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ピーリング 作者:秋山 実
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 人は、自分の思いを分かってもらおうと、一生懸命言葉を探し、話している時は、周りの状況が見えなくなるのかもしれない。

 気付くと、玲奈がジッと僕のことを見つめていて、玲奈の右足が僕の左足の内側にそっとのかっている。

「えっと……。ちょっと語り過ぎだよね……」

 そう言うと、「ううん」と玲奈が微笑みながら首を横に振る。

「そう? あっ、何言ってるのかよくわかんなかったか……」

 そう言っても玲奈はまた、首を横に振った。

「ううん、よーくわかったよ」

「ん?」

「リーダーが思っていた通りの奴だってことが」

 えっ、どうしてだ? 好きなタイプの女性の話をしたのに……。

 僕は不思議に思い体を引いて玲奈を見た、その際に足も引いたのだが、玲奈の右足が追いかけてきて、先程よりも強く左足を押さえ込まれ、質問された。

「ねぇ、リーダー! 今日は楽しかった?」

「う、うん。もちろん! お酒もイカも最高に美味しかったし、今まで知らなかったことを玲奈にいっぱい教えてもらったし、凄く楽しかったよ」

 そう答えると、玲奈は小さくうなずいて、微笑ながらお酒を飲みだした。

 そして、玲奈の足のゆび先が僕の足をゆっくりと、四回踏みしめた。


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