ダーウィン賞
最近はとある国のニュースを見るたびに、ふひひw と笑みがこぼれてしまう今日この頃。
もはや彼らは、我々を笑わせることで、勇気づけてくれて元気にしてあげよう、としてくれているのではないかと思うほどでございますね。それこそ、「あ、あんたのことなんてこれっぽちも好きなんかじゃないんだからね!」っていうツンデレさんとか、「反日の裏側に真の親日とか、ほめられても嬉しくねェよ、コノヤロー!」と、某チョ○パー並の照れ屋さんですね。
おこんばんはです。豊臣亨です。
冒頭はともかく、東アジアの歴史は、問題の大きさ、こじれかげんの割りには事実が明らかでないことが多い。特に、明治以降の東アジア情勢を正確に理解、把握している人って、日本人でもほんの一握りではないでしょうか。
昨今はネットでも歴史を学べる時代。
歴史を知るのなら当然、本を買うのが一番なんでしょうけど、なにせ動画でわんさか有益な情報があがっているご時世なのでありがたく見させていただくわけですが、ついこの間、不思議なことを言われたので気になって検索してみたんですよね。
何がと言いますと、
とある国で、電動車いすでエレベーターに突撃ぶちかましてそのまま落下死した人がいて、これこそあの国の人間性を如実に物語っているのだ、とおっしゃっていたのです。わたしはあんまりそういう情報に詳しくないので、ほほ~、と思いまして。
どれどれ、とその件の動画を見てみると、完璧に閉まりかけたエレベーターの扉に、電動車いすの男が突っ込んでくるんですよね。で、普通ならぶち当たるにしてもそれで終わりそうなものですけど、その男は何かがぷっつんと切れたのか再度突撃をかますんですよ。で、この二度目のぶちかましで扉が崩壊しているみたいなんですけど、男は「ワンモア!」か何かを叫んで吶喊。すでに壊れていたエレベーターの扉は、もはや暖簾に腕押し、くらいのスムーズさでこの男をエレベーターの奈落に引きずり込むんですよ。
文字通りの断末魔の悲鳴をあげながら男は落ちて死んでしまうんだそうですけど、その映像をみた動画の方はこうおっしゃっているんですよね。
自分の命よりも、その場の感情を優先させるような民族なんだなぁ、と思う、と。
何とか、この民族と仲良くしたい、とは思うものの、こういうのを見ると無理じゃね? と思う、と。
ちなみに、その動画が公開されているのは2012年のこと。
ああ、やっぱりそういう民族なんだね………(嘆息)。
と、言うのがわたしの感想でして。「エレベータ 突っ込む 電動車いす」で検索すると動画が出てきますが、これに関連して検索すると出てきたのが、この表題なんですよね。
「ダーウィン賞」
これは何かと言いますと、明らかに自業自得としか言いようのない、アホな死に方をした人間を表彰する、というのがその主旨。本来、次代に子孫を残さねばならない人間が、あまりにも度し難いそのアホさかげんをよくぞ次代に「残さず」死んでくれた、という皮肉の意味だそうな。
このとある国の電動車いす男は、何と2010年に受賞しているんですよね。わたしはこんな素敵な男がいたことはもちろん、こんな素敵なおふざけな賞があることすら知らなかったもので、生きるといろいろ面白いことがあるもんだなぁ、としみじみと思った次第でございます。結構有名なんですかね? この電動車いす男。
とまれ(ともあれ)、このダーウィン賞見てみると、ほんとかよ!? って言う理由で人が死んでるんですよ。
詳しくはご自身の目で見ていただくのが一番です。笑えますよ。きっと。不謹慎、って思います? いえいえ、そんな現代人らしい感情は無用であるとwikiを見ていただくと分かると思いますよ。
ほんとは見ていただくのが一番なんですが、わかりやすく例をあげますと、
1998年 米国 水槽掃除を手伝っている最中にふざけて飲み込んだ魚が喉に詰まり窒息死。
ほんとかよ!? って思いません?
