その二、カッコイイ発音が出来ますように
これは好みの問題かもしれませんが。
なんか、歌う時に、「発音をカッコつけちゃう時」ってないですか?
カラオケだったら、元歌を歌っているボーカルさんの歌い方に寄せるのは分かるんですよ。
物真似も含めての、楽しむために歌うのがカラオケだと思うからです。
でも、おいどんは、「カッコつけて発音している自分の声」を録音して聞いてると、恥ずかしさでのたうち回りたくなります。
何? 何この気持ち悪い癖のついている、変な声は? って思ってしまう。ついでに、そう言うカッコつけた発音をしている時は、もれなく声量が足りていない。
ああ、おいどんの千五百円が、こんな声を録音するために使われたなんて! って思う事も、過去に多々ありました。
余談ですが、良心的な値段の貸しスタジオが、行動範囲内にあるって良いですね。
なんか、「声が低い方がカッコよくない?」と言う誤解をしていた時期があって、敢えて、沼のように低い地声に近い声で歌っていた頃もあったのですが、録音して聞いてみると、唯唯、ひたすらに、気持ち悪いだけでした。
で、その低い声で歌ってた時代に、ふざけて録音した「ちょっとだけ高い声」の声質を、ピッチ変更で少し高音に引っ張ったら、なんかイイ感じの声に成ったと言う経験もありまして。
これは、もしかしたら、高い声って、カッコイイのかもしれない。
と言う風に思考と嗜好が変わったんですね。
そんなわけで、現在は頑張って高音域を開発中です。だけど、練習が足りていないので、無理矢理高音キーを出すと、先も記述した通り、深みの無いスカスカの声になります。
どの辺りが「整った地声」にあたる音域なのかは、まだ試行錯誤中でございます。
後、注意すべきは口の動かし方。
短い音と長い音を、素早く切り替えながら歌わなければならない、小難しいメロディーを作ってしまったことがあり、人間がそれを正確に歌うとなると、難しいよ? って成っています。
発音する音が小刻みに出てくると、「素早く口を動かさなきゃならない」ので、口の開け方は閉じ気味になる事が多いです。声量は足りなくなり安いです。
すごく口開けてるのに、活舌が明瞭な歌手さんも居ますが、あれは喉と言う楽器が丈夫で、なおかつ、常日頃から鍛錬をしているので出来る芸当なのだと存じます。
おいどんも、活舌を頑張ろうか。カッコつけた発音ではなく、素でカッコイイ発音が出来ないと、歌と言う「発声器官を操る技術」は磨けないのでしょう。