第四十四話~ゲート~
大変、お待たせしました。
前話あらすじ
「混沌の落とし児」の持つ≪混沌≫の力を奪取した。
エルダードラゴンロードの巣穴近くで、ちょっとしたラブコメをしていた?
第四十四話~ゲート~
未知の術の話を聞き、ある意味で暴走したアローナの態度など全く気にした風もなくクレア爺さんは説明を終えた。 それから間もなく、クレアすると爺さん、場所を移動すると言う。 どこに行くのかと尋ねれば、本体であるエルダードラゴンの元らしい。 何か用でもあるのだろうかと、首を傾げながら着いて行った。
間もなく、本体であるエルダードラゴンが見えてくる。 何度見ても威風堂々としており、原因を取り込んだ俺が言うのも何だがとても体が衰弱している様には見えなかった。 俺たちを引き連れてたクレア爺さんはそこで待て指示すると、そのまま本体へと近づく。 それから、今まで生きてきた間に溜め込んだ自身が持つ財宝の山に分け入って行った。
待てと言われた以上、待つしかない。 とは言え、ただ待っているのは物凄く手持ち無沙汰なのだ。 仕方なく俺は、目の目のエルダードラゴンに尋ねた。
そもそもからしてクレア爺さんは、このエルダードラゴンロードの分身と言うか分け身と言うかそんな存在である。 ならば爺さんの行動は、そのままエルダードラゴンロードの行動そのままなのだ。
「で、一体全体俺たちは何時まで待てばいいと?」
「いいから待っておれ。 今、探しておるのだ」
「探す? 何を?」
「何れ分かる」
そう言うと、クレア爺さんの本体であるエルダードラゴンロードは目を瞑り体を横たわらせる。 そして、静かにそして深い呼吸をしだす。 その姿は、眠りに入っていくようにも見えた。
やはり、混沌を抑え込んだ代償である衰弱が激しいのだろう。 もしそうであるなら、話をさせるのも悪い。 それに一応、クレア爺さんの行動の理由は分かった訳だから、敢えて話す必要はないと言うのもある。 此処は、おとなしく待つ事にした。
どのみち、どれくらい時間が掛かるのかわからない。 何せ相手は、エルダードラゴンロードなのだ。 もしかしたら、間もなく現れるかもしれない。 ただクレア爺さんが分け入った財宝は、凄まじいまでの量がある。 この中から、目的のものを探し出すのは簡単にできるのかと言う不安もあった。
「なぁ、ミリア。 クレア爺さんは探しものらしいが、そう簡単に見つかるのか?」
「どうなのかしら。 何を探しているかは分からないけど、この量だしね」
「だろう? その辺りはどうなってのか」
何せ文字通り、財宝の山なのだ。
よくおとぎ話の中にる、金銀財宝ざっくざくが目の前に、いやそれ以上の量が現実として「でん」と存在している。 これだけあると、逆に夢か幻じゃないのか思えてきてしまうぐらいだ。 ただこれには、エルダードラゴンロードを目の当たりにしていると言うのもあるのかとも思える。 前述した通り、エルダードラゴンロードなどまさに伝説の存在なのだ。
森で武の師であり育ての親でもある爺ちゃんと暮らしていた俺でさえ、名前だけなら聞いたことがあるくらいである。 最も、おとぎ話と殆ど同列の存在だった訳なんだが。
「さぁ。 もしかしたら、すぐに見つけられるものかも知れないわ」
「あ、そうか。 そんな可能性もあるのか」
「他にも、物探しの術なんてのがあるのかもしれないわね」
「そんな術、あるのか?」
「それこそ、私も専門外よ。 アローナに聞けば、教えてくれるかも知れないわね。 きっと、懇切丁寧に教えてくれるんじゃないかしら」
つい少し前まで、クレア爺さんに対して探索だが探知だかの術について、アローナは興味津々の雰囲気丸出しだった。 逆に言うとそれは、知識が多いと言う事でもある。 その様な相手に得意とする分野で下手に尋ねると、中には相手の知識など全く頓着しないで説明してくる者がいると聞いた事があった。
