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20/07/29のおっさんのたわごと



 おこんばんはです。たわ言主義者のおっさんです。


 やほーニュースを見て慄然といたしました。


 米艦船の強襲揚陸艦が炎上しているというニュースはちょいと前から知っておりましたし、まあただの事故だろうなどとのんきに思って気にもしませんでしたが、実は、最近炎上したのはその数、強襲揚陸艦二隻、空母一隻、なのだとか。このタイミングで米艦船が三隻も立て続けに炎上、とかもはやこれは事故だの偶然だのではすまない。


 これは完全に中共の仕業、としか考えられない。


 バカだバカだと皆にバカにされていたが、あそこまで大バカ者だとは……(アイランズ卿)。


 このバカさ加減はもはやどこぞのニダ星人と大差ない。


 このタイミングで、偶然に艦船が三隻も炎上するなどあり得ません。艦船というのは兵器や弾薬が満載であるから民間船よりはるかに火に対する取り扱いが厳格なはずで、タバコの不始末でボヤが出たところでここまで激しく炎上することなど考えられない。強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」が4日に渡って燃え続けた、とのことでこれは破壊工作員の仕業としか考えられない。



 やほー記事では米軍の南シナ海戦略に大打撃、などと書いてはあるが、米国がそこまで打撃を受けたとは考えられません。


 かつて、餓死か戦死か選べとハル・ノートを突きつけられた日本軍は、起死回生、乾坤一擲、早期講和に向けて真珠湾にて空襲を決行しました。一時期は米太平洋艦隊を撃滅し、よもや太平洋は日本軍の手に落ちたか、と危惧する米将校もでたかと思いますが、あの真珠湾の悪夢の大炎上から米国は持ち前の生産力を発揮してそっこうで太平洋艦隊を再建、それどころか恐ろしい数の空母と艦載機を、文字通り雲霞の如く大量生産したのです。家庭から鍋までださせて戦争していた日本とは対象的に米国は、あれでも国内生産に十二分に余裕をもたせての戦時生産体制だったとされますから、国力が桁で違うわけです。米国に深刻な打撃を与えるのは並大抵のことではありません。


 しかし、この度の破壊工作は、愚策中の愚策、大下策であることは疑いようがない。真珠湾のように艦船が轟沈したわけでも着底したわけでもない。被害は出たとは言え真珠湾攻撃からすればそこまで深刻な被害ではない。今回の破壊工作によって米国将校が、中共恐るべしなどというそんな危惧を抱くとはとうてい考えられない。


 総合力を考えたときの米側の損害など微々たるものでしょう。


 むしろ、米国将校はまざまざと見せつけられた中共の露骨な破壊工作に、真剣に敵対心を燃やすでしょうし、米国に潜んでいるであろうスパイ、工作員を目の色を変えて見つけ出すでしょうし、それこそ第二次赤狩りが起こったって不思議ではない。わたしも、急に米国が中共領事館を閉鎖に追い込んだから随分と思い切ったことを始めるなぁ、と何事かと思っておりましたが、この度の破壊工作などで閉鎖に追い込んだわけですね。これでは、米国の敵愾心を煽るだけ煽って、しかし、実質的な被害はそこまで深刻ではないのです。日本軍が必死こいて考え出した真珠湾攻撃に比するのもアホらしいレベルの下策であって、マイナスしか発生しない。プラス要素などないに等しい。これぞ、姑息。



 わたしはちょいと前、開戦と同時に中共は全面飽和攻撃をしてくるかも、とたわ言ほざきましたが、現代戦において重要なのは敵の反撃を許さない速やかな総攻撃こそが大事なのであって、さらに現代は大陸間弾道ミサイルや核ミサイルがあるので、この全面飽和攻撃は実に有効的で実現可能な攻撃なわけです。米国を攻撃するなら、それこそSLBM、潜水艦発射弾道ミサイルによって飽和攻撃を一斉に仕掛け、反撃能力、生産能力を一気に削ぎ落とすのが大事なのであって、余計な攻撃は火に油を注ぐだけでマイナスしか産まないわけです。


 こういうお話があります。


 かつて、王陽明先生は寧王宸濠(ねいおうしんごう)、明国の王族の叛乱の際、この寧王が取りうる作戦を三つにわけて考えられました。


 一に、この寧王が本物の英雄なら、親衛隊を率いて一挙に北京を強襲する。これをすれば天下は大乱となるが、たちまち天下を取ってしまうだろう。しかし、これはなかなか胆力を要するし危険も大きい。これを上策。


