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更新無。途中完結  作者: るんやみ
第二章 学園生活~
37/52

28 体育祭part3

食堂を出て足早に校庭へ向かう。照りつける太陽が眩しいのだけど、そんなの気にしてられない。

食堂でだらだらと話し込んだので、気づいたら競技時間ぎりぎりとなったから急いでいるのだ。あの二人はニヤニヤとしていたから今の時間が分かってたのではないかな。だとすればかなり質が悪い。


入場門に着いてみると、みな静かに座っていた。私もバレない様に静かに座って紛れ込み、点呼を取られる。


「遅い」


たくっ、と私の隣で赤い右目に怒りを宿らせているのは優雅だ。口を尖らせた優雅は、常に不機嫌のような気がする。


「俺は年中不機嫌じゃ無いから」

「何で分かった? もしや、お主エスパーか!?」

「うっさい。あんたの顔に出てるんだよ」


冷静に優雅に言われて納得した。なるほどね。私、顔に出やすいからか。

一人でうんうんと頷いていると、優雅が呆れていたので、この隙に私は思っていたことを言ってみた。


「次の競技って二人三脚だよね」

「あぁ…しかも男女合同ってフラグ立たす気しかねぇよな」


優雅は気だるそうに言った。遥も彼の言葉に首を激しく縦に振った。

男女合同の二人三脚というと、そう、あれだ。美麗な一枚絵。

攻略対象と密着という感じのやつだ。あれには羨ましいとも思ったこともあったが、いざ現実になると頭が痛くなる。


「そう考えると、私の相手が優雅で良かったよ」

「まぁ、俺にはルート何か無いしな」

「うん。隠しキャラでもそのルートは入りたくないな」

「あんた、失礼だろ?」


遥の口からぽろりと本音が溢れると、優雅は猫目をさらに吊り上げた。直ぐ様謝った。全力で。


「にしても大変だったよな?阿達さんのこと」

「そうだったね」


阿達さんが凄く必死に私と組みたいと言っていたことを思い出した。そもそも彼女はピンク組ではないので説得が大変だった事をよく覚えている。しまいには、自分のピンクの髪を見せつけて、ピンク組です! と言い出す始末に。色が違うのに組むのは、流石にちょっと気が引けた。


私はファンクラブさんにどれだけ好かれてるんだろうと疑問に思った。そう思うと彼女たちの過激な愛から、どう逃れているのか生徒会の皆さんに聞きたい。


「遠いね」


点呼が終わったので、私はかなり離れたゴール地点を見据えた。これから始まるレースが楽しみであり、不安でもある。

しかし、一着。これだけは自信を持って言える。


「一位以外目指さないからね」

「あんたは相変わらず…はぁ、負けんの嫌いだし、勝つけど。足引っ張るなよ」


呆れつつも、彼が嬉々として話す。私も顔が綻んだが、私は思い出したので挑発してみる。


「優雅こそ。ぼーっとしてトラック辺りにひかれるかもね」

「………あぁ」

「じゃ、足巻くよ」


意外にも優雅が大人しかったので話題を逸らした。

私はピンクの布きれで自分の足と優雅の足を不器用に結んでいく。

結果、ぐちゃぐちゃになった。私は涙ぐんで優雅に助けを求めた。


「あんた、どうやったらそうなるの?」

「すいません、分かりません」


優雅は半笑いで言った。

何故、蝶々結びをするだけでこんなに歪になるのか私が一番分からない。

しゃーなしな、と優雅が屈んで布を解こうとした。が優雅も不器用であったため走るどころではなくなった。



「ゆ、優雅。これは…」

「遥。何かあったか?」


そこに器用な涼君が声をかけてくれた。彼に私達は物凄い勢いで懇願した。


「助けて下さいっ」

「は?」


戸惑っていた涼君だったが、すぐ状況を理解してくれた。

するすると流れるように布を解くと、結び直してくれた。涼君は何だかんだ言っても優しい。


「ありがとう」

「ありがと」

「あー、どういたしまして」


私達は感謝の言葉を述べてスタート位置へと戻った。


また100m走の時のように辺りが静まり返る

そんな中、響く実況の声

実況「さぁ緊迫の中…始まる二人三脚!第一コース………第四コース篠崎&猫津!第五コース赤薔薇&黄蘭!この五組がいよいよ出走だあ!」

【よーい!パンッ!】

負けない!負けない!勝つ!勝つ!

実況の人盛り上がってるな!!


実況「おーと五コース!赤薔薇ペア速い速い!そのすぐ後ろから猫津ペア!何故か息会うどころか、速すぎて足が見えません!ダントツです!おーっと中盤!赤薔薇ペア少し体制を崩した!その隙に猫津ペア、追い上げてきた!!!」

あと少し。抜く!

遥「もぅひと踏ん張り。」

猫津「あぁ」


実況「おおっーと!並んだぁ!!そしてどうなる?どうなる?あと百メートル!…………ゴール!!!勝ったのは」

精一杯やった(ハアハア)流石いわく憑き私についてこれるほど速い(ハアハア)結果はどうなったのかな?息切れる

今のタイム、神速じゃね?


実況「……………………………………判定は……………………引き分け「えぇぇっー!!」

間をためた…あの実況やるな…

遥「決着つけれなかった!でも楽しかったからいっか!」

猫津「あぁ…俺らダントツだしな!」


次は、借り物競争!!今度は圧倒的な差を……グへへへへ


スキル確認

親バカLv.MAX 天才バカLv.93 ビッチLv.37


特殊

百合 鈍感

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