大混乱の戦場
明けましておめでとうございます。
新年の最新話!
物語は急展開へ!
魔王軍の魔物達が、身体強化をしたことによって形勢は一変した。
ベレリオル軍が押され始めたのだ。上位冒険者部隊やベレル騎士団でさえも、防御一方の戦いになっていた。
そこに、更なる追い討ちがかかる。
異常なほどの魔力を覇気に変えて迫ってくる化け物がいた。
「腕に自信があるやつぅ! 僕と戦わない?」
そんなことを叫び、戦場を走り回っている者が。
俺はそいつが誰だがすぐに分かった。俺の前ではしっかり者という雰囲気で振る舞いながら、普段はだらだらした性格と噂されてた……魔王軍幹部の一人、リリオルドだ。
あいつは、俺にひたすら熱い忠誠心を持っていた。正直言うと少し……面倒だと思ってた。
それは過去の話だからいいとして、まずは今のリリオルドに集中しよう。といっても、今が過去で話はさらに過去で……あぁ、ごっちゃになった。
俺が頭の中を整理していると、リリオルドはさらにつめてきた。その先には、ルリオが。
「あれぇっ? もしかして、ルリオとかいう…?」
リリオルドはニヤリと深い笑みを浮かべる。その瞬間、人間の眼では到底追えないスピードで、リリオルドはルリオへと迫った。
リリオルドは剣を抜く。長剣だ。これは無理か!? と一瞬焦りを見せた俺だったが、ルリオは問題なかった。
平然とした顔で、リリオルドの剣を軽く受け止めて見せたのだ。
さすが! と思いつつ、俺は周りの警戒を怠らない。
こういう場合、さらに化け物が追加されるパターンだ。うん、嫌な予感がする。
その予感は的中する。
俺が振り向いた瞬間、そこには剣を振り上げて迫ってくるラアの姿が。
馬鹿なっ……と言いかけた俺だったが、なんとかその言葉を飲み込む。
そして冷静に状況を分析し、杖を頭上に構えてラアの剣を受け止めた。それはずっしりと俺の体に響く。それでも守れたことには変わりなかった。
内心で安堵のため息を吐きつつ、俺は頭をフル回転させる。まず、ラアの様子がおかしいとは思っていた。言ってしまえば、俺の予想が当たったということ。
まぁ想定内………であった。
いや、本当はかなり驚いたのだが、冷静でいられているのには変わりないので、良いとする。
さすがは俺! と感心しつつ、ラアの方へと注意を向ける。
なぜこうなったのかは、後でゆっくりと考えるとして。
ラアを止めよう。
このまま戦えば周りへの被害が莫大なので、俺はまず結界を張った。それは俺と、ラアを囲む。
すると、周りにいた者達は結界に押し出されるようにして離れていく。
それに気づいたのか、ルリオもリリオルドを囲むように結界を張った。
これで、中の攻撃は外には届かず、外からの邪魔も入らない。しかも、俺を倒さない限り、この結界は破れない。結果、ラアは逃げることが出来ない。
完璧。と思った俺だったが、その瞬間にラアがまた迫り来る。
やべっと内心でかなり焦りつつ、結界内を華麗に走り回ってラアの攻撃を避けた。
こいつは化け物だと、俺は思った。まさか、ラアがここまで強いとは思わなかった。Aランクと聞いていたが、そんなの遥かに上回っている。
余裕でSランクだろう。
って、ラア? ラア・ミーレ?
