前へ目次 次へ 35/50 No.835.濁った魚の目玉 濁った魚の目玉 僕は息も出来ず 水が肺を満たし 思考が消える 腐りだしてはちぎれる 傷んだまま沈んでいく 濁った魚の目玉 僕は恋も知らず 黴が胸を侵し 意識が途絶える はがれだしては臭う 傷んだまま歪んでいく ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ にごった魚の目玉のように、濁った瞳になることは誰にでもあると思う。 それが良いのか悪いのかはわからないけど、それでも何かを足掻いてもがいて、そこから抜け出そうとするのが人間なのかもね。