その十、野良仕事・準備
二千二十五年七月二十六日。
先日、体中から汗が絞り尽くされたので、浮腫みは治りました。
本当は、今日から現地の様子を見に行く予定でしたが、流石に昨日の疲れが残ってしまって、一日執筆をしながら休養する事にしました。
決行の日は、とにかく朝早く行動をし始めて、正午までには帰ってこられるようにします。
ペットボトルのドリンクを多めに買って、現地で飲みつくす予定。保冷剤も持って行きますが、どれだけ冷たさが持つかは分かりません。
今のキャンプ場って、お手洗いの設備があるのは当たり前な他に、テントの代わりに、電気の通っている小屋とかも提供してもらえるんですってね。
「自然な状態と言うのは不自由なものだ」と言う考え方が古いのかも。
家電が使える小屋を借りても、ちゃんとその人なりの自然は味わえるのでしょう。
ン十年前に、キャンプの時の米は鍋で炊くと聞いた事があったのですが、今はおうちの炊飯器を持って行けちゃうんだって。
おいどんは、キャンプ! ではなく、野良仕事に行くのです。
現地は数回、目にした事がありますが、すごく立派な雑草が生えているので、根っこもそれなりに頑丈だと存じています。
問題の無人の家の中は、ごみ屋敷状態らしいで、それも少しはマシにしておかなければならない。
当日の作業が昼までかかったらお昼抜きになるので、今日眠る前と、明日起きてから、大量に食物を摂取します。
後、早く起き過ぎないようにしよう。午前三時に起きちゃっても、四時まで眠ろう。
四時には起きて始発に乗らなければならないのです。日差しが出てくる前に何とかするために。
虫除けシートとか、吊り下げ式の虫コナーズを買ったから、たぶん大丈夫だと思うんですが、問題のごみ屋敷は、でっかい蚊がすごくいっぱい発生するらしいんですね。
しかも、壁の一部をずらした形跡があるのと、板壁を切り取って穴をあけた形跡があるので、家の中でも蚊が入ってくるんだそうで。
そんなわけで、蚊に対する守りを備えたのですが、どれだけ効果があるだろうか。
一番肝心なのは、剪定鋏の切れ味なんですが、「金属でも切れる/ご家庭のごみの分別に最適」と言う、二千二百円ちょっとする良い鋏を買って見ました。
でも、植物に関して最適な働きをするとなったら、ホームセンターとかで売っている、刃先の丈夫な、握り部分も強い鉄の塊みたいな剪定鋏のほうが良いんでしょうけど。
生憎、ホームセンターが身近に無いのです。




