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詩全集2

氷柱が連なる

作者: 那須茄子

「氷柱が連なる」

なんて素敵な言葉なんだ

響きが見事に綺麗で

字面に並べてみても

やけに収まりのいいサイズ感だ


あなたは雪が好きで

時には凍りついてしまいたいと言う

真に受けた僕の慌て様を

くすくす笑い出して冗談だと弁明する


そのくだりが

まるで

「氷柱が連なる」よう


無邪気な言葉遊び

喩えを落とし込んだ

それはきっちり型に嵌まった


二人の間で交わされる

冬の些細な温もり


溶け込む馴染む

掌には白く淡いだ雪

まだまだ寒くなる

鼠色の雲の下


どちらからともなく手を繋ぐ

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