あたい!
あたい・M子は、いつものカラオケ店にいる!
会社の先輩と二人・・・・・
先輩と言ってもふたまわり、年上だ?
夕方の、早い時間帯は客も少ない・・・・、
フロア—には、ふたりだけだ・
他の客にすれ違わない!
そんなある日、
「貴方の、ことが好きになりました!」
酔いもあって思わず、いってしまった。
先輩とは、俗にいう不倫?
でも、自分にそんな感触はない?
たわいもない、毎日にちょっと退屈いていた。
毎日、五時に会社を出てもはっりいって暇だ!
何回か、恋愛もしたけどながく続かない?
多分、自分にはなんかキラッと光るものがない
回りには、可愛い子は沢山いる・・・・・
いつも、競り負けてしまう?
一時の二人のカラオケは、心を和ませた!
一人でいるよりずっといい、、、
二年が、立った。
やはり、先の見えない恋は侘しい!
まだやり直せる!
ある日、もう会えません・・・・・・
メ—ルを、送る!
今度はちゃんと恋をしょう!
不倫かどうか解らない、
それでも、なんにもないよりも楽しかった!
でも、両親に、胸を張って話せないことは、
やっちっやいけない!
なんにもしなかったより良かったって思う。
当時は、そう思ってた。
それから、時が立ってあたいも、
三十路になっていた・・・・・・
気が付けば、
妹は結婚して、こどもがいる!
会社の同期は、ほとんど私より順調そうだ。
自分は仕事も、恋愛も中途半端・・・・・
何度か、それから異性とつき合いをしたけど
最初は、いい感じでも会う回数が減ってくる
要は、男を引き留める魅力がない?
どんなに忙がしくても、
都内にいて忙しくて当分会えない・ってない?
その気がないなら、
自分から言い出せばいいのに・・・・・・
要は、ほっとけば、
相手から、別れてくれると思ってんだろう?
しゃくだったが、こっちから切り出して別れた・・・・!
「こんな感じ・・・何度めか?」
あたいは、
そんなに、優秀じゃ無かったけど、
ビリでは、無かったはずだ!
そんなに、ダメになったのか?
自信がない・・・・・!
気晴らしと、いっても一人歩く街はさみしい、
華やかな、ネオンさえうっとうしい・・・・
ふと、夢から覚めた!
過去の想いでが、巡っているうちに、
エレベーターごと、落ちてく夢・・・・・
夢すら、自分に冷たい!
あの頃に、もどれたら・・・先輩に会いたいね!
ちょと、思う。
自分で、別れを切り出しておいて無理だろう・・・・・・!
それでも、我慢出来なくて、
元気ですか?メ—ルを、うってしまった。
「こっちも元気だよ、」
頑張っても上手く行かないことは、沢山ある!
それでも、前へ!
相変わらずの、生真面目な返信が懐かしい!
先輩も、もう初老と言われる年か・・・・・
いつか、自分も結婚とか、子供を諦めて生きてく、そんな日が来るのかもしれない?
無論ないように、頑張ってみる!
もし、ダメだったら
また、カラオケに連れてってくれるかな?
そんときまで、貴方を忘れて生きよう!
総武線のターミナル駅の南口!
歩道橋から、あの頃いったカラオケの青いネオンに背を向けて地下鉄の改札口へ急いだ!
二十代、あんまり良いことはなかったけど、
何にも、無かった訳じゃない!
ちょっぴり、運が無かっただけだ。
いつかチャンスは 巡って来るのかもしれない?
と、思いながら・・・・・・ 。
あたいは、少し上を向いた。
ツリーは、あの頃はそんなに高くなかったけ?
流れる(涙)を拭かなかった。
もう、あたいは・・・・・・
いいかけた言葉を飲み込んだ。