表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/24

蓮の美羽編 第二章 約束

時は流れ高校生になった二人、屋上の風が二人の髪を揺らす。

昼休みのざわめきは遠く、ここだけが静かな世界だった。

二人は並んで弁当を広げ、静かに昼食をとっていた。

「蓮は学校卒業したら、どうするの?」

美羽が問いかける。

蓮は箸を止め、少し照れくさそうに笑った。

「……バイト先のスーパーの店長がいい人でさ、人間ペットの子供の俺を偏見の目で見ないで、

普通に接してくれるんだ。だから進学はせずに、そこで働きたいって思ってる。」

美羽は頷き、柔らかく微笑んだ。

蓮はしばらく黙り込み、顔を赤らめながら口を開いた。

「……あのさ、美羽…学校卒業したら、ずっと隣にいてほしい。結婚しよう。」

美羽は驚いたように目を見開き、すぐに頬を染めて笑った。

「うん、いいよ。三人で頑張っていこう。」

「三人……って、まさか!」

蓮が思わず声を上げると、美羽はさらに顔を赤らめ、視線を逸らした。

「……赤ちゃんがいるの。蓮との子。」

蓮は言葉を失い、次の瞬間、美羽を強く抱き寄せた。

「……ありがとう。俺、絶対守るから。」

二人の間に芽生えた新しい命は、未来への希望そのものだった。

――人間ペットの子供として、これまで偏見の目にさらされ、

数えきれないほどの辛い日々を過ごしてきた。

それでも二人一緒なら、この先どんな困難も乗り越えていける


――この時の二人はそう信じていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