プロローグ
西暦2222年。これまで平和と安寧を保ってきた日本は苦渋の決断の末、他国との戦争に乗り出した。
理由は経済の崩落と他国からの激しい攻撃だった。
当時最新の技術を保持していた日本の勝利は誰もが確信していた。しかし、結果は惨敗。
人類の中に魔術師と呼ばれる者たちが現れ、その存在を知らなかった日本は、その強大な力の前になす統べもなく支配の対象となってしまった。
当時最強の国家『フォルセニア帝国』は、圧倒的な軍事力を誇るアメリカをたった2週間で制圧し、その国土をその手におさめた、日本もまたフォルセニア帝国の支配下となってしまった。
現在この世界は3つに分かれ争いを続けている。
『フォルセニア帝国』、『ユーロ連合国』、『中華連邦』の3つ…。
そんな長ったらしい文章を読みながらふと窓の外を眺める。
夜神 彰斗はこうして授業中に窓の外を眺めることを日課としている。
日本の国王は学生にフォルセニア帝国こそが正義だと信じ込ませたいらしい。
昼休みになると彰斗は決まって屋上に足を運ぶ。
立体映像装置を搭載した携帯端末は、連日テロや事件のニュースで溢れかえっている。
そしてどのニュースにもある単語が記載されている。
『反逆の使徒』。この国で唯一政府に反抗する組織の名前だ。
「抗っても意味なんて無いのに…。」
彰斗は、いやほとんどの国民は諦めているのだ。平和などというものに。
どうもはじめまして。
この作品をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
基本的に小説を執筆するのは初めてになりますが、今後皆様に満足していただける作品にしていこうと考えております。
まだまだ始まったばかりですが、よろしくお願いいたします。