その百七十八、ボーイソプラノは難しい
二千二十五年十一月十八日
先日録音してきた声が、映え無い。映えるように調音してみたら、丁度良くなったけど、納得いかない。
だって、リンのパートではちゃんと高くて「ええ声」が出ているので、レンのパートでその声を出せないのはおかしいだろうと思ってしまう。
先日、「声が高すぎてそれ以上高い声が出なかった」的な事を書いて居ましたが、耳を休ませてから録音ボイスを聞いてみたら、レンパートが「低い」「映え無い」「華が無い」って言う三重苦だったのです。
レンの声を、男の子の声だと思って甘く見ず、「ボーイソプラノを出すんや!」って思ったほうが良いのか。奴はソプラノなのか。そうか。
後、リンパートくらいの癖があったほうが、聞きやすい。もう、歌を歌うと言うより、役を演じ切れと言う風に割り切ったほうが良いのか。
十分に覚悟して歌いに行った曲より、時間が余ってやけっぱちで録音した歌のほうが「ええ声」が録れていて、世の無常を知ったのですよ。
何だよぅ。おいどんの努力は、活舌が良くて投げやりな発音のほうで「涙がきらり」するのかよぅ! って言う、とても悔しい思いがした。
もう、全部悪ロリ声で歌ったほうがええんか! だけど、それもそれで納得できなそうな気がするのです。
世知辛いよぅ。やっぱり、ええ声を取るまで三時間以上かかるんじゃないか。前二時間は声出しの時間だと思ったほうが良いんじゃないか。疲れてきて喉開きすぎくらいの方が丁度良いんじゃないか。
馬鹿にゃろう。馬鹿にゃろう。今日は飲んでやる。今十九時だけと、あったかい紅茶を飲んでやる。
カフェインでハイに成ってやる! うわぁあああああん。やるせないよぅ。
と、叫びたい気分です。叫んでもどうしようもない事は分かっているので、斜め上の虚空に向けて溜息を吐きます。
今日は雪が降るかもと言われる寒さなので、おうちの中でエアコン点けてても、床に足を置くと「凍れる息吹」が窓のカーテンの隙間から静々と浸食して来ます。
椅子の上で正座をしていても、両あんよが寒いっす。何で、赤ちゃん言葉で「歩く」事を、「あんよする」って言うんだろう。あんよって、足って意味ですよね? 足する?
でも、赤ちゃんと喋るにあたっては、「足」で、何かを「する」と言う言葉が繋がっていれば、「歩くのね」と通じるのか。
変な言葉だけど、赤ちゃん言葉としては間違って無いのか。
風邪引いてるわけじゃないのに、寒すぎて鼻水が出てきます。鼻紙代が。




