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ベレリオルでは…

十万文字突破ッ!!!

よっしゃぁぁぁぁぁぁぁ!

ここまでお読みいただいた読者の皆様、本当にありがとうございます。全て皆様のおかげです。

これからもよろしくお願いいたします!

ブックマークや評価をしていただけると、今後の励みになりますので、よければよろしくお願いします。


これからも応援、よろしくお願いします!




 ベレリオル王国では、魔王リオルクシの復活の情報が、すぐに知れ渡った。

 初め、情報局はその情報を流すか流さないかで議論になったが、そんなこんなしている間に、すぐに噂が漏れてしまったのだ。


 それから、ベレリオル王国は滅びの道へと進んでいった。

 民は皆恐怖し、少しでも魔王の城から離れようと、移住する者が殺到した。

 ベレリオル王国は何もすることが出来ずに、次々と人口が減っていった。

 その代わりに、周辺諸国が栄え始めた。

 周辺諸国はベレリオルの移住者による、人工の急激な増加により、技術も戦力も大幅アップとなり、ベレリオル王国は前までは大国だったが、今では滅亡国家となってしまった。

「終わりだ…」と、ベレリオル国王は呟いたらしい。

 ベレリオル王国に残った人間は、数少ない。

 その中には、ルリオとレリアがいた。

 移住しようにも、レリアが妊娠中なので、かなり遠距離な引っ越しが危険となっていたのだ。

 だから、未だにベレリオルに滞在中だ。


 ベレリオルは今、住民がいなくなり、税金の収集が衰えている。

 なので、今現在二人は滅亡寸前のベレリオルのために、重税に苦しめられていた。

 レリアは家を売り、今はルリオの家で住んでいる。


「もう、生活が困難ね…」


「ああ、お金もあとこんなんしかないってのに……また税金が増えやがったよ。どうしようか…」


 二人はこれでも一応、金持ちなので……いや、だったので今までなんとか耐えてきた。しかし、もう限界に達しそうだったのだ。

 このままいけば、二人は税金が払えなくなり、国外追放となる。

 そうなってしまえば、もう二人の生きる術はなくなる。

 ただでさえレリアが妊娠中なので、危険な外へ出ることは自殺行為である。


「ウォスも行方不明だし……もう、どうしようもないな…」


 ルリオはレリアをぎゅっと抱き締め、赤ちゃんが眠ったレリアの腹をさすった。


「ね。これも全部魔王のせいよ。ベレリオルの国民が恐怖している原因もそうだし。許せない」


「俺も、許せない」


 二人は決心した。

 魔王は生かしておけないので、殺すべきだと。


「この子を産んだら、討伐へ行きましょう」


「うん! ウォスがいないけど、俺たちならなんとかなるよな!」


 二人はまた力強く抱き締め合った。

 レリアの中の子供も一緒に。

 今、新たな家族が生まれようとしている。

 それも、最強の家族が。


「もちろん!」


「ははっ、やっぱりレリア大好き!」


 二人は最後に強く抱き締め合った。


 ◆


 ベレリオルは、住民の減少という深刻な状況に陥り、今は税金の不足で財政破綻寸前となっていた。

 このままでは王国が成り立たず、完全な滅亡となる。

 国王はなんとしてでも王国を続けるため、今この国に残っている民にさらなる重税を課せた。

 税が払えない者は国外追放とした。

 しかし、その判断が馬鹿だった。


 住民はそんな重税に苦しみ、耐えられなくなったのか、さらに自から国を出ていく者が増えたのだ。

 国外追放をする前に、出ていく者が。


 さらに深刻な状況になってきたベレリオル王国は、さらなる決断を下す。


 この国に今まで残り続けた、たった一つの戦力。

 ルリオとレリアという存在がいる。

 国王はその二人に魔王討伐の依頼を届けようとした。だが、この国にはもうすでに宅配も宅急便もないので、手紙を届ける手段がなかった。

 諦めた国王は、側近に届けに行くよう命令をした。


 その手紙は、もう間もなくルリオ達に届くだろう。

 ベレリオル王国国王、ベレリオルはまた溜め息をひとつした。

 彼は今、自身の執務室にいる。そこにある自分の椅子に、どすんっとその巨体の全体重をかけながら座る。

 以前ならベキッと音を立てる椅子だが、今はたてない。

 今まで贅沢をしてきた王は、豊富な食事に恵まれ、その体はみるみる内に太っていったが、今はそんな贅沢な食事も出来なくなり、痩せつつある。

 これが原因だろう。

 王は体重が急激に減っていたのだ!

 と、それはさておき。


「どうしたものか……」


 もうベレリオル王国には未来はないと分かっていながらも、ベレリオル王は諦めなかった。

 こうして今も、この国を続けるために仕事をしている。次の作戦を思案している。


「そろそろ届いただろうか? はあ……また空腹だな……」


 ギュルルルっと、王の腹がなる。

 いつもなら、豪華な食事が来るところだが、今は我慢をする王であった───


 ◆


 ルリオとレリアの元に王からの手紙が届いたのはそれから二日後。


「うっざ。今頃こんな手紙届けてきても、無駄だっての! ……って言いたいところだけど、これはやるしかないな」


「そうだね。ちょうど考えていたところだし」


 魔王討伐の依頼。

 それが二人の元に、金と共に届いた。


 手紙には、王たる威厳が感じられる、堂々たる豪快な文章が書かれていた。そりゃあ、レリアがうざいと言うのも仕方がないことだ。

 文字も力強く、太字で書かれており、それでいて綺麗だった。そんな文が、また二人をイラつかせる。


「てか、今金もらっても意味ないんだけど。ま、しょうがないか……」


 二人は王から届いた手紙を全て読み終わると、くしゃくしゃにして、ビリビリに破いて、ゴミ箱に捨てた。

 そんな態度をした二人だが、王の依頼への答えはイエスだ。

 そして二人はまず、子供の出産のための準備を始めるのだった。

最後までお読みいただきありがとうございます。

そ・し・て! 二章完結!

一章と比べて短くなりましたが、これで終わりです。

次話からは、三章となります! どんな章になるのかはお楽しみに☆




また、少しでも「面白い」「続きが気になる」と思っていただけたら、ブックマーク登録、評価よろしくお願いします。

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