第00話 キャラクター紹介があると、ネタバレありだとわかっていてもついつい見てしまうものだ。(キャラクター紹介です。ネタバレ注意!)
随時更新していきます。
一ノ瀬 冬夢
この作品の主人公。
私立鳳凰学園高校2年生で料理部所属。
今風に長く伸ばしている茶色がかった髪の毛が特徴的。
全体的に髪の毛がぼさっとしており、どこからどう見てもワックスでセットしている様にしか見えないが「これは癖っ毛であり、ワックスでセットしている訳でない」と本人は主張して譲らない。
従妹である高階 穂乃佳に散々罵倒されても、何も言い返せず黙りこくってしまうなどいつもは若干ヘタレな部分が目立つが、いざとなれば善家 響を助ける為に成人男性2人に1人で立ち向かったりと男らしい一面を見せる。
見た目も性格も肉食系と草食系のちょうど真ん中と言ったところ。
親が中学1年生の入学式の日に、仕事(世界にいる神様の手伝いをするというもの)で出て行った為、家事の腕前はなかなかなもの。
特に料理が上手く、料理部の他の部員に料理を教える程。
その為、水沢 麗奈を除く料理部員からは「先生」と呼ばれている(ただし、本人はそう呼ばれるのが苦手らしい)。
また、料理が好きな理由は本人曰く「やればやる程、上達していくのがよくわかるし、自分の健康にも結びつくから」との事。
心優しい性格に中々のルックス、さらには家事スキルが高く、手先が器用な為、女子からの人気は高く、音尾 和を始めとする複数の女子に好意を寄せられているが、恋愛に関してはとても疎く、全く気付いていない。
本人は周りに鈍いと言われる事をとても気にしているらしく、ネット上にあるサイト『もう鈍いとは言わせない! 究極に鈍感なラノベのハーレム主人公でもわかる女心の全て!』を読んで日々勉強しているが、実際に成果が出ているかどうかは微妙なところである。
プラモデル作りが好きで、昔は休日などによく作っていたが、和達が来てからは毎日がドタバタしすぎて、作る暇がなくなってきている。
あくまで「作る」のが好きであって、作り終えたプラモデルを飾るなどの趣味はない。その為、ヤフオクや近くのホビーショップで完成品を売って、自分のお小遣いにしている。
冬夢の作った作品は非常に完成度が高い為、結構な高値で売れる事も多い。
好みの女性のタイプとして「メイド服が似合う子」を真っ先に挙げる程のメイド好き。
榎田 美都達のメイド服姿を見た時はあまりの嬉しさに気絶してしまい、とある女の子達のメイド服姿を見た時には周りがドン引きするぐらいに熱くメイド服の素晴らしさを語っていた。
冬夢のパソコンには選びに選び抜かれた至高のメイド画像が沢山詰まったフォルダがあり、そのフォルダにある画像を見てメイドの虜になった男友達も少なくない。
音尾 和
この作品のメインヒロインにして下級神。
鳳凰学園高校2年で女子剣道部所属。
綺麗な長い黒髪をポニーテールにしており、話口調はやや男勝り。
可愛いと言うよりも綺麗。
性格は優しく誰にも(ただし、とある人物だけは除く)分け隔てなく接するが、時折Sな一面を覗かせる事があり、そんなドSな和に魅せられた一部の男子生徒からは裏で「和様」と呼ばれ、崇め奉られている。
元々、鳳凰学園高校の近くにある薬師丸神社で働いていた。
主な仕事としては、神社周りの掃除やおみくじの作成、薬師丸神社に訪れた人の応対など。
しかし現在は「薬師丸神社の中で誰か1人、冬夢の生活サポートについて欲しい」という冬夢の両親からの依頼を受け、一ノ瀬家で冬夢と一緒に同居している。
ちなみに依頼を受けた理由は、いくら断ってもわざわざ職場までやって来て、しつこく求婚し続けてくるある男から逃れる為と写真で見た冬夢の姿が気に入った為。
異常な程の唐揚げ好きであり、和が冬夢の家に来た当初、一ノ瀬家の食卓では朝昼夜関係なく常に唐揚げが並ぶという恐ろしい現象が起きていた。
そんな病的な和の唐揚げへの愛情を流石に見兼ねた冬夢が榎田 美都 水沢 麗奈 中溝 悠里の3人に相談し、その3人がとある事実を和に告げた事によってようやく暴走は収まった。
ちなみにその頃、冬夢はほぼ毎日唐揚げの化け物に追われる夢を見ていたと言う。
家事のスキルはとてつもなく低く、簡単なもの(洗濯物を取り込んだり、お風呂を沸かしたりなど)しかできない。
特に料理は壊滅的で、お粥を作る事は疎かお茶を沸かす事さえままならない。その為、冬夢からキッチンで何かを作る事を固く禁止されている。
もし何かを作ってしまうと、調理の成功失敗関係なく、しばらくの間唐揚げ禁止令が下るので、その日を境に和はキッチンに立っていない。
また、7歳年上の超シスコンな兄がいる。
兄の異常なまでのシスコンっぷりにはうんざりしているらしく、兄が仕事の関係上家を離れて暮らす事が決まった時はあまりの嬉しさに、友人を家に招き盛大なパーティーを行った。
ちなみに家事ができないのは、昔から和が親から頼まれた家事のお手伝いを兄が全てやってしまったからである。
榎本 美都
この作品のメインヒロイン。
鳳凰学園高校2年で女子バスケ部所属。
長めのツインテールが特徴的で本人曰く「左右対称じゃないと許せない」らしく、毎朝20分以上もの時間をかけて髪の毛をセットしている。
ツンツンとした雰囲気を醸し出しており、時たま突き放したような言動も見受けられたりするが、何だかんだで面倒はよく人の事を放っておけない性格である。要するにツンデレ。
また、行動力もありメインヒロイン5人の中では比較的リーダー的な存在である。
この行動力はバスケでも遺憾なく発揮されており、次期女子バスケ部部長の最有力候補である。
冬夢とは幼稚園から高校に至るまでずっと一緒で、いわゆる幼馴染。
幼稚園の頃は冬夢とは「すれ違ったら挨拶をかわす」程度の仲でしかなかった(ただし、お互いの親は仲がよかった)が、小学生一年生の時に起きたある出来事をきっかけに冬夢に恋心を抱くようになる。
昔から何度も告白のチャンスはあったものの「冬夢に自分の事を好きになって貰ってから––つまり両思いになってから告白する」と決めている為、一度も告白はしていない。
ただ、最近になってライバルが増えてきている事から「あの時告白しとけば良かった」と若干後悔している部分も。
また家が吾妻姉妹と隣近所であり、2人とは昔からとても仲がよく、特に一歳年上である吾妻 深千流は実の姉のように慕っており、今でも悩み事があれば家族などよりも先に彼女に相談している。
趣味はカメラ。
元々父親がカメラ好きで、小さい頃から父親のカメラを触らせて貰っているうちに、いつの間にか趣味になっていたとの事。
小さい頃から触っているだけあり、腕は確かで写真コンクールでは何度か入賞している。
もちろん、どこか遠出する時には必ずカメラを持って行く。
ちなみに、美都の一番の宝物は幼稚園時代から今に至るまでの冬夢の写真(もちろん自分で撮ったものもある)を集めて作ったオリジナルアルバムで、二日に一回は必ず眺めている。
そのアルバムの存在は冬夢はもちろんの事、和や麗奈達でさえも知らない。
本人曰く「冬夢の成長を見れるのは幼馴染の特権!」らしい。
水沢 麗奈