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だらけきった恋愛模様  作者: Sonnie
第一章
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コーヒーとクイズ

第十一話

十話突破した!

寒い時は暖かい飲み物が欲しくなると思う。


雪が降るくらいに寒くなった今日この頃、俺は大好物のコーヒーを飲んで今日も安らぐ。


朝目覚めて、湯を沸かし、コーヒーの準備をして、その中にお湯を流し込む。


そして、ぽたりぽたりと落ちたコーヒーが溜まるのを待ちながら香りを楽しむ。


コーヒーはコーヒーでも俺はブラック以外は許さない。


甘いコーヒーなどはコーヒーではなく別の飲み物。


少なくともコーヒーといえば、普通は何も入れないで持ってくるものだ。


砂糖やミルクを入れるなら一つ断りを入れてからするものだ。


もうお分かりだろうと思いますが、俺ことシンは今とても怒っている。



なぜなら、めいが俺のコーヒーに砂糖を入れたからだ。


俺は付き合って時間が経ちにも関わらず、コーヒーに砂糖など入れる邪道をしためいに大変腹が立っている。


「で…私にどうしよと?」


めいはめんどくさそうにいう。


「お前…反省していないな?」

態度で分かるぞ


「いや、悪いとは思っているよ?明らかに私のミスだし。でもね、そこまで怒る必要あるかなーって」


めいは少し遠慮気味に言う。


「俺はなーめい、砂糖もそうだが、俺がブラックしか飲めない事をめいが知らなかったのもショックなんだよ!」


普通気づくでしょ!


「いや、待って。それはカップルが良くお外に行く時とかでレストランで待ち合わせとかのあるあるでのケースよね。飲み物コーヒーしか飲まないよね的な他愛の無い話で聞くやつでしょ?」


「あぁ」


「そもそも、私達普段は家でゴロゴロしているだけじゃない。」


「!」


「飲み物なんて精々シンの家の麦茶が基本で自販機ぐらいでしか買わないじゃない」


「!!」


「そんな情報が少ない中、彼氏の好きな飲み物なんて分かるわけがない!」


「!!!」


「つまり…私は悪くないぃぃぃ!!!!」


「ぐわーーーー!」


「…」

「…」


「では、お互いをよく知っているかクイズしようか」

「賛成~」


そんな訳で、お互いをいかに理解しているかクイズが始まるのであった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

~シンからの出題~


「じゃあ、まずは俺に関する問題からな」


「よしっ!かかってこい」


「なお、答えを変えないように、この手元のホワイトボードにあらかじめ答えを書いておきます」


「いいねそれ、これで意地悪もなくフェアに答えられる。」

いつになくめいのテンションは高めだ。


「では第一問…俺の好きな食べ物は?料理名で答えよ」


「料理名?」


「肉とか魚はダメって事、後焼き肉とかも、部位で答えて」


「いきなり、難しくない!!!」


「制限時間は30秒~」


陽気に俺は進める。


(えーでも、この前のハンバーグは好評だったよね…だから多分お肉関連なのは間違いない…)


「残り20秒~」


(あーでも、和食も好きだってこの前話したっけ?和食の肉料理って何よ!)


「残り10秒~9,8…」


(待って…!あるわ!肉料理でお肉なのあるじゃん!盲点!)


「3、2…」


「しゃぶしゃぶ!しゃぶしゃぶよ!」


「ファイナルアンサー?」


俺はノリで聞いてみた。


「ファイナルアンサーよ!」

「ざんねーん!!!」


「えー!」


「正解はすき焼きでした」


「そんなに変わらないじゃん!」


「いやーしゃぶしゃぶは料理というより食べ方だからねーまず。すき焼きなら鍋で一つ完成しているし…」


「うぅー」

めいは悔しそうにした。


(なんだこれ、楽しいな)


クイズで答えられない人がいると、もっと虐めたくなるこの感情。俺はSではないと思うが、この気持ちはいいな。


「では次の問題!」


「次は答えるわ!」


「俺が100万円を宝くじで当たりました、何をする?」


「べたなのでは来たわね…」


「実際に欲しいよ、百万円…これは制限時間も30秒ね」

(サブカル好きだから、何かそれに関連している事よね…漫画を買うとか?)


「残り20秒…」


(でも、それじゃあ、魅力はないよね…旅行とか?もしかして新婚…)


「残り10秒…」


(まさか、シンが…でもこの天然すけこましならあり得るかも…)


「5.4…」


「旅行!私と一緒に!」


「ぶっぶー」


「ファイナルアンサーもうなし!」

めいは驚いた顔で言う。


「いや、めんどいし…それに全然違ったから」

あれっていう側も結構体力使うんだよね…ための時間とか声の量とかで…


「えぇーじゃあなによ?」

めいは他に見当たらないのかお手上げの仕草をする。


「学費」

俺は真面目に答えた。

めいは少し呆れたかをして言おうとしたが…



「夢がな…」

「めいが海外へ行くときのためにさ、ほら海外の大学は学費高いから…」


「////////…やっぱりシンはぁ…」


俺が続けた言葉で言いやめた。

「何?」

俺は分かった上で聞き返す。


「別に!次!」


「はいはい、では最終問題」


「一問ぐらいは解いてやるぅ!」

なんか幼児退行していないか?まぁそれだけ楽しんでいるという事で。



「問題!…俺の1分後の未来を言い当てろ」


「私に抱き着く」


「せーかーい!!!」


「うわぁ!」


そのままの勢いで俺はめいに抱き着いた。


「もうーこれじゃあクイズの意味ないじゃん!つまらないよ」


「クイズなんて出題者の自己満足なんだよ」


「言い切った!ってははっ…くすぐったいよ」


そういいながら、俺はめいをくすぐる。


「最下位のめいには罰ゲームでくすぐりの刑ね」


こしょこしょこしょっと俺は脇腹をくすぐる。


「ちょっ!あはははっそんなあははっはひどいははっは私しかはははっはいないのに…」

めいは笑いながら文句をいうが、もう遅い。


そのまま、俺は満足がいくまでくすぐりを続けた



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「コーヒーの罰を思い知れ」


「結局それかぁーーー、もう許してよ」

笑い過ぎて涙目のめいがそこにいた。


俺はしつこい男だぞ?めいよ


「まぁ、実際一問答えれたんだからいいじゃん」


「それでくすぐりを喰らったけどね…乙女の肌をもてあそぶなんてエッチ」


「なんかばばくさいぞその言い方」


「なによー!」


ぽかぽかとめいは俺の頭を叩く。てか、やっぱりめいは幼児退行している説が高まってきたな。


「次は私の番よ!シン!私にホワイトボード貸して」


学校一の優等生は俺からホワイトボードをふんだくり、問題を書き始めた。


そんなめいを可愛いと思いながら、どんな問題を出すのか楽しみにするシンだった。


コーヒーとクイズ 後編へ続く…いつになるか分からないですが…(それまでは前編は取っておきます)


ここまで読んで戴き有難うございました。

面白いと思っていただけたら、作者のモチベーションに繋がりますので評価や感想の方を宜しくお願い致します。

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