表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
230/239

【意味怖】SNSいじめ

「クラスの男子も女子も、みんなユキの事嫌いだよ。」



友達だと思っていたエリカに、いきなりこんなことを言われた。

私はスマホを持っていなかったので、そんな事全然知らなった。

クラスの殆どが入っているというLIMEのグループを見ると

確かに、クラスメンバーの殆どが入っている様だった。



そこでは


「あいつキモイ」


「はなしかけてくんな」


「仕方ないから喋ってやった」


「消えてくれないかな」


など、ひどい事ばかり書かれていた。

何故?一体どうして?


自慢じゃないが、運動も、勉強もそこそこできるし

人をいじめたり悪口を言ったことも無い。


積極的にグループを作ったりすることは無かったが

それでもみんなと仲良くしていると思っていた。


なのに―。


私は人を信じられなくなった。

昨日もあんなに仲良く話をしていたのに。


そういえば、1週間前にタクヤ君に告白された。

今は勉強とスポーツを頑張りたいからって断ったけど

あれも実はイタズラで、断っても付き合っても笑いものにされていたのかもしれない。


翌日私は学校を休んだ。

一度学校を休むと、その次の日も登校し辛い。

それから1か月学校を休むと、もう学校に行く気力は無くなってしまった。



そのころ、学校では

エリカは噂の的になって震えていた。



「エリカのお父さんオレオレ詐欺やってたんだってね」


「スマホ30台位警察に持っていかれたらしいよ」


「父親がオレオレ詐欺やってたなんてみんなに知られてよく学校来れるね」


「タクヤ君にもフラれたらしいよ」


「エー、エリカってタクヤ君の事が好きだったんだ!」


「まー、性格悪いし無理だよね。そういえば、ユキはなんで学校来なくなっちゃったんだろう」


「良い子なのにね。タクヤ君も心配してたし。スマホ持ってないみたいだし、今度みんなでユキの家行ってみようよ」



帰宅するエリカは顔面蒼白だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