 二に、長江に沿って進軍する。そうすれば着実に侵攻可能で江南一帯は大動乱になる。軍略に長け、経験豊富な人物なら確実なこちらを選択するだろう。これを中策。


 三に、もしこの寧王がただ、軽薄で武力を擁してとくとくとしておる程度の人間なら自らはいっさい戦場に出ず南昌に籠もり、部下を派遣してちょっと戦いをやって周辺を犯して気炎を吐くくらいだろうと。これを下策とされた。


 果たせるかな、寧王は王陽明先生が三つ目にあげた程度の人間で、家臣たちは上策、中策を献策するも、しょせん世間知らずのおぼっちゃんにそこまでの深刻さも真剣さもない寧王は周辺を攻め込んで愚図愚図しておるから、たちまちのうちにひっ捕らえられ、叛乱は即座に収束いたしました。ちなみにわたしは、これを見て西郷隆盛公の熊本城攻撃はこの三つ目に相当するな、と思うわけですが、多分、西郷先生は明治新政府を撃滅するのが目的ではなく、不平士族を戦場で散らせるためにただ担がれるためだけに出陣したのかな、と愚考いたしますがいかがでしょうか。西郷先生が本気で挙兵すれば新政府など鎧袖一触だった、気もしないでもないのですよねぇ。買い被りですかね?


 まあ、ともかくとしまして、王陽明先生のこの三つの策をみて、この度の中共の破壊工作をどう思いますか。


 間違いなく、第三の下策にすらならない、人類史上に永劫残りそうな天下無双の大下策にしか見えないのであります。


 しょせん、中共などオツムの程度はニダ星人とどっこいどっこいの、その場の感情と成り行きにまかせて行動するしか能がない実に下らない生物であることが満天下に証明された気がいたします。


 あの、あのソ連ですらキューバ危機には核戦争を恐れて退却を選択したわけで、少なくともスラブ民族には状況を冷静に観察し考え、行動できた。次の機会を待つだけの余裕があったし、もっと言えば、地球を核の冬で寒冷化し自分たちも全滅することは出来なかった。でも、中共は、そんな思考能力はないことが明らかになってしまった。戦争となれば間違いなく国家そのものを潰されることが歴然なのに、こんな児戯に等しい愚策をとってくるとは、さすがにわたしも想像すらできませんでした。それどころか、真逆に、さすがにチャイニーズはどこぞのニダ星人よりはもう少し物事を多面的に見渡す能力があると思っていましたが、少なくとも習にはないことがこれで完全に露呈いたしました。


 そんなニダ星人と同種の生物が核兵器をもっているとは、世界史にとってこれほどの不幸はないでしょう。


 間違いなく、世界は核戦争の道を順調に突き進んでいると言ってよいでしょうね。その場の感情と浅慮で行動できるのですから。人類史において、ここまで凶悪な兵器が大集合しながらそれを操作する為政者がそろいもそろって粒ぞろいの阿呆だらけの時代など、さすがに初めてなわけで、あの欠地王ジョンだってあの世で高笑いしてますよ。俺が生きた世界より全然物事が単純化してるのに、なんだそりゃw って。


 そして、後世の歴史家はこういうでしょう。指導者白痴の時代であった、と。まあ、人類が生き残って歴史を紡ぐことができたら、の話ではありますが。





 さて。


 話はすっかり変わりまして。せっかくdアニメを契約したことだし、おすすめされた「アルドノア・ゼロ」を見始めたのですが。が。


 ここからは本当のたわ言になるので、「アルドノア・ゼロ」大好きっ子は読んではいけません。


 さて。


 世界がこれこの通り、本当に戦争に突き進んでいるからなのか、どうなのか、このアニメが始まった当初はすごいアニメが始まったと熱狂しながら見ていたものでありますが、放映されたのは2014年のことなのではや、6年は経っているわけですが、その当初の熱狂も冷めて見ますと、何かイライラするw


 登場人物の、その場その場の行動に一貫性を感じないと申しますか、いきあたりばったりで行動している感が感じられてどうにもイライラするのですよね。さらに、セリフまわしも何か不自然を感じる。で、極めつけが、ヴァース皇帝が停戦を指示した、その舌の根も乾かぬ内に、スレインがちんころ(密告のこと。ヤクザ用語)したことによって宣戦布告。


