番外編その3 メイド服、いりませんか?
今回からしばらくは水面出さんの作品である『方城時雨の奇妙でイカれた学園生活』とのコラボ回となっております。
方城時雨の奇妙でイカれた学園生活
作者:水面出
中3のある日方城時雨の元に届いたとある学園の入学許可通知。それは波乱に満ちた学園生活の始まりの合図だった・・・
URL:http://ncode.syosetu.com/n9012x/
「えーっと……響、この信号は真っ直ぐでいいのか?」
俺は携帯に表示された地図と周りの景色を見比べながら横にいる響に問いかける。
「はぁ……そんなのオレが知る訳ねーだろ。適当でいいじゃねーか適当で。オレ達が向かう所ってバカみたいにでけーんだろ? だったら適当にブラブラ歩いてても、絶対にそのうち着くって。まだ朝なんだしよ、時間はたっぷりあるさ」
「あのなぁ……」
長いような短いようなGWももう終わりに近付き、今日は6日目。
天照とカラオケに行ったり、穂乃佳と一緒に遊んだりと今年のGWは本当に色々あった。
そう……本当に色々とあった。
俺は地図から視線を左手首へと移す。
そこにはこの前倉稲魂に貰った金色の腕輪がある訳で。
ううっ、あれは今思い返して見ても……ゾッとするな。
“あれ”と言うのはもちろん、朧さんにひどい目に合わされそうになった事だ。
幸い気絶する直前に、朧さんから逃げようとする倉稲魂を目の前に召喚する事に成功した(窓から逃げようとする倉稲魂を見て、とっさに試したのだ)らしく、朧さんに殺られる事は逃れた。
多分、逃げるのを諦めた倉稲魂が朧さんにさっきのは嘘だと説明してくれたんだろう。
俺が目を覚ました時には既に2人共帰ってしまっていたので、実際に召喚に成功したのかどうかさえわからないのだけれども。
でもまあ、とりあえず死なずに済んだのだ。
倉稲魂が腕輪をくれた事。その腕輪に倉稲魂を呼び出す機能があった事。そして確証は得られないが、倉稲魂を呼び出す事に成功した事。
それら全てが上手い具合に重なって、今日も当たり前のように生きていける事を神様に感謝。
「……なぁ冬夢。どうしてオレに向かって急に頭なんか下げるんだ?」
「いや、なんて言うんだ? その、こうやって当たり前のように生きていける事を感謝しようと思って」
「……は? 急にどうしたんだよ冬夢。何かちょっとキモイぞ?」
「……ですよねー」
確かに自分でもさっきの発言は気持ち悪いと思う。
しかし、思わずそんな事をやってしまうぐらいに、あの時は死を覚悟したのだ。
ちなみに、穂乃佳や倉稲魂と色々あった翌日に和と響は帰ってきたのだが……。その時にも俺は死を覚悟した。
その原因はもちろんこの腕輪である。
俺からしてみればこの腕輪は––––こんな言い方をするのは倉稲魂に失礼かもしれないが––––ちょっと変わってはいるもののただの腕輪にしか過ぎない。
しかし、下級神である響や和にとってはとんでもない代物だったらしく、俺が玄関で2人を出迎えるや否や––––
『と、冬夢! きっ、貴様という奴は! 天照様だけでなく……倉稲魂様まで毒牙にかけて……腕輪を無理矢理作らせるとは……! この罪は死んでも償いきれないぞ冬夢!』
『なあ冬夢……オレは悲しいぜ。お前がそんな事をするクズ人間だったなんてよ……。でも大丈夫だ。オレがこの手で冬夢を殺して、その後にオレも一緒に責任を取って死んでやるから』
『え?』
––––瞳孔が完全に開ききった目で俺を睨みつけ、そのままいきなり死刑宣告。
まさか玄関で死ぬわけにもいかないので、手を不気味に動かしながらじりじりとにじり寄ってくる2人に必死になって経緯を説明。