ん、待てよ。なんか聞いたことがある。伝説上の……
俺はふと何かを一瞬思い出しかけたが、それを遮るようにしてラアが襲いかかる。
俺はさらに攻撃をかわしつつ、自分からも攻撃をしようと思い、杖を構える。
───しかし
「遅い」
「はっ?」
ラアはいつもの元気な声とは真逆の、低く唸るような声を発した。それと、俺が思わずはっ?と声が漏れてしまったのは仕方ない。
ラアは、雷鳴の如くスピードで俺の目の前に迫っていたからだ。音速、またはそれ以上。
ラアはまたも俺の杖に剣をぶつける。
このままでは、俺の杖がもつか心配だ。
どうにかして、攻撃を───
───あっ………
そこで俺は気づいてしまう。
それは、その時の俺にとっては、知らない方が幸せであったと言える。
なのに、俺は今、思い出してしまう。
こいつは、ラア・ミーレは、裏魔王という表に名乗りでない、裏で行動する魔王の一柱であると。
ヤバい───と、俺の直感が言っていた。
「くそぉっ!!!」
今の俺では勝てるか分からない。ましてや、負ける可能性の方が非常に高い。
まずい。
いや、焦るな。こういう時こそ冷静になれ。
俺は目の前に立つラアを見据える。
その目は薄く、暗かった。漆黒に染まる、悲しい目。
操られている。俺は直感で分かった。俺の直感は万能で、よく当たる。
救ってやる。
俺はビビりながらもラアにそう誓う。
よし、作戦変更だ。
この一瞬で、精神魔法を使えるようにする。てか、発動方法は知っている。覚えている。
それを使い、ラアの操られた精神を正常モードにする。
いける。
俺は再び自信に満ち溢れ、杖を悠然と構えた。勝てる勝てないじゃなくて、勝つ。
「こっからが本番だよ」
俺はそう独り言を呟き、爆撃魔法をラアに向かって放った。それはラアの剣によって全てが軽く受け流される。しかしそれは俺の想定内。
そこからさらに追い討ちをかけるように、氷結魔法で地面を凍らせた。すると、地面がツルツルと滑り、俺はバランスをとるのに集中力を注ぐ。
だが、それでもラアは怯まない。地面が氷であろうと、平然として着地して見せた。それも想定内。
俺はさらに魔法を放つ。次は暴風魔法で、ラアを吹き飛ばそうとする。おまけに地面が凍っているので、滑りやすさ抜群である。
いけるだろッ!
ちなみに、今使った魔法の全てが無詠唱。
だから、俺はラアに遅れをとることなく相手を出来ている。時間をかけずに隙を見せず、素早い戦闘を繰り広げた。
「チッ…」
今、ラアの舌打ちが聞こえたような気がしたが、そんなことは無視だ。
俺はさらにラアに罠を仕掛ける。
精神攻撃をぶつけるためにも、まずはラアの動きを止めなければならないのだ。動きが止まればそこで仕掛ける。
しかし、ラアの動きを止めるというのは、とても俺には出来なかった。どれだけ時間をかけても、一秒すらも止めれない。
ルリオでも困難となるだろう。
こうなったら、また作戦を変えるしかない。
戦いながら、魔方陣を描く。
この結界内に円を描き、発動することにより、広範囲精神攻撃が可能になる。
そうそれば、ラアに直撃する可能性も格段に上がり、操りも解除出来るというもの。
とりあえずやってみよう。
俺は新たな作戦を頭に置いて、ラアと睨み合う。
じりじりと互いに迫り合い、間合いをつめていく。
俺はいつでも魔法を放てる準備を。ラアはいつでも動ける準備を。互いに隙を探り合いながら、つめてつめてつめていく。
次の瞬間。先に動いたのはラアだ。
さっきとは変わらぬ動きで俺に迫る。これも簡単に受け流して見せた。
ラアの攻撃は、半分がむしゃらだった。多分、操られている影響からだろう。
そんな考えてない、策のない攻撃は俺には通用しない。
だから、俺は余裕な態度を崩さず、ばれないように地面にラアを囲むようにして杖を引きずらせて円を描いていく。
そのための時間稼ぎを…
「ラア、もしかして君……操られてる?」
もう分かっていることを、質問として口にした。時間稼ぎなのだから、ぶっちゃけ何でもいい。その間に、俺はさらに円を広げていく。
しかし、ラアが答える様子はなく、ピタッと固まっている。チャンスだ、と思い、円を描くスピードを上げる。
走り回った。ラアに確実に直撃する範囲の円を描くため。
「そうか、答えないか」
俺はまたも適当なことを口に出した。
とりあえず、まずは円を描くことを最優先する。
ラアはなぜかぼーっと突っ立ったまんまだ。
チャンスたが、俺の長年の経験は語る。ラアは何かしかけようとしている。操られていて、自我が無いように思えるが、やはり考えることは出来るのかもしれない。
仮にそうだとすると、こいつは化け物だ。
一刻も早く倒さねば。
俺はさらに走るスピードを上げる。
あと十メートル。
六メートル。
行ける!
