では釣果が出なくて廃れ気味(自分の中でね)なのよね。最後に釣ってから、既に3年ぐらい経つんじゃなかろうか。


 注)厳密には12話などで結果出しているけど、全てヘビーネコ。普通ネコリグといったらフィネスのコトなので、一緒にするべきじゃないと思い、あえてカウントしなかった。


 ここまで釣れなくなっちまったのは、自分を含め使う人間が多過ぎたため、見破られたからじゃないかと思う。


 一方で、こんだけ釣れない期間が続くと、もうみんなやらなくなったのでは?とゆー考えも浮かんでくるワケで。で、それがホントならば、MAXだった警戒心もかなり薄れ、食ってくれる可能性だってある。




 気になったのなら実行するしかないじゃない。


 すぐに、オフセットフックからウィードレスマスバリへとチェンジ。


 ネコストレート5インチをワッキーチューブ(材質はシリコンゴムとか熱収縮性の樹脂とか。メーカーにより名前が違う。直にハリを刺すと、リグの特性上ワームが切れやすくなり、無くす確率上がりまくる。それを予防するためのアイテム)に通し、タングステンネイルシンカー1.3gを装着すると準備完了。




 久々に投げるネコは、なんかミョーに新鮮な感じ。


 ヒョウ…と独特な風切音を発し飛んでゆく。




 リグをチェンジして頑張ることしばし。


 泥底から、消波ブロックへと変化する辺り。


 サオを少し立て気味にし、ブロックの表面をついばむ小魚を演出していると。




 コツン!




 待望のアタリ。


 久々過ぎて、なんだか嬉しくなってしまう。


 操作を止めるとすぐに、




 グッグッグ…




 重々しくサオ先が絞り込まれた。


 後へ仰け反るようにアワセを入れると結構な重量感。




 おっしゃ!のった!!




 一気に突っ走る。


 サオを立て、弾力を利用して耐える。


 最初の突っ込みはどうにかやり過ごせた。


 が、思うようにリールを…巻けない。




 ウソ…でったんデケー!サオ、完全に伸されちまっているじゃないの。




 さらに走りだし、




 ガリッガリッ…!




 とってもヤな感触が、サオに伝わってくる。




 ヤベッ! 消波ブロックに糸、当たりよぉやん!




 ピンチを理解すると同時に、




 プチッ!




 消えた生命感。




 マジで~?




 アタマん中真っ白。


 しばし呆然と立ち尽くした後、我に返ると、




 …は~~~~~。




 しゃがみ込んで特大のため息。


 身体が震えている。


 頭の中で、




 コツッと来て、アワセて、必死こいてリール巻いて、ゴリッとして、プチッ!




 バラすまでのシーンが鮮明に再生されている。しかも何回も何回も。




 あ゛~!デカかったぁ~…。


 もう一つ太い糸巻いとけばよかった。


 っちゆーか、普通のベイトにしとけばよかった。




 後悔しかない。


 すぐには立ち直れそうにない。




 ネコが効くのはわかったから、結び直して再度やってみればよいのだろうけど、このバラシで心がボキボキに折れた。


 繊細な操作やれるような気分じゃない。




 さ~て、どーしたもんかな…何引くかな~…。




 そして僕は途方に暮れるby大沢誉志幸


 途方に暮れた末、思いついたのが巻き。




 我武者羅にプラグ巻き倒して、今のバラシをなかったことにしたい。




 そんな気持ちでやり始めたんだけど、なんとこれが!


 大成功。


 結構デカいの釣れたから、なんとかもち直したとゆーね。




 釣れてくれたのはホントに嬉しい。


 でも、それはそれ。




 あ~あ、どげな魚か見たかったよな~。そして、ハリ、口に掛かったまんまよね?ゴメンね、魚…。




 これに懲りて、REVOは10ポンドフロロに巻き換えましたとさ。






 続いて二本目。




 フィネスでプチッ!




 タックルは、レサト1621FF+スピンキャスト80。糸はナイロン6ポンド。ルアーは4インチグラブ。色は赤。リグはノーシンカー。




 レサトってかなり昔のサオだから、カタログより抜粋のカッキー説明や詳細は無しの方向で。見っけきらん(=×。見っけるの面倒っちぃ=○)のよ。


 当時のシマノのバスロッドの中じゃ、かなりの上位機種だったはず。たしか、スコーピオンシャウラが最上位機種で、そのすぐ下とかじゃなかったかな?違ってたらすんまっしぇん。




 悔しい思いをした次の週末。


 昼飯食ってちょびっと休憩した後、タックル(このときの他のタックル、何使ったか忘れた…ん~いー加減)積みこんで前回と同じ場所へGO!




 対岸にもこちら岸にも釣り人がいて、いかにもなプレッシャーの中、釣り開始。


 最初に選んだのは、クローズドフェイス。


 このタックルは、あんまし軽いルアー使うと、糸にテンションが掛からなくて激しくヨレる。ライントラブルの原因になるから、ちょい重目のルアー。といった理由で選んだのが、ゲーリーヤマモトの超名作、4インチグラブ。色は赤で、リグはノーシンカー。


 狙うのは上流方向。岸と平行に入った消波ブロックの上っ面。




 カチン!