 ザーツバルムに何を吹き込まれたのかは知りませんが、一応、一連の流れはすべて火星側の問題であって地球側には何の関係もないはずなのに、多くの人の命がかかってくる宣戦布告を軽々しく出すなど、国家の安危をなんだと思っているのか。もはや老害としかいいようがない。


 そう思って妄想しますと、この話、根幹から矛盾だらけなんですよね。


 何でも、古代文明のアルドノアが発見されて、火星に入植したのが1972年。そこからなんと、地球に最初に宣戦布告したのが1999年。入植して27年で地球侵攻開始、とかいくら何でも早すぎる。


 ギレン閣下でさえ、


「一握りのエリートが宇宙にまで膨れ上がった地球連邦を支配して54年」


 とおっしゃられているように、最低でも50年は雌伏の期間があったわけですよね。そして、地球連邦に宣戦布告したのが宇宙世紀0079なので、コロニー入植から80年は必要であった。中共でいいますと、建国が1949年なのでいちびって(調子に乗る、ということ。関西弁)くるまで70年はかかっていることを考えますと、宣戦布告というのはそうそうできるものではない。さらに言いますと、どこぞのニダ星人が未だに国産戦車のトランスミッションに問題を抱えていたりするように、兵器というのはその国に技術の粋を結集して作り上げるものなので、ちょっとでも工業力、科学力に欠陥があるといつまでたってもろくな兵器ができない。それなのに、何で火星トカゲ(作品が違う)がたった30年程度でいきなり科学力が地球を上回ってしまうのか、さっぱり分からん。アルドノアを受け継いだヴァース博士が開発した、にしても数世紀分は隔たっているであろう古代文明の技術を兵器として組み立てるのはやはり基礎的にして高度な科学技術、工業技術が必要なはずです。


 で、よくよく考えますと恐ろしいことをやっているのが、第一話。


 アセイラム皇女暗殺、の報を受けて火星騎士たちが、ヒャッハー! と地球に侵攻を開始したわけで、即座に揚陸城を降下させたわけです。


 揚陸城は、衛星軌道上から、まっすぐに地球にぶっ刺さり、そこから発生する衝撃と、核爆発に匹敵する熱量をもって周辺を薙ぎ払います。そして、その爆発が去った後、揚陸城は、まったくの無傷であった。


 つまり、衛星軌道上から、まっすぐに減速なしで地球にぶっ刺さり、核に匹敵する熱量が発生しても、揚陸城はそれら衝撃も、熱量も、すべて無視できる超々科学技術があるわけです。これは恐ろしいことであって、地球側は明らかにF-22クラスの戦闘機が出てきたように、最強の兵器は核ミサイルである公算が高い。よってこれで言えることは、第一話にて、火星の技術は地球側のあらゆる兵器を無効化できる戦力である、ということが明らかになったわけです。


 なので火星側は、この揚陸城の技術を流用してカタフラクトを生産すればいい。そうすれば地球側を無傷で、それこそ棍棒程度の武器を振り回していれば完勝できるのに、何故か、バリアだの、ビームサーベルだの、ロケットパンチだの、イロモノ兵器をてんこもりこしらえて、いなほに撃破される、という矛盾、喜劇を演出するわけです。


 意味が分からん。


 で、もっと恐ろしい矛盾を考えますと、第一話で地球に降下した揚陸城はその数19。そのすべてがあの、核に匹敵する爆撃を行った、と考えますと、、、、


 核の冬が来るんじゃね??


 シャア少佐が、アクシズを落として地球を寒冷化しようとしたわけですが、アクシズの質量が何トンで、揚陸城が何トンなのかはわかりませんし、揚陸城は爆発しないのでその質量ごと粉塵と化すわけではないですが、少なくとも、アクシズ一個落とせば地球は寒冷化可能だと考えた。揚陸城は、ご丁寧にも地球の各地に散ったわけで、その爆発によって地球から巻き上げられる粉塵、噴煙によってけっこうまんべんなく地球を覆ってくれるのではないでしょうか。


 それによって起こるであろう深刻な食糧危機、億単位で発生するであろう餓死者。


 火星騎士たちは地球を滅亡させるためにやってきたのであろうか。死の星を領有したってあんまり意味ないであろうに、などと妄想しておりますと、六年前に比べますと、核戦争が冗談ではなくなってきた今、見ておって面白い、と思える作品ではないと思えるようになってしまったのですよね。


 まあ、いま言えることは、核戦争の恐れがまったくなくなった時に、改めて見てみようということでしょうかね。


 と、だらだらだらだらとたわ言ほざいたところで、こんばんはこの程度で。


 したらば。



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