No.801.snow love
朝起きたら七時半で 急いで着替えて
慌しく出勤 空模様が あやしい
でも時間ないから チャリで急ぐ
ぎりぎりについて いつもの列に並んだ
「おはようございます」って声かけられた
おもわず「おはようございます」って 気になるあの娘だよ
気の利いた会話でも できればいいのに
「遅刻ぎりぎりにきてるって言ってたよね」
そんな事言いたいわけじゃないのに
「間に合うかな」「大丈夫だと思いますよ」
その声を聞いてるだけでも 揺らいじゃう
君の内側に入っていって どう思ってるのか
まじで知りたい もう既に恋してるのかも
そう思うと なんだか もどかしい
ふみきれないまま でもこのひと時が心地よい
後二日で 違う部署にうつってしまうけど
この沸きあがる気持ちは本物だよ
snow love
今朝の事があるからなのか 集中できない
ここにあるつもりだけど 何所か違うみたい
この席からみえない 顔が浮かぶ
近くを通れば 話しかけたいと思う
でもなんて声をかければいいのかわからない
定時になるまで もう少しだけど 仕事がまるで手に付かない
気の利いた会話でも できればいいのに
今日は十八時あがりだけども 外はまさに銀世界
帰り際 すれ違ったけど何も言えない
雪に埋もれた自転車 こぎながら
吹雪いてる街をかけていく 耳に残っている
君の内側に入っていって どう思ってるのか
まじで知りたい もう既に恋してるのかも
そう思うと なんだか もどかしい
ふみきれないまま でもこのひと時が心地よい
後二日で 違う部署にうつってしまうけど
この沸きあがる気持ちは本物だよ
snow love