表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

二話 この森深すぎねぇ?

バールその物の名はダメみたいなので(ようなもの)を付けています。

通りでニュースではバールのような物と言う訳だ|д゜)



窓から外に出て、スマホのGPSでどの辺りか調べて見る。



えっ?反応しない?圏外?ちょっと待て!


「おいおいマジかよ…」


俺はまだ開けてた窓に腕を入れスマホを覗き込んだ。

電波は確かに届いている。GPSも機能してる。

そのまま画面を見ながら窓から腕を出す。

窓から出た瞬間に接続が切れた。


「!?」


タラリと暑くもないのに汗が流れ落ちた。

まさか県外か外国どころか地球じゃない?


「いや…まさか…ね?」


気軽な散歩感覚だったのが一気に、アマゾンの奥地に掘り込まれた感覚に陥った。


やばいやばいやばいやばい…

俺は窓枠を乗り越え部屋に転がり込み急いで窓を閉めた。


「ちょっ…マジか…」


俺は暫し呆然と考えこんだ。


もし未知の場所に繋がっているなら松葉杖なんか役に立たないぞ。

不審者通報されるのを覚悟で、もっと現実的な武器で装備を固めるか。

一応、窓から出てもこっちに帰って来れたのでじわじわ探索範囲を広げるか。


「よし、先ずは武器だ。」


家に一番マシな武器と云えばバールのような物だな…

どうする?二本持って行くのは流石に邪魔、尚且つ重い。

一番長いやつにするか。アルミ製の特注で作ったバールのようなものだ。

長さは百八十センチある。普通の店で取り扱っているのは大体百二十センチぐらいの長さだ。

予備武器には鉈でも持っていたらいいか。

迷い防止にテグスと水糸も持って行くか。

時間は一時間で往復二時間の距離にして一方向だけにするか。


「よし、偵察探検だ。」


俺は出発した。


テグスを地面に隠す様に垂らしながらノロノロ進む。

しかしこの森、かなり深いと思うが道が在るような歩きやすさだ。

倒木など見当たらないし所々、陽も当たっている。

数日に一度は手入れしている感じの森だ。


「まさかなぁ~…ここまで深く感じる森で…」


ここまで深く感じる森は、日本では秋田県の駒ケ岳に行った時ぐらいだ。

俺はたまに木に鉈で傷を付けしるしを残しながらノロノロ進む。

二百メートル進んだ所でテグスか尽きる。

近くの木にテグスを括り、違う木に水糸を括り前進を続ける。

水糸が二本尽きた所で小休止していると足元に矢が突き刺さった。


「へっ…?」


矢が飛んできた方向を見ると、

目の覚めるような美少女が弓をこちらに向けながら言った。


「お前か!木を傷つけているのは!」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