 クラッチを切ってバックスイング。


 そして、振り切ると




 キュフィ――――――ン…ポチャ。




 いー感じでぶっ飛んだ。


 抜けたような感覚がでったん気持ちいー!




 気持ちよさに浸りつつ、しばらく頑張っていると、モヤッと重くなる。




 ん?ゴミでも拾ったかな?




 最初はホントそんな感じだった。が、さらに巻くと、寄ってくるはずの軌道から逸れてきだす。


 そして、それは生命感に変わった!




 はぁ?食っちょったん?




 予想外の展開。


 しかも強い!


 必死こいてリール巻くけど、あまりの強さにドラグ滑りっぱなし。


 急いでフルロックしたけど、それでも止まらない。


 このまま巻き続けるしかなさそう。


 一向に寄ってくる気配のない魚にある種の恐怖を覚える。


 そして、




 えーくそ!こんなことになるんなら、ベイトにしとけばよかった。




 前回と全く同じ後悔。


 あざ笑うかの如くエラ洗い。


 姿が見えた。




 なんかこれ!でったんデカいやんか!




 で…案の定ブロックの隙間へと潜られる。


 ガリッガリッ…と、ヤな感触が伝わってくる。




 これ、取れんっちゃないと?




 思った瞬間、




 プチッ!




 もぉ~~~~っ!先週に引き続き、何なん?




 マジ、立ち直れません。






 悲しみはまだまだ続く。


 さらに、三本目。




 プラグでポロッ!




 タックルは、ブレイゾン661MB+T3 1016 SH TW。糸はナイロン14ポンド。ルアーはフラッシュミノー80SP。色はワカサギ。


 場所は、近所の水門の流れ込み(「巻き」でもちょいちょい出てくる)。


 ちょっと前、トップで頑張ったけど異状無し(17話参照)だったので、悔しかったから再挑戦。まあまあ本気なので巻きメインだけど、ワームも数種類持ってきておりまする。




 一投目。


 落ち込みに、3インチファットヤマセンコーのノーシンカーをブチ込むけど異常無し。


 万遍なく探ってはみるものの、何をしても無反応。




 ここにはいない。それならば!




 本流狙いにシフトする。


 この前トップでは無反応だったから、今回は少し潜るヤツ。


 選んだのはラッキークラフトのフラッシュミノー80SP。


 ただ巻きすればヨロヨロと弱った小魚を演出し、トゥイッチを入れると結構な幅でダートする。かなり泳ぎ上手なプラグなんよね。だから実績もあって、割と出番が多かったりする。




 セットし、本流での一投目。




 5.3gしかないのに&逆風なのに、なかなか飛ぶじゃないのよ!




 これがTWSの効果なんかな?と、勝手に想像しながらちょっと感動。




 それから投げまくることしばし。


 トップでの実績が高い杭エリアにぶち込んで、巻いた瞬間、




 ゴッ!




 ハンドルが止まるほどの衝撃。




 ん?根掛かり?




 とは思いつつも、反射的にアワセていた。


 重さが乗っており、巻くと寄ってくる。




 とゆーことは魚?




 直後、




 バシャバシャッ!




 ド派手なエラ洗い。




 やっぱ魚やったんかい!




 特別大きいとは言えない(とはいえ30cmくらいありそう)けど、簡単には出ない貴重な巻きフィッシュ。


 組み替えて最初の魚が巻きとか嬉し過ぎる!


 とか、喜びに浸りつつ、ファイトを楽しむ。


 流れのせいなのか、大きさの割によく引く。


 サオとリールの相性がいいらしく、やり取りがすごく気持ちいい。


 まだまだ距離がある。




 早く顔が見たい。手に取って愛でたい。




 なんてこと考えていたら、水面付近で反転。


 その瞬間、なんと!




 ポロッ…




 生命感が無くなった!




 うっそ~ん…マジで?




 いくら不意打ちなヒットだったからとはいえ、アワセは中途半端じゃなかったはず。




 なら、なんでバレた?




 落ち込みつつルアーを回収。手に取って見てみると…




 ゑ~っ!




 思わず「わ行」の「え」になってしまうほどの驚き。


 フロントフックの一本が伸びやがっていらっしゃる。




 こんなん、注意しようないやんか。焼きが良くなかったんか?




 そして溜息。


 巻きフィッシュのバラしは精神的なダメージ大。


 その哀しさは撃ち以上なのよ。




 流石にこのあと巻きで釣れる気がしなかったから、ワームにチェンジして頑張る。が、全く異常無し。


 撤収することになりましたとさ。






 とまぁ、こんな感じ。


 あんまし得意じゃない釣り方でやらかしているところをみると、バラすべくしてバラした、とゆーコトなんでしょーな。




 いかがでしたでしょーか?


 悔しさ、伝わりました?

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