30分以上かけて何とか納得してもらった訳なのだが……正直、朧さんよりも遥かに怖かった。その後の数時間、2人に近寄れない程に。
まぁ、そんなこんなで今に至る次第である。
「それにしても、深千流先輩に詳しく聞いておけばよかったかな。この……光天寺学園への行き方」
俺は再び携帯の地図を見て、ため息をつく。
GW6日目である今日、俺と響は吾妻姉妹の頼みで隣県にある光天寺学園に向かっていた。
弥千流がやっているメイド服専門のネット通販(学生の身分である弥千流がこんな事をしてもいいのかどうかはこの際スルーする)に、光天寺学園の寮に住んでいる『天崎 出雲』と『標部 杏奈』という人から注文が入った為、どうしても抜けられない用事が急にできた吾妻姉妹の代わりに届けにいくのだ。
「どうして宅配じゃないのか?」と疑問に思ったりもしたが、買ってくれた人達にベストなメイド服を提供したいという吾妻姉妹の考えから、吾妻姉妹は自分達で行ける場所には足を運び、実際に自分達の目で変な所はないか確認しているんだとか。
最初は和も一緒に光天寺学園へ行く予定だったのだが、女子剣道部員全員で集まって日帰りでどこかに行かないか? と誘いがあったらしく、散々悩んだ末にそっちに行ってしまった。何でも、行く予定の場所の近くにめちゃくちゃ美味しいと評判の唐揚げ専門店があるらしい。
和と一緒に来れなかったのは残念だが、こればかりは仕方のない事だ。
部活仲間との交流は大切な事だし、何より唐揚げを我慢する和なんて和らしくないしな。
まあ昔の––––毎日3食唐揚げ食べたいだなんて言っていた時みたいに暴走し過ぎていたら、流石にストップさせるが。
「……な、なあ冬夢」
さっきからずっと黙りこくっていた響に声をかけられ、俺は色々と考える事を中断する。
「ん? どうした響。光天寺学園に向かう道がわかったのか?」
「いや、そーじゃねーんだんけどよ……」
「うん?」
顔を赤くし、俯いてもじもじしだす響。
えーっと……何があったんだ一体?
そのまま俯いてもじもじしている事、約数分。
ようやく顔を上げた響の口から放たれた言葉は––––
「……オ、オレとその……手をつ、つ、繋いでくれねーか?」
––––というものだった。
「……えっ? えぇぇぇぇぇっ⁈」
人目をはばかる事なく大声を出してしまう俺。
きゅ、急にどうしたんだよ響の奴!
その……お、俺と手をつ、繋ぎたいだなんて……。
今、俺の顔は響と同じで真っ赤っかに違いない。
それにしても……こんな事を言ってくるだなんて……もしかして、響は俺の事が……。
「バ、バカっ! 大声だすんじゃねーよ!」
「えっ、あっ、わ、悪い……でも、どうして……その……急に手をつ、繋ぎたいだなんて…」
「…………」
「えーっと…………ひ、響?」
「…………かっ、勘違いすんじゃねーぞ!」
「な、何がだよ?」
「オレは冬夢と手を繋ぎたいとか、ここで他の奴らとちょっとでも差をつけておこうとかぜ、全然! これっぽっちも思っちゃいねーんだからなっ! あんな事を言ったのは……えーっと…その……本当は……冬––––」
「男性恐怖症を少しでも克服する為か?」
そういえば、響は男と触れるのが無理なんだったよな。俺にはどうしてだか(多分、俺の事を男として見ていないんだろう。何だか悲しいなぁ)ある程度触る事ができるらしいからすっかり忘れていたけど。
響は男性恐怖症を少しでも克服する為に––––男に慣れる為に俺と手を繋ごうとしているんだろうな。
あぁ「もしかして響は俺の事が……」と一瞬でも思って舞い上がってしまった自分が恥ずかしい。
響は必死になって男性恐怖症を克服しようとしているのに! 心を落ち着けるんだ俺!
