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クリスマス、俺

作者: 八瀬研

 諸君、クリスマスである。

 この短編は小説ではなく、諸君に対して掲げる問題提起である。

 小説でないことだけは今のところ確かで、プロットなど大して考えもせず衝動のまま書き出しているため、オチがないかも知れない。

 ただなぜこんなものを書いているかと言うと、それはクリスマスであるからだと答えるべきだ。

 クリスマスの自慰行為に近い。

 まず第一の疑問として抱いてしかるべきなのは、恋人とクリスマスを過ごすオトナ達は、二十四日と二十五日のどちらにエッチしているか、ということだろう。

 しょっぱなから下ネタで申し訳ないし、読み返して既に気持ち悪いが話を続ける。

 というか二十四日が本物のクリスマスじゃないか?と思っている日本人は我々が思っているより多いのではなかろうか。

 つまり、クリスマスイブの夜にエッチするか、クリスマス当日にエッチするのか、定かではないのだ。

 今年のクリスマスは月曜日だから、日曜日である二十四日にやっているオトナは多いだろう。

 でもそうでなければ、例えば二十四日が金曜日で、二十五日が土曜日ならば?恐らくこの場合は二十五日になるだろう。

 ……。

 結論。土日にエッチする。

 あんまりくだらない(関係ない)問題提起だから、もうここまででいいや。

 第二の問題提起として、クリスマスイブの存在意味である。

 先ほども触れたが、もうこっちがメインのクリスマスなんじゃないかと思う。

 みんなクリスマスって聞いたら二十四日!と答えるだろう。

 ほんと意味が分からない。

 天皇誕生日イブとかやって欲しい。

 なぜ前日に祝うのか分からないが、なんかお得な感じがする。

 第二の問題提起終わり。

 第三の問題提起を続けたいところではあるが、なんかもう疲れた。

 小説を書きたいという気持ちはあるのに、なんか疲れて書けない。

 こんなくだらない自慰行為ですら、文字に起こすことも煩わしい。

 一文で改行してしまうくらいには面倒くさい。

 のくせして、一日8時間以上も社畜として働きながら生きながらえている。

 クリスマスに恋人とイチャイチャしている人が羨ましいという気持ちは確かにある。それはもう否定しようのない事実である。

 だが彼らは偉いのだ。

 甲斐性がある奴らが付き合っているのだ。

 そして俺達には甲斐性がない。

 こんな下らない話をここまで付き合ってる君は、この「俺達」の中に含まれる。

 もちろん君は私にとっては大変ありがたい存在だ。結婚して養ってくれ。

 だがしかし、もしかしたら誰も読んでくれていないかも知れない。

 小説上げてよく分からない数字がほんとに少しだけ動いて、お前生きているのか?いないのか?どっちなんだいと問いかけたくなるくらいしか本当に数字は伸びない。

 これを読んだ人間は存在せず、全員周回ボットか何かという説がある。

 よしんば反応してもオナ禁とかしてるキモいアカだったときは、類友かと思って落ち込んだ。

 いや、ごめん、オナ禁してる人、キモいとか言って。

 や、ごめん、やっぱキモいけど。

 こんな風に私がキモいという自覚はあるのだ。

 つまり第三の問題提起である。

 どうすれば小説家になれるだろうか。

 やっていないのにやった気になって才能がないとか言うのは本当にくだらないという正論を顔面で受け止めながら、才能がないことを自覚した。

 時間がない。

 時間があったとしても書く気力がない。

 書いたとしても進まない。

 プロット書いても書きたいことが見つからない。

 自分の中の全ての輝きが失われてしまったように感じて、もうどうしようもない無力感のなか、また月曜日から社畜に戻る。

 いっそのこと仕事をやめて貯金でデビューするまで書き続けるか?

 そんな勇気は俺にはない。親を説得できない。

 夢見られない。

 自分に酔えない。

 酔えば吐く。

 子供部屋おじさんの死に様。

 甲斐性なし。

 あとは何がある?

 何も思いつかない。

 多分とんでもなく最悪だ。

 あー、ちょっとすっきりした。

 うんこが出たくらいのすっきり。

 でも本当に書くという行為は疲れる。

 好きなことが仕事にならないから疲れる。

 それ以上に書くことが疲れるのは何かのバグだろう。

 好きだと思ってるのに、疲れる。

 本当に、他人が疲れるって言ってるの聞くほどムカつくことはないよな。

 また書くから読め。

 ラブコメだ。

 進まん。

 世の中には素晴らしい作品が沢山あるのに、私はそれを生み出せない。

 それなのに書こうとするそのキモい気概だけは汲んで欲しい。

 まじで進まないのなんなん?


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