ただ、アローナがそんなタイプだとは思えない。 少なくともダンジョンの説明や、魔具の説明の時にはそんな様子はなかった。 しかし、術については尋ねた事がない。 もしかしたら、術に関してだけそんな面倒くさいタイプなのか知れない。 もしそうなら、勘弁してもらいたいと言うのが本音だった。
「……やめとく。 こういう場合、虎の尾だっけ? 何でもいいけど、そんなの踏みたくないな」
「そう? では、待つしかないわね。 それに、ある意味では此処以上に安全な場所なんてそうはないと思うから、待つ事には問題ないものね」
此処は、ドラゴンの巣穴である。 それだけでも十分危険だと言うのに、この巣穴の持ち主はエルダードラゴンロードなのだ。 そんな場所に突っ込んでくるなど、よほどの勇者か馬鹿ぐらいなものだろう。 まぁ、神々など一線を画すような存在なら別だろうが、そんな存在先ず会う事などない……筈なんだよな。
俺たちは何故か会ってるけど。 それも、悪魔と呼ばれる存在となった元魔神にだ。
ま、まぁ。 何であれ、ミリアの言った通り危険はない筈である。 今一つ、自信ないのだけれど。
「うん。 そうだな。 その筈だよな」
「えっと、その言い方はやめて。 私も、自信がなくなってくるから」
「あ、ああ。 分かった」
ミリアの言葉にそう答えたが、やはり彼女も同じだったのかとある意味で安心してしまう。 安心するような類の物ではないのだが、それでも同じ思いを持っている物がいれば例え気休めでも気持ちは和らぐものだと改めて実感してしまった。
それはそれとして、今は待つ以外に手はない。 暇つぶしに体を動かすなどしてもいいのだが、直ぐ近くでエルダードラゴンロードが眠っているかどうかは分からないが目を瞑っている。 例え眠っていなかったとしても、体を休めているのは間違いないだろう。 その近くで、無視して体を動かすなどして騒ぐなど流石にできなかった。
それに何より、伝説とまで謡われた存在であるこのドラゴンが、それだけの疲労と言うか衰弱をするまでに混沌の力は彼の存在を蝕でいたのである。 自分が望んで取り込んだ力だが、改めて慎重にそして万全に扱わねばと思う。 味方であるエルダードラゴンロード然りだが、何よりこの≪混沌の力≫を目の当たりにしてでさえ仲間だと言ってくれたミリアやウォルス、アローナやディアナの為にも暴走させるなど以ての外なのだ。 であるからこそ、≪混沌の力≫を自分の物としなければならない。
幸いなのかどうかは分からないが、俺は「混沌の落とし児」の残滓として生を受けている。 つまり相性と言う意味においては、≪混沌≫そのものであるあのお方やあのお方が生み出した存在、他に存在する筈の「混沌の落とし児」と同様に抜群と言っていい。 となれば問題なのは、≪混沌の力≫を操る自身が全てなのだ。
「よいしょっと」
「どうしたの? 急に座り込んで」
「エルダードラゴンが眠っているのかまでは分からないが、休んでいるのは間違いないと思う。 なのに近くで騒ぐと言うのも、あれだ。 だから静かに、鍛錬するさ。 自分の精神を、そして心を」
ミリアにそう答えると、目を閉じて瞑想をする。 精神を集中し、そして研ぎ澄ませて己の心と向き合う。 ひたすらにじっと、それこそクレア爺さんが戻るまでただただ続ける。 それこそ、時間など気にせずにだ。
それからどれだけの時間が経ったのか、正直分からない。 数分かも知れないし、数時間かも知れない。 おのれを高める為、≪混沌の力≫を無駄なく扱う為にと瞑想に耽っていたのだが、その時、気配と言うか何かを感じる。 そしてそれが、クレア爺さんの気配だと分かった時、閉じていた眼を開き視線をそちらに向けた。
