ベレリオルでは…
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ベレリオル王国では、魔王リオルクシの復活の情報が、すぐに知れ渡った。
初め、情報局はその情報を流すか流さないかで議論になったが、そんなこんなしている間に、すぐに噂が漏れてしまったのだ。
それから、ベレリオル王国は滅びの道へと進んでいった。
民は皆恐怖し、少しでも魔王の城から離れようと、移住する者が殺到した。
ベレリオル王国は何もすることが出来ずに、次々と人口が減っていった。
その代わりに、周辺諸国が栄え始めた。
周辺諸国はベレリオルの移住者による、人工の急激な増加により、技術も戦力も大幅アップとなり、ベレリオル王国は前までは大国だったが、今では滅亡国家となってしまった。
「終わりだ…」と、ベレリオル国王は呟いたらしい。
ベレリオル王国に残った人間は、数少ない。
その中には、ルリオとレリアがいた。
移住しようにも、レリアが妊娠中なので、かなり遠距離な引っ越しが危険となっていたのだ。
だから、未だにベレリオルに滞在中だ。
ベレリオルは今、住民がいなくなり、税金の収集が衰えている。
なので、今現在二人は滅亡寸前のベレリオルのために、重税に苦しめられていた。
レリアは家を売り、今はルリオの家で住んでいる。
「もう、生活が困難ね…」
「ああ、お金もあとこんなんしかないってのに……また税金が増えやがったよ。どうしようか…」
二人はこれでも一応、金持ちなので……いや、だったので今までなんとか耐えてきた。しかし、もう限界に達しそうだったのだ。
このままいけば、二人は税金が払えなくなり、国外追放となる。
そうなってしまえば、もう二人の生きる術はなくなる。
ただでさえレリアが妊娠中なので、危険な外へ出ることは自殺行為である。
「ウォスも行方不明だし……もう、どうしようもないな…」
ルリオはレリアをぎゅっと抱き締め、赤ちゃんが眠ったレリアの腹をさすった。
「ね。これも全部魔王のせいよ。ベレリオルの国民が恐怖している原因もそうだし。許せない」
「俺も、許せない」
二人は決心した。
魔王は生かしておけないので、殺すべきだと。
「この子を産んだら、討伐へ行きましょう」
「うん! ウォスがいないけど、俺たちならなんとかなるよな!」
二人はまた力強く抱き締め合った。
レリアの中の子供も一緒に。
今、新たな家族が生まれようとしている。
それも、最強の家族が。
「もちろん!」
「ははっ、やっぱりレリア大好き!」
二人は最後に強く抱き締め合った。
◆
ベレリオルは、住民の減少という深刻な状況に陥り、今は税金の不足で財政破綻寸前となっていた。
このままでは王国が成り立たず、完全な滅亡となる。
国王はなんとしてでも王国を続けるため、今この国に残っている民にさらなる重税を課せた。
税が払えない者は国外追放とした。
しかし、その判断が馬鹿だった。
住民はそんな重税に苦しみ、耐えられなくなったのか、さらに自から国を出ていく者が増えたのだ。
国外追放をする前に、出ていく者が。
さらに深刻な状況になってきたベレリオル王国は、さらなる決断を下す。
この国に今まで残り続けた、たった一つの戦力。
ルリオとレリアという存在がいる。
国王はその二人に魔王討伐の依頼を届けようとした。だが、この国にはもうすでに宅配も宅急便もないので、手紙を届ける手段がなかった。
諦めた国王は、側近に届けに行くよう命令をした。
その手紙は、もう間もなくルリオ達に届くだろう。
ベレリオル王国国王、ベレリオルはまた溜め息をひとつした。
彼は今、自身の執務室にいる。そこにある自分の椅子に、どすんっとその巨体の全体重をかけながら座る。
以前ならベキッと音を立てる椅子だが、今はたてない。
今まで贅沢をしてきた王は、豊富な食事に恵まれ、その体はみるみる内に太っていったが、今はそんな贅沢な食事も出来なくなり、痩せつつある。
これが原因だろう。
王は体重が急激に減っていたのだ!
と、それはさておき。
「どうしたものか……」
もうベレリオル王国には未来はないと分かっていながらも、ベレリオル王は諦めなかった。
こうして今も、この国を続けるために仕事をしている。次の作戦を思案している。
「そろそろ届いただろうか? はあ……また空腹だな……」
ギュルルルっと、王の腹がなる。
いつもなら、豪華な食事が来るところだが、今は我慢をする王であった───
◆
ルリオとレリアの元に王からの手紙が届いたのはそれから二日後。
「うっざ。今頃こんな手紙届けてきても、無駄だっての! ……って言いたいところだけど、これはやるしかないな」
「そうだね。ちょうど考えていたところだし」
魔王討伐の依頼。
それが二人の元に、金と共に届いた。
手紙には、王たる威厳が感じられる、堂々たる豪快な文章が書かれていた。そりゃあ、レリアがうざいと言うのも仕方がないことだ。
文字も力強く、太字で書かれており、それでいて綺麗だった。そんな文が、また二人をイラつかせる。
「てか、今金もらっても意味ないんだけど。ま、しょうがないか……」
二人は王から届いた手紙を全て読み終わると、くしゃくしゃにして、ビリビリに破いて、ゴミ箱に捨てた。
そんな態度をした二人だが、王の依頼への答えはイエスだ。
そして二人はまず、子供の出産のための準備を始めるのだった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
そ・し・て! 二章完結!
一章と比べて短くなりましたが、これで終わりです。
次話からは、三章となります! どんな章になるのかはお楽しみに☆
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