「え、あ、ああ! そ、そうだ! 流石冬夢だな! オレの事、よくわかってるじゃねーか!」
そんなセリフとは裏腹に、響の顔はなぜか何かに落胆したような感じだった。
「ほ、ほら、響。手を繋ごう」
「……おぅ」
そう言って、おずおずと俺の手を握ってくる響。
「!!」
先程、心を落ち着けようとした俺であったが、響の手を握った途端に再び心臓の鼓動が早くなっていく。
俺だって健全な高2なのだ。
柔らかくてすべすべしていて、ほんのりと暖かい。そんな可愛い女の子の手を握って、緊張しない訳がない。
横にいる響も男が苦手である為か、ガチガチに緊張しているのが手のひら越しに伝わってくる。
「…………」
「…………」
「…………い、行こうか」
「…………そ、そうだな」
「…………」
「…………」
こうして俺と響はお互い一言も話す事なく、古いロボットみたいなガチガチな動きで光天寺学園(未だに行き方はわからない)へと向かうのであった。
「ふう、ようやく着いた……」
「これが光天寺学園かぁ。確かにアホみたいにでけーな、こりゃあ」
『光天寺学園』とでかでかと書かれた立派な門の前で俺達は呟く。
道行く人に光天寺学園の場所を片っ端から尋ねまくった結果、何とか昼前に光天寺学園に着く事に成功した。
これは道行く人に教えて貰った事なのだが、どうやら別の電車に乗っていれば光天寺学園前に降りれたらしい。俺達は完全に遠回りをしていた訳だ。トホホ……。
ちなみに俺と響はもう手を繋いでいない。
途中まではずっと手を繋いでいたのだが、道を尋ねた人達の––––まるで付き合ったばかりの初々しいカップルを見守るような––––生暖かい目に耐えきれなかったのだ。
「なぁ響……これ、寮ってどこにあるんだ?」
「さぁ? オレに聞かれても、んなもん全然わかんねーよ。とりあえず入園許可証を貰わなきゃいけねーんだろ? 深千流先輩が言ってたじゃねーか」
「ああ、そうだったそうだった。すっかり忘れてた。……えーっと、あそこのガードマンに話しかけたらいいのか?」
「多分そーだろ。ついでに寮までの行き方を教えて貰おうぜ。じゃねーと、絶対に迷っちまう。これ以上無駄に歩くのはもうこりごりだ」
「だな。ちょっとあのガードマンに話してくるから響はここで待っといてくれるか?」
「おう。手短に頼むぜ?」
「もちろんわかってる…………あのー、すいませーん。入園許可証を頂きたいんですが––––」
俺は荷物を響に預け、小走りで人の良さそうな中年ガードマンの方へ向かうのであった。
「えーっと……この建物が図書館だから……こっちに行けばいいのか」
「ああ。あのガードマンさんはそう言ってたな。……うーん……にしても、広過ぎやしねーか? いくら何でもよ」
「だよな~。俺達の学校もこれの十分の一……いや、五十分の一でも豪華だったら毎日張り切って学校に行くんだけどな~」
「確かにそーだな。私立のくせに目立った特徴ねーもんなー」
「いや、名前だけ目立ってる。なんせ鳳凰学園だからなぁ……完全に名前負けしてる」
などと、響とだべりながら図書館の角を曲がると––––
「♪〜♫〜♪」
––––呑気に鼻歌を歌っている、向かい側からやってきた幼女(だいたい10歳ぐらい)と危うくぶつかりそうになった。
「おっと⁉」
慌てて避けようとする俺だったが、時は既に遅く……
「ぬあっ⁉」
幼女とぶつかり、しりもちをつかしてしまった。
お互いほとんどスピードが出ていなかったのが幸いといえば幸いである。
「うぬぬ……痛いのじゃ…」
さすさすと腰をさすりながら立ち上がる幼女。
喋り方こそ天照に似ているが、髪の毛が真っ黒な天照とは違い、この幼女の髪の毛は深紅に染まっている。
まあ、髪の毛を腰の辺りまで伸ばしているという点は天照と一緒であるが。
髪の毛さえ黒色にすれば多分天照と区別がつかないだろう。
俺の横で響も「こいつ……髪の毛の色以外は天照様にそっくりじゃねーか」と驚いている。
いやはや……「世界にはそっくりさんが3人はいる」とよく言うけど、まさか神様にも適応されるとは。
「ぬーっ! お前ら何者なのじゃ!」
ぷくーっと頬を膨らませ、抗議してくる幼女。
そんな幼女の姿を可愛いと思ったり、更に言えば常日頃「天照や倉稲魂を一日中なでなでしたい!」とも思ったりする俺であるが、ロリコンなどではない! …………はずだ、多分。
「あー、悪い。完全に前を見てなかった」
「まあいいのじゃ。ウチも前を見てなかったから、お互い様なのじゃ」
そう言って、ペコっと頭を下げる幼女。
う〜ん。それにしても……どうしてこんな所に幼女がいるんだ?