するとそこには、手に幾つかの物を持っているクレア爺さんの姿が映る。 どうやら、探し物が見つかったらしい。 座禅を組み続けていた瞑想を辞めて、ゆっくりと立ち上がる。 そんな仕草を見たからか、ミリアたちも気付いたらしい。 彼女たちも、クレア爺さんへ目を向けていた。
「ふぅ。 漸く見つかったわい」
「クレア爺さん、それは?」
「お主しらにくれてやるものだ」
そう言うと、手にしてい物を地面へと下した。
クレア爺さんが持ってきたもの、有り体に言えば武器防具となる。 剣や鎧などが、少し乱雑に置かれていた。 しかもよく見れば、普通の武器防具とは明らかに雰囲気が違う。 姿形は勿論だが、くすみや古ぼけた様子がなく、まるで新品同様なのだ。
大切に家の中で手入れをして保管されていたと言うならまだ分かるが、その様な状況下に置かれていたものじゃない。 それであるにも拘らずこの奇麗な姿を保っていると言う事は、通常の物とは一線を画す武器防具なのは明白だった。 となれば考え付くのが、いわゆる魔力の籠った品々であるだろう。 ミスリルなどの特殊な材質によって作られたのか、後天的に魔力が付与されたものなのか、そのどちらかであると言う事だ。
はっきりり言えば、クレア爺さんが持ってきたこれらの物をもし全て売ったら一生働かずに過ごす事もできるだろう。 それぐらいの代物を、無造作に地面に置いていたのだ。 それからクレア爺さんは、持ってきたこれらの物をミリアたちに渡していく。 その仕草はとても気軽であり、まるで大したものではないと言う雰囲気であった。
あまりの気軽さに、受け取るミリアたちの方が気後れしているぐらいである。 だがクレア爺さんはそんな事を待ったく頓着しない風に、それらの物品を渡していた。
ミリアには、剣と鎧が渡されている。 鎧は皮鎧の様だが、素材がよく分からない。 聞くと、飛竜の被膜から作られたものだそうだ。 そして剣だが、刀身がミスリルて作られたレイピアである。 普通、まず手に入らない代物だった。
次にウォルスだが、剣と鎧と盾となる。 剣はバスタードソードであり、ウォルスが普段使いしている剣と同じである。 しかしその材質が、とんでもない。 何と、アダマンタイト製なのだ。 アダマンタイトはとても硬い物質であると同時に、魔力を帯びた物質でもある。 硬さは兎も角、性質としてはミスリルと同じなのだ。 ただ何と言っていいか、魔力の通りとしてはミスリルの方が上とされている。 つまり硬いのがアダマンタイトで、魔力を通し易いのがミスリルだと言う事だ。
そして、鎧と盾も同じ材質らしい。 希少さとしては、ミスリル以上の存在とされているらしいアダマンタイトでできた一式であり、これもどれだけの価値が在るのか想像もできなかった。
そしてアローナに渡されたものだが、それはローブだった。 これに関しては、ディアナも同じローブを渡されている。 だがアローナへ渡されたものは、いわゆる魔術師がよく身に着けているものである。 一方でディアナの方はと言うと、アローナの物より神官がよく身につけるものに近い風に感じられる。 多分、クレア爺さんが二人の職業に合わせたのだろうと思えた。
何より物としてもいい物らしく、いわゆる服であるのに下手な鎧すら凌駕する防御力があったりするらしい。
更に他にもあり、アローナには杖が渡されている。 千年樹と言うとても長く生きる木より作り出されている杖らしく、硬さもかなりの物でしかも貴重な物らしい。 色々と効果があるそうだが、あまりにも専門的過ぎて理解できなかった。
ただ分かった事は、魔術を行うにはとてもいい物らしいと言う事だけである。 アローナが小躍りするぐらいに喜んでいるのだから、相当な物なのだろうと言う事は何となく理解できた。
