表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
更新無。途中完結  作者: るんやみ
第二章 学園生活~
31/52

23 朝ご飯

私はフォークを振り回しながら笑顔が溢れる。マナーなんてへったくれもないのですが。

え? 何故だって? 決まっている、皆で朝ごはんだからだ。お陰さまで、万年くりぼっちとはお別れになる。


「おいしい」


私がまだ皿に残っている蟹を見ながらしみじみと呟いた。


「うん、つい食べ過ぎちゃった」

「そうですわね。なかなか美味しいわ」


私の言葉に肯定する妹ちゃん。しかし、彼女の言う食べ過ぎたは、かなり少ない。少食なのだ。

皆食べ終わったようで、お嬢様の玲奈ちゃんは綺麗にナフキンで口元を拭う。仕草までもが上品だ。


「うん。美味しい」


友野さんも嬉しそうに言った。

お腹一杯。何ていっても、寮生はバイキングなのだ。朝からガッツリ食べ放題! でも、毎日は男子が食い漁るので月三回くらいだが。因みにオススメは、茶碗蒸しだ。


朝から妹ちゃんと玲奈ちゃん、友野さんと一緒にご飯を食べる。でも、もうすぐ生徒会に妹ちゃんが関わって一緒に食べれない。私だって一緒に食べたいのだが。目立つくらいなら一人で食べる。


生徒会に対して、ハンカチを口に加えて両手で端を引っ張る、あからさまな嫉妬の表現をしてみる。その行動に皆は、首をかしげた。あははは、日本ジョークですよ。


不思議そうに見ていた妹ちゃんがはっ、と思い出した様に話し始める。


「ところで、すっごい部屋が綺麗になってたんだけど……」


思いあたる事があった、確実に私だ。今朝は、寝れないからこっそり片付けをしておいたが、まずかったか。

確信犯です。すいません。としか言い様がない。


「…………」 


私はシュンと黙り込む。怒らえる気がしたから…小心者の私は怖くなった。でも妹ちゃんが発した言葉は思ってもいない言葉だった。


「何か部屋、綺麗だといいね!」

「貴方って子は…大好き!」


楽しそうに言ってくれて、私も涙が溢れてきそうだった。嬉しい。ただそれに尽きる。ごちそうさまをして、足早に食堂を去った。



「ふぁるかちゃん!」

「半径1m以内に近寄らないで下さい」


背中に重みを感じ、ふわりと漂ってくるシトラスの香り。ボスと同じ匂いだが、ボスではない。無邪気に声をかけたのは、院ちょ…先生であった。

下駄箱で抱きつくのは、アウトだと思います。先生として、ね。

幸い、早めに学校に着いたので周りに生徒はいませんが。


「先生ですので、生徒には配慮して下さい」

「ちっ。でもまた、ヒロに怒られるのは嫌だしね」


彼の言うヒロとは、ボスの事だ。そうですね、それには激しく同感です。

彼は私に告げると、背を向けて歩き出した。



はぁ…。


「っ…」



スキル確認

百合 鈍感

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