しかし、あと一メートルで円が描き終えられるというところで、ラアに遮られる。
剣と杖がまたも激突する。それは聖魔が激突しているかのように、光と闇がぶつかり、光り合う。
まずい。いや焦らず対策を考えろ。
俺はとりあえずラアから離れることに必死になり、魔法をがむしゃらに放つ。そうすればその場に土煙が起こり、ラアの目くらませになるという作戦だ。
土煙が目や口に入ったのか、ラアはゴホゴホと咳をしている。
またもチャンスが訪れた。俺はその一瞬の隙を見逃さない。
ラアを無理やり円の中に押し込み、最後の一メートルを描き終える。
そして、無詠唱で精神攻撃「核心崩浄」をラアに向けて全集中させる。これは少々やりすぎたかもしれないと、今更ながらに俺は思う。失敗すれば、ラアの核を破壊することになる。そうなれば、ラアはもう戻ってくることはない。
だがもう遅い。あとはラアの無事を祈るのみ。
「戻ってこい、ラア!!!」
◇◆◇
そんな中、ルリオはリリオルドと互角な勝負を演じていた。
「やっぱり強ぇーなー! とても今の僕じゃあ勝てないよ!」
リリオルドはもう理解している。自分ではルリオを倒すことが出来ないと。それでも、最後まで全力で戦おうとしているのは、褒めるべき点であろう。
それに対してルリオはまだ全然と断言していいほど本気を出していなかった。
以前、シラスと戦った時と比べると、リリオルドはカスでしかなかったからだ。
(そろそろ終わらせるか。こいつ、馬鹿そうだから何も喋らないだろうし)
ルリオがここまで粘るのには理由がある。敵軍の情報収集である。
しかし、それももう諦めモードに入っていた。
リリオルドは戦いだけに集中しているので、何か自軍のことを話す気配すらなかったからだ。
「残念だけど、君は弱い。もう終わりにしよう」
ルリオは思ってもないことを口にする。残念? それどころか面倒だ。と思っていた。
そしてルリオは剣を構える。
力を剣に集中させ、リリオルドへ向かって跳ねる。
決まった! と思ったルリオだが、それはもう遅かった。
「チッ…逃げられたか」
そう、リリオルドは見事に結界から抜け出していたのだ。
「馬鹿……じゃないのかもな」
この結界から逃げられる者は、分析能力に長けた天才か化け物だけだ。ルリオは、リリオルドの評価を改めることにしたのだった。
それにしても、逃がしたのはルリオの失態である。
やってしまったという心残りしかルリオにはない。だが、もう過ぎてしまったことなので、後の祭りである。
◇◆◇
どうた?
広範囲精神攻撃がラアに向けて全力で放たれる。その瞬間、結界内は光を放ち、外から見れば太陽のような光の塊であった。
光が収まると、自然とした姿で地面に横たわったラアの姿が。
外傷はなく、とても綺麗な状態で残っていた。改めて見つめると、美女である。
俺は少しの間見とれつつも、気を取り直してラアの無事を確認する。胸に手を当てれば、心臓が波のように鼓動する感覚。
目は閉じているが、表情が強張っていなくて、以前のようなラアに戻っていた。
成功だな。と、俺は確信を持ち、隠すことなくガッツポーズをとった。
その瞬間、俺の左肩にふにゅっとした、柔らかい感覚がのし掛かる。
ん? こ、こ、これは! 胸だ!