そしてディアナだが、ローブの他にメイスが渡されている。 これもミスリル製であり、しかも柄にはディアナが仕える神を表す意匠が施されている。 つまり、このメイス自身が武器であり同時に祭器でもあるらしい。 また、とんでもない物が渡されたものだと思ってしまった。
「さて、残るはエムシンだが、お前にはこれをやろう」
「これは、小手と武道着?」
クレア爺さんより渡されたのは、金属製の小手と武道着だった。
武道着は、武闘を行う者がよく着る服の総称だ。 形状は色々あるが、材質に関しては基本服と同じである。 だが、とても強く作られている。 当然だが金属製の鎧などには到底及ばないが、服を着るよりはるかにましという物だった。
利点としては軽い事と、動きを全く阻害しないという点である。 だから別に不満はなかったのだが、手にしたと奇妙な違和感を覚えた。 自分が慣れ親しんだ武道着とは、明らかに違いがある。 手触りもさる事だが、何より雰囲気が違っていた。 不思議に思いつつクレア爺さんを見ると、謎解きをしてくれた。 この武道着だが、金属を糸のように細くして編み込んでいるらしい。 しかもその金属糸の材質は、ヒヒイロカネだと言うのだ。
だが、俺は全くそんな材質に心当たりがなかったので首を傾げたが、直ぐ近くで驚きの声が二つ上がる。 その声の持ち主だが、それはミリアとアローナだった。 何でそんなに驚いているのかと疑問に思いつつ、視線を向ける。 すると視線から意味でも汲んだのか、アローナが説明してくれた。
彼女曰く、ヒヒイロカネとは神の鉱石とも呼ばれる事もあるオリハルコンと双璧をなす鉱石からできるものらしい。 しかも、この東の大陸の更に東の海上にある島からしか見つかっていないある意味でオリハルコンより伝説に近い材料なのだそうだ。 当然だが、殆ど知られる事のない存在で俺が知らなかっとしても不思議でないとの事だった。
そして小手だが、これもヒヒイロカネ製らしい。 しかも全てがヒヒイロカネでできており、価値としては断トツだとミリアからも教えられた。
「その小手と武道着だがな、ガライアの形見となる」
「……え? 爺ちゃんの形見?」
「そうだ。 ガライアが嘗て旅をている頃、偶然手に入れた物だそうだ。 しかし、エムシンを拾い旅を辞めた際、私に預けた物でもある。 勿論、代わりの物は与えたがな」
「そう、何だ……でも、大丈夫かな。 俺と爺ちゃんじゃ、ガタイが違うし」
「それは、問題ない。 身に付ければ、直ぐに分かる」
何せ爺ちゃんより、俺は体は大きいのだ。 だからこそ信じられなかったのだが、クレア爺さんが言うのだから何かあるのだろうと、半信半疑のまま先ず武道着を身に纏う。 すると武道着は、俺の体にぴったりフィットした。 先ほどまで、間違いなく小さかったのにである。 何とも不思議なものだと、呆れるとも感心するともつかない態度となってしまった。
ならば小手も同じなのかと思い身に着けると、想像通りぴったりとした大きさになる。 まるで、俺の体に合わせて調整されたかの様なフィット感であり、先程の武道着と同じく何とも言えない感覚を味わっていた。
「どうだ。 問題なかろう」
「えー、あ、うん」
「ガライアも喜んでるだろう。 エムシンが次の所有者となった事に」
「そ、そうかな」
「そうだ。 さて、これでいい。 後はブロルトの所在だが、これを使うとしよう」
そう言って取り出したのは、先程も見せたダンジョンの最下層で戦ったローブの男が持っていた悪魔ブロルトの炎の剣だった。 それはブロルトがまだ魔神と呼ばれたころに作られた武器であり、当然だがブロルトの力が込められている。 ただ不思議な事に、今は対峙した時に感じた力はあまり感じなくなっていた。
不思議に思ってクレア爺さん訪ねると、封印を施してあるらしい。 だがそれでも、剣が宿す力を全て封じる事はできないらしい。 エルダードラゴンロードの封印すら完全に効かないとは、流石は嘗て神の名を冠しただけはあると場違いながらも感心してしまった。
