表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/8

3 兄妹とステータス

「う~ん。自分がどんなステータスか一回見とこっか!」


「えーと、メニュー画面は……、おっ!?」

突然、視界の左にメニューのアイコンが縦に並んで出てきた。


「おおお!なにもモーションしなくてもメニュー画面が出せるのか。いやー、ゲームの進化はすごいねー」

オプション、ステータス、アイテム、スキルなどなど様々なアイコンがある。『ステータス』画面をタップして開いてみると、黄緑色のパネル目の前に現れた。


ラタ

性別 ♂

職業 ファイター


HP 50/50

SP 50/50


【POW】 11

【INT】 1

【SPD】 1

【VIT】 1

【LUK】 1


装備

頭【なし】

背【なし】

手【なし】

服【ビギナーの服】

足【ビギナーの靴】

武器【ビギナーズソード】

盾【なし】



「えーっとアヤ、アヤの職業は?」


「まって~まだステータス画面開けてないよ~」


「メニュー画面開けっ!って念じてみな」


「うーん。開けっ!」

アヤが大声をあげながら腕を上に突き上げた。


「お~!開いた~!えーとステータスを開いてっと。あっ、私はファイターらしいよ!かっこいいねファイターって!」


「初期はみんなファイターからスタートなのか。服も靴も俺とおんなじだし。ステータスのこのアルファベットは・・・【POW】は物理攻撃力、【INT】は魔法攻撃力、【SPD】はスピード、【VIT】は体力、【LUK】は運か」

【POW】の値が11なのはファイターが打撃系職業で、物理攻撃力にプラスでポイントが付くかららしい。


「『打撃系職業』か。他に何系職業があるんだろ。」


「おにいちゃーん、そんなことよりさあ~そこの門からこの町の外に出られるらしいよ!ほかのプレイヤーさんも向かってるし、早くいこ!出遅れちゃうよ!」

アヤが俺の袖を引っ張りながらはしゃいでいる。


「確かにそうだな!じゃあ行くか!」

そう言って二人は広場からのびる大通りを走りながら抜け、門に向かうのであった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