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兄貴への恋を実らせてあげたい!  作者: じいちゃんっ子
俺と兄貴の中学入試
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危険な兄貴

 4月になり、今日は兄貴の入学式。

 早起きした兄貴はリビングに置かれた鏡の前で真新しい中学の制服に身を包み服装をチェックしている。


「どうかな、変じゃない?」


 オーソドックスな黒い詰め襟学生服。

 兄貴は袖口を摘まみ腕を広げて俺に見せた。

 変じゃない。

 似合う、むしろ似合い過ぎている。


 しかし不安だ。

 兄貴の姿は王子様のように可愛い。

 きれいに切り揃えられた前髪、はにかんだ笑顔、穢れを知らない姿はきっと中学校、いや併設の高校からも注目の的になるだろう。


「兄さん。凄く似合ってるね」


「ありがとう浩二」


 兄貴はニッコリと微笑んだ。


「うわっ!」


 なんという破壊力、思わず変な声が出てしまった。


「その制服姿誰かに見せた?」


「制服の採寸の時と受け取りに行った時に志穂達と唯に見せたけど?」


「何か言ってた?」


「『似合いますわ』とか『危険ですわ』あと『私が守る』とか言ってたかな」


 どうやら志穂さん達も兄貴の危険さは分かってるようだ。

 中学校の新入生は注目の的になる。

 かっこいい子や可愛いい新入生は見逃さないだろう。


 中学や高校と言えばもう大人だ。

 考え方はまだ幼いかもしれないが、色んな癖(性癖)、嗜好の人がいるだろう。


 狼の群れに子羊(兄貴)が投げ込まれたら?

 嫌な予感がする。

 兄貴の中学校に俺が知ってる人は志穂さんと美穂さん、後は坂倉さんの3人しかいない。

 直接的な接触を避けていた3人だけど、これからは話をした方が良いのかも知れない。


 でもまずは順子姉さんと由香に聞いた方がいいかな?


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