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四章開始です
四章
その日はとてもよく嫌っというほど晴れ渡った日だった。
私はいつものように制服に身を包み家を後にする。
ただし向かう先は学校ではありません。
その場所にはいつもどおりみんなが集まっています。
けれど、いつものような笑い声は聞こえてきません。
学校のように先生達もいるけれどみんな黒い喪服を着ています。
そう、今日は志堂水希のお葬式。
志堂さんが亡くなった。
その連絡が私のもとに届いたときのことは良く覚えていない。
ただ気づいた時には学へと連絡していた。
もちろん伝えるべきかという葛藤はあった、けどこんなこと隠し通せるわけもないし、私に連絡がきたということは学にもいずれ・・・。
ならたとえ辛くてもなるべく早くに知らせてあげたほうが良いそう思い学に連絡した。
あの日以来学とは会っていない。
家に引きこもったまま出てこないのだ。
そして今日も、
「学ぶ来ていないのか?」
私の横にいた海堂が話しかけてくる。
「うん、ここに来る前寄ってみたんだけどねダメだった」
「まったく何やってるんだよ学は!志堂とはもう会えないっていうのに」
海堂はイラついたように拳を握りしめる。
「だからだよ。きっと来たらすべてが終わってしまうって思ってるんだよ」
「白井、お前は大丈夫なのか?ずいぶん疲れてそうだけど」
「私は大丈夫だよ。うん、大丈夫。ちょっと志堂さんの顔見てくるね」
そう棺に向かう私を海堂は止める。
「やめとけ、棺桶は開かねぇよ。いや、開けれねえよ」
「どうゆうこと?」
少しの沈黙ののち海堂が口を開く。
「・・・ないんだってよ、首から上が。いくら探しても」
そのあまりのことに衝撃を隠せない。
「なに、ソレ?」
自分でも血の気が引いてるのが分かった。
「だから、志堂の死体には首なしだったんだよ」
あの後体調を崩した私は逃げるように会場を後にした。
「落ち着いた由美?」
「うん。ありがとう夏木」
そんな私を心配して、夏木はわざわざ家まで送ってくれた。
北沢夏木。
私の一番の親友。
夏木に支えられながら家へとたどり着いた私はそのまま眠りにつきました。
そしてまたいつもの日常が始まり気づけば志堂さんが亡くなってから一か月が過ぎようとしていました。
ただそんな日々にも大きな変化が。
一つは学。
あれから学はいっこうに姿を見せません。
春華さんの話では自室からもほとんど出てこないそうです。
そしてもう一つは多分私しか気づいていない異常。
「今日は十一月十七日。また一日目か」
私はカレンダーの前に立ちそう呟いた。
一日目




