その十二、作ってみようよマジで1
割と投げやりな作詞作曲方法の一例
作曲には、レシピがあると言います。
王道コード進行と呼ばれる、古代から開発されてきた、「人間はこの音の並びを聞くと心地好くなる」と言う、レシピがあるのです。
そのレシピを守りながら作曲すると、大体上手に曲が作れます。
おいどんは音楽を専門的に学んできたわけではないので、実際にその王道コード進行を使った事がほとんどないです。それでも、それなりの曲は作れます。
でも、実際にコードの並べ方を提示されて、それに沿ってピアノ音源など音を鳴らしてみると、「綺麗な音だな」とは納得できます。
なので、コード進行は色んなサンプルを得て、どんどん活用したほうが良いです。
文字書きのセンスが光るのは、作詞に関してですが。
作詞が上手に出来るように成る事に関しては、まず、ノートやパソコン等の、何か文章を書く媒体に、作詩をいっぱい書いてみて下さい。
自分の主張したい事とか、自分の好きな言葉とか、使って見たい言い回しとか、どんどん書いてみて下さい。
自分の書いた文章を見返したり、思い浮かぶままに文字を書き続けた後。
もう何も書けない……と思った頃に、ようやく「作詞」の世界の扉が開けます。
もう、心の中の「こんなのを書いてみたい願望」は満足したね? じゃぁ、実践ですよ? と言う段階に上がれます。
ですが、次の段階は作詩ではなく、作詞なので、歌なんです。
言葉として発した時に綺麗に響くか、音符の並びと発音の間で、難しすぎる発声に成ったりしていないかを、気を付ける必要があります。
現代はボーカロイドと言う機械があるので、発音がどうなるか分からないようだったら、彼等を入手して発音してもらうと良いと思います。
ボカロが手に入らなかったら、楽譜の読みとれる、歌か楽器の上手い友達を見つけて下さい。
同じクラスにピアノを習っている子が居たら、その子と友達になる所から始めましょう。
作詞優先で、後からメロディーをつける場合、一定の律で歌詞の文字数を合わせると言う作業が必要です。
これは、日本のポップスが「同じメロディーを繰り返して心地好さを作る」と言う技術を使う事が多いので発生する作業です。
決まった文字数の中で詞を考える作業が難しいと感じたら、まず短歌か川柳を考えてみましょう。
ポップスの世界でよく使われる受けの良い言葉は、「あい」「こい」「すき」です。
長くなってしまったので、メロディー優先で歌詞を考える場合については、次の回に続きます。




