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Prologue(プロローグ)

初小説作品なので、かなり試行錯誤しました。まだ修正したい箇所たくさんありますが;;

最後まで読んで頂けると嬉しいです!


───ラグナロクと呼ばれる世界終末の日から約二千年後。


 死者の国ナーストレンドでは、ニズホッグとフェンリルの末裔との対立が続いていた。


 事の発端は、死者を運ぶ使命を持つ大蛇ニズホッグが、残酷に死者を切り裂く狼と、ひとくくりに[嘲笑ちょうしょうする虐殺者]と呼ばれたことにあるという。

 フェンリルの末裔は魔の狼たちを集め、[狼一族]として、日に日に多くの世界を侵略しつつあった。



 ある時、世界樹で繋がれた九つの世界の一番上にあるアースガルズに、一人の子供が産まれた。

[ゴデ・オ・オンデ(善と悪)]と呼ばれる宝石を口にした母親から産まれたその子は、生まれながらに黒い翼と特殊な能力を持っていた。そして突然変異と言われ、恐れられた。

 その子の祖父は司法神フォルセティ。宝石の真実を知る唯一の者だった。


『負のものが口にする時世界は滅び、真のものが口にする時は世界は統一される』

 それが、ニズホッグの血でできた[ゴデ・オ・オンデ]の隠された真実だった。


 だがそんなフォルセティも、アース神族よりニズホッグに近い能力を持つその子を恐れ、隔離した。そして、密かに[対狼一族専属特殊兵器]として育て、戦闘時のみその子を解放し、殺戮さつりくに向かわせていた。


 その対狼一族専属特殊兵器の名は、『ミシェル・ニズ・フォルスト』

 彼の特異稀なる能力は、ニズホッグそのものと言われたが、アース神族にもまだ未知であった。


 それから百年後……彼は、ある特別任務をフォルセティから言い渡される。




 彼は待っていた。『消滅』の時を────


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