でもこれ、まだまだ軽い方ですからね。
2000年 米国 撃鉄が引かれている場合は銃弾が自動装填されるセミオート拳銃でロシアンルーレットを行い死亡。
え?w セミオート、ってことはつまりリボルバーじゃなくてマガジンタイプの拳銃ですよね?w
マガジンタイプは、弾丸が装填されていれば100% いえ、127%弾が出ますよ。それでロシアンルーレット?w
ね? 笑えるでしょう?w
他にもうんさかありますので実際に見て、腹抱えて笑うといいです。で、この記事を読んでいれば、恐らくすべての人が気付くはず。
あれ………米国人ばっかじゃん………。って。
そうなんですよね。この賞が始まったのは1994年からみたいですけど、開始早々米国が受賞で、ダントツで米国が受賞しまくっているんです。しかも、今年もすでに米国人が受賞しているみたいなんです。他の国は、多くて二つくらいでそんな受賞しまくるほうがおかしいレベルなのに。死にまくっているんですよ。米国人。
となると、某コ○ン君風に、あれれ~、おかしいぞ~。と思わず言ってしまう。とある国の民族をバカにしてる場合じゃないよ。もっと米国人を心の底からバカにしないといけないんじゃね? と、わたしなんかは思う次第でして。
わたしが子供の頃、電子レンジで濡れた猫を乾かそうとチンしたババア、の話があって長らく信じていましたが、実は都市伝説であった、と分かったんですが、さすがにこのダーウィン賞ってこの、電子レンジで濡れ猫を乾かしたレベルの話だよね、と思って念の為ネットで検索してみると、
さすがに電子レンジに濡れ猫は、米国においては都市伝説なんですけど、
英国に実際にやらかした奴がいたらしい………。
2014年のこと、金魚にちょっかいをかける生後4ヶ月の子猫に腹を立てた容疑者は、電子レンジに投入。自分の愚かさに気付くも約1分電磁加熱された子猫はすぐに息を引き取ったとか。裁判所は、飼い主を信頼するしかない動物に対してあまりに恐ろしく残虐な行為として14週の禁固刑と、終身ペット禁止令を言い渡したとか。
これだけでも、正気かよ!? って思いますよね。
でも、
米国では、生後4ヶ月の自分の娘を、電子レンジにかけて殺した奴だっているんですよ。しかも、過去に数例、同様の事件が起こっているのだとか。
嗚呼。
それはともかく、このダーウィン賞を読んでいて、さらに勉強になったことがあるんです。これもわたしは初耳でして。
皆さんは、センチネル族、ってご存知??
ガンダム・センチネルの親戚ではないですよ。
インド洋の東、アンダマン・ニコバル諸島の北センチネル島に暮らすセンチネル族は、何でも一切の外国との交流を拒絶する世界で唯一の民族らしいです。ネットによると100人~250人ほど暮らしていて、何でもかつて英国の侵略者が島民を拉致して、そのまま島民は死亡し、それ以降島民は外国人が近づくと弓矢を打ち込んでくるほど拒絶しているのだとか。よってこの島を管理するインド政府もこの島とは一切関わらない方針なんだとか。
何でも、2018年にダーウィン賞を受賞したのだそうですが、とある米国人宣教師がこの島に上陸を試みて殺されたのだとか。でも、インドで死んだからインドが受賞したことになっているんですけど、インド人としても遺憾砲を発しそう。
ちなみに、別の記事によると、この宣教師、一度上陸を志し、聖書を掲げるとセンチネル族の矢が聖書を貫通したのだとか。
で、この宣教師は日誌に「サタン最後の砦」と称し、「どうしてこんなにも敵意をむき出しにするのか」と失望したのだとか。で、こりずにまた接近し今度は殺され、インド政府は接近を計画した別の宣教師などを逮捕したのだとか。
自分こそ絶対の正義と信じ敵対すれば悪魔呼ばわり、正義を輸出するのだと無駄な使命感に燃え、島民の迷惑を顧みず自分のしたいことだけを押し付けて殉教者きどり。さすがキリスト教徒、ではあります。
記事によると、インド政府も昔は懐柔しようと試みるも、結局やめにして、放置しているのだそうで、そもそも、彼らには「接触されない権利」がある、とか。
そもそもこういう、正義の押し売り、勝手に文明国が野蛮人と見下して文明の光で照らしてやるのだ、という傲慢は歴史上様々な軋轢を生んできた。
その第一が伝染病。島民にとって未知の伝染病をうつされ、その結果島民が激減するという事態がたびたび起こった。日本でもそうですね。知らない人もちょいちょいいますけど、梅毒なんかはもともとは米国大陸にあったのを、コロンブスなどの西欧人がヨーロッパにもって帰り、それが日本にはたった20年後の1512年に伝染した。それ以前の日本には梅毒はなかったのです。
まあ、たった20年で世界を一周ってそれもすごいですけど、さらにこうして宣教師たちがやってくることによって、自分たち固有の文化を忘れてしまう民族も多い。
このセンチネル族は、もはや世界で唯一、外界との接触を全力で阻止するすべてを独力で生きる民族なのである、と。非常に考えさせられるのですよね。
「接触されない権利」
彼らと日本では世界観が天地の相違があるとは申せ、このご時世、ある意味、非常に心惹かれるものがあるのも、また事実でございます。
貿易しないと文明国たり得ない日本であり、モンロー主義ならぬ、センチネル思想、ここまでいくと江戸時代に戻れというレベルですけど、己の命よりその場の感情が最優先される「ダーウィン賞」受賞経験のあるとある国にだけは、「接触されない権利」「ドントタッチミー権」を行使したいですよね。
ってなところで今回はこんなところで。