伸び仕草懲りて暇乞い
レビュー執筆日:2022/9/29
●ファンキーなリズムを強調させ、少し「大人」になった印象が。
【収録曲】
1.違う曲にしようよ
2.袖のキルト
3.あいつら全員同窓会
4.猫リセット
5.夜中のキスミ
6.ばかじゃないのに
「ずっと真夜中でいいのに。」のミニアルバム。前作の『ぐされ』では音楽性が一気に広がった彼女達ですが、今作はあえてバリエーションを絞り、ファンキーなリズムを強調させたBPM120前後の曲がほとんどといった印象を受けました。その影響か、これまでと比べて「バタバタした雰囲気」が抑えられているように思え、言い換えれば、「少し大人になった」といった感じでしょうか。歌詞に関しては相変わらず抽象的な表現が目立ちますが、最後の2曲である『夜中のキスミ』と『ばかじゃないのに』に関しては若干分かりやすくなった印象があり、「ここにいない(いなくなった)相手を思う様子」が見て取れます。
ただ、そういった要素を強調させているがゆえに似たような曲が多く、個人的にはもっとキャッチーなフレーズを増やして曲ごとにメリハリを上手く付けて欲しい面がありました。そういう意味では良くも悪くも従来通りといったところでしょうか。もっとも、『あいつら全員同窓会』のサビや『夜中のキスミ』のBメロのように所々で心地良く耳に残るリズムを聴かせてくれるところもあり、決して「勢いや雰囲気でごまかしている」というわけでもないのですが。
評価:★★★★