表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
新米天使リラの恋  作者: 宮守 美妃
10/10

愛は永遠に

「ああ……とても美しいな」  


「……そんな、ありがとうございます。ミカエル様もとても素敵です」


 リラは恥ずかしさのあまり俯うつむいてしまう。

 ミカエルはリラを愛おしそうに見つめ微笑む。


「あの、ミカエル様? これから何が始まるのですか?」


 ミカエルは何も言わずにリラに向って、ニヤリと笑った。






 2人で創造主の前に立つ。


「そろったな」

 威厳を感じる穏やかな声が聞こえた。


 全ての万物を創った創造主。リラ達天使でさえ、滅多に会えることはない。光輝きすぎて眩しいため、姿形は反射して見えない。 


 神は光そのものとは、こういうことなのかもしれない。


「大天使ミカエルに天使リラ」


「はい!」


 2人同時に返事をする。


「そなた達は思い合っているようだな」


「はい!」


「互いにどんな時も支え合い尊重し合い、愛を忘れず敬い合えると誓えるか?」


「誓います」とミカエル。


「……誓います」とリラ。


――一体何が起きてるの?


「では、2人の婚姻を認めよう」


「ありがとうございます!」


「え? 婚姻?」


「そうだ。リラ、すまない。サプライズしたかったんだ」


「あ……そういうことですか。分かりました! 誓います!」


「それでは、光の冠の交換を」


 2人の前に光で出来た夫婦の証の冠が現われる。ミカエルは両手で優しく持ちリラの頭上へ乗せる。リラもミカエルの頭上に冠を乗せた。2人は誓いの口付けを交わす。




 どこからか美しいクラシックのような音楽が流れてくる。天使の音楽家のようだ。気付くと周りには神や女神がいた。ガブリエル、ウリエル、ラファエルもいる。


 皆とても喜んで祝福してくれている。




「これで一組の夫婦の誕生だな」


 創造主は満足そうに声を響かせた。皆温かい拍手をしてくれる。








 式が終わり2人はエメラルドグリーンのビーチへ来ていた。


 心地良く気持ちの良い風が吹いている。エメラルドグリーンの波が寄せては返して行く。2人は手を繋ぎながら歩いている。




「ミカエル様」


「何だ?」


「このドレス、とても素敵です」

 リラはドレスの裾をつまんで見せた。


「そうか……そのドレスを選んだのは、あの女神なんだ」


「え?」


「女の好みが分からなくてな……サプライズしたいのに困っていたから、つい相談してしまった。すまない、リラ。誤解させて」


「いいえ。女神様がとても美しい方だったので、不安になっただけです。そういうことなら大丈夫です。ありがとうございます!」


「……リラ。この愛は永遠に君だけのものだ」


「はい!」


 ミカエルは再び誓いの口付けを交わした。


 ミカエルとリラ。この2人にはこれからも色々なことが起こるだろう。しかし、2人ならどんな困難も越えていけるに違いない。










                       End.

最後までお読み頂きありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