振り向くと、なんとラアが俺の左腕に抱きついていたのである。その振り向いた先には、ラアの真紅の唇が。
そして、ラアは俺の頬に優しくキスをした。それだけではない。そのままずらして俺の唇にキスしたのだ。
なッ!?
俺はいきなりの出来事に驚愕し、困惑する。あわてふためく俺に、さらに追い討ちをかけるようにして「ウォス、大好き!」と、ラアが微笑んだのである。
か、可愛い……としか言いようがない。俺としては、ウォスと言われたことが心残りだが。
それは仕方ない。
じゃなくて、なんだこの状況。
「も、元に戻ったようで何よりだよ、ラア?」
これは、完璧にいつものラアだった。
さっきの「大好き」だって、嘘ではなく、本心からの気持ちのようだ。
「うん! ウォスのお陰で元に戻れた! どうやらリオルクシに操られていたみたい。あのやろう、次会ったら殺す!」
などと、恐ろしいことを陽気で言っているのだから。
疑いようがない。
というか、自分で自覚していたのか。普通、操られていることに自覚が持てるはずがない。
てことは、ラアはやはりかなりの化け物だと言うわけだな。今の俺が普通に戦って勝てるわけがない。
ここの世界の俺も、馬鹿なことをしたな……と、俺は俺を哀れむ。
などと考えていると、ラアが表情を一変させて俺を見つめた。
「だから、ありがとね」
「うん」
またもラアは微笑みの誘惑を俺に向けた。
可愛すぎる。冷静に考えてこんな美女とキスを出来たのは幸せだと思う。
だが、ラアが好意を持ったのはあくまでもウォスなのだ。俺ではない。だから、俺はとても悲しい。しかも、「殺す」と直接言われたのだし。
はぁ…と、内心で深いため息を吐き、俺は気を取り直す。
それから冷静になって考える。
そう、ラアはあの裏魔王だったのだから、ぶっちゃけ俺の正体をばらしてもいいのでないかと。
そうすれば、僅かな望みではあるが、好意がウォスではなくちゃんと俺に向くかもしれない。それに、魔王間での色んな話ができる。そうなれば一石二鳥だ。
だから、俺はどうしようかと思案顔になる。
そして、覚悟を決めた。
「ラア、いきなりごめん。俺、実はこの世に存在するもう一人の魔王リオルクシなんだ」
と、俺は苦笑いをラアに向けつつ、まだ誰にも話していない秘密を告白した。
するとラアは少し驚愕の表情を浮かべ、困惑し始めたが、少しして冷静になったようだ。すごい、と感心するばかりだ。
「そう、なのね……リオル?」
リオルというのは略称かな? 愛称かな?
なんとか俺が言ったことを受け止めてくれたようで何より。重要なのはこの後。
そんな俺の心配は次のラアの一言で吹っ飛ぶ。
「んーまぁでも、私を操ったのは別のリオルクシで、ラアの前にいるのが本物!」
信じてくれた上で、なんと俺のことを本物と言ってくれたのだ。
ほんと、嬉しいよ。
俺が感動して涙ぐんでいると、ラアがまた俺に抱きつく。そして俺を優しく包み込んでくれた。
それは、俺にとってとても懐かしい感覚であった。優しい温もり、大丈夫だと安心できる幸せ。
二万年前に感じた、俺の愛する人の温もりを。でもそれは一瞬の出来事だった。
人間によって、粉々に………
もう思い出すだけでも吐き気がするので、俺は思考を止めた。
ラアはその人に似ていると言える。というか、めっちゃ似てる。元気で活発で、優しくて強くて、美しい。
「あれ?」
俺の額から一滴の透明な粒が流れ落ちる。
涙。
二万年ぶりの涙。
「大丈夫、大丈夫だよ」
そんなところもあの人に似ている。
俺はラアを強く抱き締めた。もう離さない、逃がさないと思いながら。強く、強く抱いた。
ラアは一瞬驚いた表情を浮かべたが、すぐに微笑んでくれた。
「リオル、安心して」