それはそれとして、それ以上気になる事もある。 それは、渡された装備だ。 俺が渡されたのは亡き爺ちゃんの形見だというのだからまだいいのかも知れないが、他の装備に至っては完全にクレア爺さんの所有物だろう。 流石の品揃えで、どれをとっても一流品である。 渡された装備一つだけでもとんでもないと思えるものであり、しかもそれが一式でしかも人数分である。 このまま流していいとも、思えなかった。
「では、術を掛けるぞ」
「ちょ、ちょっと待ってって。 クレア爺さん」
「ん? 何だエムシン」
「その、さ。 渡された装備だけど、使ってもいいのか?」
「使わんでどうする。 これからブロルトと、一戦交えるのだろう?」
「そのつもりだよ。 だけど、なぁ」
何となくミリアたちにも話題を振るが、やはり皆もいささか戸惑いの様なものがあると見え頷いている。 どうやら俺だけの思いじゃないのだと確認できた事に、不思議と安心感を覚えてしまった。
「ふむ。 いいのだ。 術は兎も角、わしはそなたらの戦いにこれ以上力は貸せぬ。 それだけの余力もないし、たとえ同行しても足手まといになりかねんのだ」
「それほどまでに衰弱が激しいのか」
「ま、見ての通りだ」
そう言ってクレア爺さんが視線を向けた先には、本体であるエルダードラゴンロードの姿がある。 一見すると寝ているようにも見えたその姿だが、どうやらあまり動きが取れないらしい。 事実、視線は向けてきているが、とても億劫そうにも見えた。
「だから、せめて装備だけでもと言う事ですか?」
「そうだ。 ハイエルフの娘よ。 だから、気にするでない。 わしから贈れる、餞別と思えばよい」
ずいぶんと高い餞別だが、ありがたいのには間違いない。 それに何より、例えこの装備であったとしても十分と言えるのか分からないと言うのだから始末が悪い。 何をどう言いつくろうと、相手が相手なのだからそれも仕方がないのだろう。 俺たちはある意味で、神殺しを行おうとしているのだから。
「分かったよ、クレア爺さん。 餞別、確かにいただいた」
「うむ。 では、術を行使する。 それと魔術師の嬢ちゃん、近くに来るのだ。 そして術を見て学べ」
「はいっ!」
場違いなくらいに嬉しそうに言うアローナに、毒気を抜かれた。
これから、嘗ては魔神と称された存在とやりあうなどとは思えなくなってしまう。 それは、いい意味で余計な力が抜けたとも言えるのだろう。 これを意図して行ったのなら尊敬できるかもしれないが、どう見てもアローナの動向から見れば天然なのは間違いなかった。
兄であるウォルスが溜息を付くのを見て、ミリアと共に苦笑を浮かべてしまう。 そんな中にあってもクレア爺さんは、確実に術を行使していたらしい。 それは、クレア爺さんの前に突然現れた何かによって証明される。 それはパッと見にはよく分からない代物で、黒い穴の様にも見えていた。
「ここに入れ。 抜けた先が、目的地よ」
「そ、そう」
「大丈夫だよ、みんな。 これは「ゲート」て言う術よ。 ただ、失われた術とも言われてたけど」
「あ、知っているのか」
「うん。 文献にはあるから。 最も、あたしが知る限り使いてはいない筈なんだけどね」
その辺りも、エルダードラゴンロードだからなのだろうか。
何であれ、問題ない術であり目的地へ行けるのならば問題ない。 少しつらそうにも見えるクレア爺さんに黙礼してから、そのゲートとやらに飛び込む。 後から続くミリアたちの気配を感じつつ、先に見える光の様なものに向けて全力で突き進んで行ったのだった。
お待たせしました。
えーっと、最終装備確認でした。
予定では、次話よりブロルドと対決です。
多分、きっと……
ご一読いただき、ありがとうございました。