「––––へー、なるほどなー。こくら あざみっつー名前なのか」
「そうじゃ。湖に倉で湖倉。薊は––––」
「ああ、知ってる知ってる。草冠に魚にカタカナの“リ”で薊。えーっと確か、薊って植物の名前だよな?」
「うむ。キク科アザミ属の多年草じゃ」
「へ〜。薊ちゃんって小さいのに賢いんだな」
「当然じゃ! なぜならウチは––––」
響に何かを話している幼女を見ながら、俺はそんな事をふと思った。
ここには小学校はないはずだし……まさか高校生なんて訳もないし……。
もしかして、あれか。ここの生徒であるお兄ちゃんかお姉ちゃんに会いにきたんだろうな
今はGWの真っ最中だし、ふらりと様子を見にきたとしても別におかし––––
「なぁ……薊ちゃん。嘘つくんだったらもうちょっとマシな嘘つこうぜ?」
「嘘でも何でもないのじゃ! ウチはここの学校の理事長なのじゃ!」
––––へ?
……今、幼女––––どうやら、あざみちゃんと言うらしい––––の口からとんでもない事が発せられた気がするんだが……まさか…な。
俺は考える事をやめ、響とあざみちゃんの会話に耳を傾ける。
「いやいや……そんなの信じれる訳ねーだろ。だって薊ちゃん、10歳だろ?」
「そうじゃ。10歳じゃ」
「あのなぁ……10歳なら小学校に行かなきゃなんねー年だろうが」
「ウチは天才だから飛び級してるのじゃ!」
「…………」
「何じゃ! その疑いの目は! どうしてそんなにウチの事が信用できないのじゃ!」
「いや、どうしてって言われても……なぁ」
「む〜! も、もう知らないのじゃ! 菜奈にい、言いつけてやるのじゃ! 菜奈はと〜ってもこ、怖いのじゃ! 後悔してもお、遅いのじゃ〜! う、うわぁぁぁぁぁん!」
そう言って半べそをかきながら、どこかへ走り去って行くあざみちゃん。
「…………なあ冬夢、あの子なんだったんだ?」
「…………いや、俺にもさっぱりわからん」
自称ここの学校の理事長であるあざみちゃんのいきなりの登場と退場に、しばらく立ち尽くす他ない俺達だった。
吾妻 深千流(以下深)「深千流と」
吾妻 弥千流(以下弥)「弥千流の」
深・弥「かみるーらじお!」
深「こんにちは。鳳凰学園高校3年、放送部部長をやらせて頂いている吾妻 深千流です」
弥「はろ~! 鳳凰学園高校2年の吾妻 弥千流だよ~。ちなみに、わたしは放送部副部長やらせて貰ってま~す」
深「“かみるーらじお!”とはもっと読者様に“神√”を知って頂きたい! という思いから生まれたラジオです」
弥「ゲストを呼んでフリートークをしたり、リスナーの皆からのお便りを読んだり、質問に答えたりしちゃうよ~」
深「さて“番外編その3 メイド服、いりませんか?”いかがでしたでしょうか?」
弥「今回はコラボ回なんだね~」
深「ええ。水面出さんの作品である『方城時雨の奇妙でイカれた学園生活』とのコラボです」
弥「それにしては、前回の回想シーンや一ノ瀬とひびきんの絡みがやたらと長くて、コラボってる感が薄いよね~」
深「……弥千流、それは言わないお約束です。作者さんも頑張っているはずなんですから」
弥「はっきりと頑張っている……と言い切れないのが作者らしいね~。水面出さんには申し訳ない事をしたけど、大丈夫! わたしがちゃんと作者に、次回からは水面出さんのキャラとがっつり絡ませるように言っておくからね~」
深「ですね。大事なコラボ回なんですから、最低限の事はやって貰いませんと!」
弥「でもまあ、わたし達にとって一番大事なのは、一ノ瀬とひびきんが無事にメイド服を届けてくれるかどうかなんだけどね~。ぶっちゃけると」
深「ですねー。お客様は神様ですから。もし無事に届けてくれなかったらお仕置き確定ですね。ふふふふふふ…」
弥「お、お姉ちゃん? 目がマジだよ? 怪しい光を帯びちゃってるよ?」
