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プロローグ
思い出す。何度も。何度でも。
――あの日々を。
あの結末を――
やり直しなんて、何度望んだのか、判らない。
嗚呼。ロー――あたしは生きてるよ。
あんたが言ったように、ずっと、何千年も、生き続けてる。
嗚呼、ロー。あんたに逢いたい。あんたと一緒にいたい。
それだけが、あたしの願いなのに。
キミとの出逢いこそ運命って言うんだろう。
退屈だった日々が光に満ちていくのを感じた。
だからいいんだ。その運命を覆すくらいなら、僕はこの運命を、この結末を受け入れる。
だからどうか、泣かないで?
柚葉。愛してるよ。
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