「うん…」
そして俺はラアに包まれたまま、しばらくの間泣いていた。
◇◆◇
リリオルドは、ルリオとの戦闘を経てバディオルドの元へと戻った。
「兄貴、良い情報を持って帰ってきたよ」
リリオルドの兄貴であるバディオルドは、リリオルドが前衛に突っ込んだと聞いて一瞬心配したが、そんな必要はなかったようだ。
いつものように平然としていた。
「なんだ?」
「それがな、なんと」
「なんと?」
「ルリオってやつに会ったよ。だから、魔王様に報告しといて」
「そうか…て、戦ったのかよ!?」
リリオルドは今も平然としているが、バディオルドは嘘だろと思いつつ、リリオルドに尋ねた。
「うん、戦ったよ。ほぼ負けたけど」
「で、ルリオは?」
「負けたから逃げてきたってわけ」
バディオルドは驚きを隠そうともせず、あわただしくしている。リリオルドが無事に逃げきれたということを知り、内心で安堵のため息を吐く。
そしてリリオルドにお礼を述べた。
「じゃあ、魔王様に連絡しておく」
バディオルドはそれだけ言ってリリオルドとの話を終わらせた。リリオルドも、すぐにテントから出て行った。
リリオルドが外に出たのを確認すると、バディオルドは難しい顔をして考え込む。
リリオルドが勝てないのなら、自分でも勝てないということを理解して。
その後、バディオルドはデヴァの出撃命令を下す。普段はデヴァの方が立場的には上だが、今回だけはバディオルドの方が上である。
なので、デヴァは反対することなくバディオルドに従った。
◇◆◇
俺はしばらくした後、ルリオとの合流を果たした。レリアは多分前衛にて戦っていると判断し、合流を後回しにする。
ルリオは剣を納めており、傷一つない様子だった。
多分、余裕の戦闘を繰り広げたのだろう。
対して俺は傷はないものの、装備や服は汚れだらけだった。土煙がついていたり、濡れてたり。
ルリオが呆れるほどだ。少しイラついたが、それはなんとか俺が押さえた。
「で、そっちはどうだったんだ?」
ルリオは汚れた俺と少し距離を取りつつ、話しかけてきた。
「うん、まぁ大丈夫だったよ」
「誰と戦ってた?」
う、そこを突かれるとまずいな。
どう誤魔化そうかと悩んでいると、ラアが口を開く。
「暴走した鬼族達を相手してたよ」
と、見事な誤魔化しであったと言えよう。それでルリオも分かってくれたようで、話を進めてくれた。
「じゃあ、大丈夫そうだな。俺らは、敵軍の前衛を殲滅しよう。なんかどこでも手こずっているようだから、助けてやろう」
そして、俺とラアとルリオは二手に分かれた。
俺はラアと一緒にベレル騎士団の方へ。ルリオは一人で上位冒険者部隊の方へ。レリアと合流するらしい。
ルリオと分かれた後も、相変わらずラアは俺にベッタリだった。ここは戦場だというのに、そんなことを微塵も感じさせない行為であった。
周りからの視線も気になるし、早く戦いに加わりたいところである。
なんとか俺はベレル騎士団の部隊が集まっている所まで来ると、そこに加勢した。なかなか魔人相手に手こずっている様子だったので、俺が前衛に出て、雑魚な魔人達を瞬殺して見せた。
すると周りからの歓声が響き、ラアの熱い視線も感じ、俺は照れ臭い気分になった。だが、ここは戦場である。すぐに気を取り直して敵と戦闘を再開したのだった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
なんか所々文章が早くて適当になってしまいましたが、そこは目をつむっていただけると嬉しいです。
さて、僕は次話で決着をつけたいと思っておりますが、無理だとも思ってます。
もしかしたら今話以上に文章が長くなるかも知れないです。
よろしくお願いします。