表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/229

兄ちゃんは1年生

 昼過ぎになり、兄貴は小学校から帰って来た。

 残念ながら今日は1人か。


「ただいま浩。

 今朝どうしたの?僕びっくりしたよ。

 心配だったけど学校に行かなくちゃいけないし、だから今日も家にみんなが来たいって言うの断って急いで帰って来たよ。

 本当に大丈夫?」


 兄貴の本当に心配そうな顔に申し訳なくなる。

 いつも俺を心配してたんだ。


「大丈夫、心配かけちゃったね。

 覚えて無いけど、僕怖い夢でもみたのかな?」


 努めて明るい顔で返す。


「そっか、もう心配すんな!

 今日は兄ちゃんが寝るまで浩を見ててやるぞ!」


 兄貴の暖かい言葉、泣きそうになる。


「ありがとう兄ちゃん」


 心からのお礼をする。


「それじゃ僕は宿題をするよ。終わったら後で一緒にリビングでテレビでアニメ見ような」


 そう言って部屋に行く兄貴。

 やっぱり兄貴すごい、帰って先ず宿題するなんて。

 俺なんか晩御飯の後か、下手すりゃ学校に行くギリギリ前か、最悪学校に着いてからだった。


 今世では絶対すぐ宿題をしよう。

 そう誓う俺だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