深「いえいえ。そんな事はありませんよ?」
弥「いやだって––––」
深「そんな事はあ り ま せ ん よ ?」
弥「……そ、そうだね〜。うん」
深「わかってくれたらそれでいいんです。さあ、質問コーナーにいきましょう」
弥「わ、わかったよお姉ちゃん。え、えーっと……今回はペンネーム “名無しの権兵衛”さんからの質問。『作者さんの制作風景を教えて下さい。お願いします』だって~。って、これ前にやらなかったっけ~?」
深「これ、私達がついつい暴走しちゃって途中で中止になったやつですよ。ほら、音々華ちゃんを作者の家に忍び込ませて……」
弥「ああ、そうだったね~。すっかり忘れてたよ~。お姉ちゃん、今回ものんのんと電話が繋がってるの~?」
深「ええ、もちろんです。音々華ちゃーん!」
初谷 音々華(以下音)『ひ、ひゃい! ど、どうもおひ、お久しぶりです! は、はちゅ、初谷 の、音々華でしゅ!』
弥「のんのん……初めてならまだわからなくもないけど……テンパり過ぎだよ~」
音『す、すいません! こういうのは、その、苦手でして!』
弥「……まあいいや。今、のんのんは作者の部屋にいるんだよね~?」
音『はっ、はいっ! そうです! 今回はちゃんと作者さんの許可も頂いています。つ、ついでにカンペも頂いちゃいました。作者さんはいい人です!』
深「……音々華ちゃん、それは言っちゃいけないと思うんですが…これ、ラジオですし」
音『はうっ⁈ そ、そうでした! ご、ごめんなさい!』
深「ま、まあいいでしょう。音々華ちゃん、それでは作者の制作風景を教えて下さい」
音『え、えーっとですね……作者さんはどうやらキーボードで文字を打つのが苦手みたいです』
弥「というと?」
音『作者さん曰く、いきなりキーボードでは話を書けないんだそうです。さ、最初はルーズリーフに下書きをするんだそうです』
深「下書きはお話全部するんですか?」
音『い、いえ。基本的に全体の半分ぐらい下書きするんだそうです。ち、ちなみに今回の“番外編その3”は一ノ瀬先輩と善家先輩が手を繋ぐシーンの直前まで、えーっと、し、下書きしたらしいですよ』
弥「へぇ~。意外と真面目なんだね~作者も。少し見直したかも」
音『そ、そういえば、下書きをしているから更新が遅くなるのは仕方ないって言ってました』
弥「前言撤回。やっぱりカスだね~あの作者は」
深「それは流石に弥千流に同意せざるを得ませんね。ちょっとこれはきついお灸を据える必要がありそうですね」
弥「のんの〜ん。今、そこに作者はいるの~?」
音『えっ、ええ、ああはい。横にいますよ』
弥「じゃあ……わたし達がそっちに行くまで作者を捕まえておいてくれる~? ……って、のんのんじゃ無理か––––」
『バチバチッ!』
弥「⁈ ど、どうしたの、のんのん!」
深「何だか変な音がしましたけど……」
音『だ、大丈夫です。スタンガンで作者さんを眠らしただけですから』
深「ス、スタンガン⁈」
弥「な、何でのんのんがそんな物騒な物を持ってるの?」
音『お、親がいざと言う時の為に持っておけ……って』
弥「…………い、色々と言いたい事はあるけど……まあこの際いいや。お姉ちゃん、行こう」
深「とりあえず音々華ちゃんの話は後回しですね。今は作者さんにお仕置きするのが最優先ですね」
弥「じゃ、お姉ちゃんしめちゃって」
深「“神√”を読んでいて疑問に思った事や、このキャラとこんなトークをして欲しいという要望があれば、感想やメッセージ、活動報告のコメント欄からお知らせ下さい。また、誤字脱字や矛盾点などがありましたら、ご報告よろしくお願いします。他にも感想や評価、レビューなどもお待ちしております」
弥「キャラ人気投票+アンケートも継続中だからね。皆のお便り待ってるよ~……よし! 行くよ、お姉ちゃん!」
深「ええ、そうですね。行きましょうか」