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第22章 園児5人vs副園長先生の夜の戦い

正斗は通が拷問を受けていることを見ていられなかった。正斗がポケットを探ると、大きめのスーパーボールが入っていた。このボールを投げようと正斗は考えた。その時、副園長先生は指示した。


「正斗たちを解放してあげなさい。」


するとつかんでいる先生の手が緩んだ。そして副園長先生は職員室に向かって歩き出した。正斗は、そのすきを狙って副園長先生に大きめのスーパーボールを投げた。そのボールは狙い通り手に当たり、ナーフ銃が床に転がった。正斗は走った。正斗の副園長先生に対する恨みが募った。正斗はすばやくナーフ銃を手に取り、床に落ちている玉を素早くセットした。そして発射した。しかし体に命中したが、副園長先生は少しもひるんでいなかった。その表情から、命の危険を感じた。今の時間、放送室に入ってきた先生しか幼稚園にいなかった。


「ふざけんな正斗! 私にケンカを売っていますか!?」


そして、副園長先生の恐々しい手が正斗を襲った。そしてつまみあげられた。副園長先生はナーフ銃を手に取り、銃口を額に近づけて引き金を引いた。気の遠くなるような痛みが体中を走った。そして、床にほうり投げられた。気の遠くなるような痛みに気絶しそうになってしまった。

 我に返ると、副園長先生はほかの園児を拷問していた。正斗はそれを見て怒りがまし、近くの教室に入った。そして椅子を軽々と持ち上げた。それを副園長先生に投げた。


「痛! おい! 今やったのは正斗か? ふざけるな! この私、副園長先生にその生意気な態度は!」


副園長先生はそのまま椅子を投げた。それを素早くよけた。正斗はさらに怒りがまし、机を投げた。しかし、あまり飛ばず、滑る形になってしまった。副園長先生はその机に脚をとられ、うつぶせになった。その頭の上に通たちが椅子を投げた。少しうめき声を出したが、園児にはかなわなかったようだ。たちまち副園長先生は起き上がり、椅子を振り回した。義博は、それに当たって床に打ち付けられた。椅子が当たったところからは血が出ておりむごい状態になっていた。


「おまえ! それでも副園長か? そんな暴力ふるって認められるか?」


「ふざけるな~~~~~~~!!!」


副園長先生はドアを外してこっちに向かって倒してきた。


「痛い――――。」


園児の叫びが響いた。


はっ、と目を覚ますとそこは病院だった。


「副園長先生は?」


正斗は反射的に聞いた。病院の先生は首を横に振った。その様子だと、どこかに行ってしまったらしい。


「ほかのみんなは? 義博君、修君、通君、鉄太郎君は?」


病院の先生は言った。


「義博君はまだ意識を失っているよ。」


病院の先生は向かいのベットを指さした。そこにはまるで死んだのかのように義博が横たわっていた。頭には包帯を巻いている。


「修君も、まだ意識を失っているよ。」


隣のベットには修が横たわっていた。


「通君、鉄太郎君は自力でドアを抜け出して助けを呼んだよ。それにしてもあのドアは50kg以上ある木のドアだからな、意識を失っても無理もないよ。かたい部分が頭に当たって。」


正斗は悔しさが募っていた。園児に暴行を加える先生をやっつけられなかったことがとても残念だった。いつか(かたき)を討とうと心から誓った。

第23章へ続く。

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