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プロローグ

デスゲェム・デスプロ

僕は目の前で起きている惨状に動くことが出来なかった


「助けて、助けて、助けてよおおおおお!」

「やだやだやだやだやだやだ、死にたくない死にたくない!」

「俺のために!頼むから死んでくれえぇぇ!」


これが本当にあの仲の良かった家族だったのだろうか。何時でも笑顔で、時には喧嘩もして、次の日には仲直りをして、誕生日は真っ先におめでとうを言う……そんな、最高の家族だったはずだったんだ。



今日だって秀兄が僕を起こしてくれて、美晴が文句を言いながらおはよう、って言ってくれて、母さんが行ってらっしゃいって…………




それなのに、どうして………………















たった、僕が「デスロワイヤル」に家族を売っただけだったのに………………










どうして、みんな、僕のために死んでくれないんだ?




………………ああ、そうか。所詮僕らは、ネットの家族だったんだ…………






暴力団の親父に、ホームレスの母さん、不登校の秀兄に、障害のある美晴、若年性アルツハイマーの弟…………そして、家族の愛が欲しい僕…………




何が間違っていたんだろう?

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