32 打ち上げ
お久しぶりの更新です。
「はい! 遥姉、ちゃっちゃと着替えて!」
「え? え?」
「これに着替えてってこと。はい十、九、八…」
「え、はい。着替えます」
せかせかとよく分からないビルのウォークインクローゼットに妹ちゃんと共に押し込まれた。妹ちゃんは濃い青のドレスを着ている。こちらを監視されながら着替えるのだから流石に姉妹でも恥ずかしい。だからといって躊躇うわけにもいかないので、薄い桃の服に素早く袖を通した。
「妹ちゃん。ところで私の格好は何?」
「きゃー!! 凄く似合ってるよ! 可愛い美しい」
「あの、妹ちゃん?」
彼女は聞く耳をもたずに私は軽く化粧させられ、廊下に連れていかれた。私は慣れないヒールを穿き足がかくかくしている。
「と、ところで何処いくの?」
「秘密に決まってるよ。言ったら面白くないでしょ?」
「姉に面白さを求めないで下さい」
着いた先は宴会場であった。中では何故か、イケメン生徒会が正装している。いや、イケメンだけじゃない。同級生から先輩までドレスやらタキシードを着ているのだ。
「は?」
「この学校って体育祭の後にダンスパーティーがあるんだ。私が教えてたら意地でも不参加になりそうだったので連れてきちゃいました」
へへ、と笑う妹ちゃん。どうやら私の行動は読まれているようだ。
「えっと、この度は足元のお悪い中集まっていただき…」
皆「「「「ハッピーバースディ遥(篠崎)」」」」
皆の唐突なお祝いに頭が混乱する
正直いってよく分からない
まぁパニックって言うものだろう。
遥「へ?」
まるで説明を乞うようにまぬけな声が出た。
かなた「遥姉のお誕生日祝ってなかったよね!皆で企画してたサプライズパーティーなんだ(照
皆!今日は、遥姉と楽しもう!!」
かなたが照れ臭そうに「ね?」と聞いてくる
この子なんて……可愛いの!私のかなた!今のが最高の誕生日プレゼントだよ。腰痛なんか治った。
前まで抱きつきたい衝動を何とか抑えてきたけどもう無理!!
遥「かぁなぁたぁー!!」
かかかかかかわいいよ。
もぅ私の宝、いや秘宝かなた。
かなた「へ良かった遥姉に喜んで貰えて。じゃっ楽しんでね!」
…もう我慢できません、私感動を
通り越して感情を司る領域まで来ました。だってかなたが可愛いすぎて((爆
これは、法律関係なしのヤケクソパーティーだぜ!
ー1時間後ー
頭がぽーっとする
あぁ、こういうとき明日二日酔いになるんだよね…まぁいっか。
遥「かぁにゃぁたぁ~!飲んでりゅかぁ」
かなた「!?遥姉!え、飲んだの?」
遥「のんでないよぉ~」
部長「飲んでたわ…酒に強いと言って、生を6杯…法律分かってるのかしら…」
部長がすっごく呆れてる
かなた「あっちゃーこれは一大事だね6杯てヤバイ量」
部長「今は阻止するしかないわね…」
二人でこそこそしてるとこ悪いけど…さらば。
かなた「…うん、っていない!!」
気持ちいいなぁーこの流れに身を任そう!
遥「黒ちゃ~ん!どう?たにょしんでる?」
はぁっとまた溜め息をつかれる
創「はぁ…飲みました?篠崎さん。」
少しうっとうしそうに黒ちゃんが言う。まったく愛想無いな。
私は飲んだからかどんどん口調が早くなっていく
遥「うん!全然飲んでないよ!んで、このさい、はっきり言うけどね。抑えこんでたらその内辛くなるよ!いつでも皆に助けを求めていいんだよ。一人で抱え込まず、私に相談しなさい!」
黒井君は、私の言葉にただ呆然と目を見開いていた
創「…」(目を見開く)
遥「あと、かたっくるしいから篠崎さんじゃなくて遥!」
創「…お前は、何処まで知ってるんだ?」
口調が変わる。表情が険しくなって殺気を纏う彼が怖い。黒井君が、怖い。
ふと、そう思ってしまったが、気のせいだと信じる。
私は、恐怖が外に漏れないように気をつけてその場を離れようとする。
遥「んーとね、秘密!とにかく、夜の雨には気をつけてね!」
ん、あれ。眠い
【バタッ】
スキル確認
遥
親バカLv.MAX 変人Lv.MAX 天才バカLv.94 ビッチLv.38
特殊
百合 鈍感




