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更新無。途中完結  作者: るんやみ
第一章 7歳~
18/52

12 登校

いよいよ 学校 新キャラぞくぞくと出てきます!お気に入り8件ありがとうございます!

重い瞼を開けると…

一面に広がるのは真っ白な天井。病院の臭いがする。院長とか懐かしいな。


って。そんなこと考えてる場合ではない!!

がばっ、と私は勢い良く布団から飛び出る。


「ここどこ!?」


すっかり気絶してたけど、確かまだ通学路だったはず。仮に闇の組織に運ばれたとして、まさか…ここは敵地か…!


「保健室だよ。遥姉、登校途中に気絶したんだよ! すっごくすっごく心配したんだよ! 無事でよかったぁ…」


はい、茶番です。大体場所くらいは、分かります。そんな組織がここに、ある筈無いですよね。

涙声の妹ちゃんは、また、涙を目に溜めて堪えているのがすぐに分かった。心配してくれてありがとう。私には、妹ちゃんさえいればそれで十分だ。ある程度のお友達は、欲しいけど。


「ありがと…」


そしてよしよしと私は、妹ちゃんのふわふわな髪の毛を撫でた。私は何と言っても緩めのカールがかかった妹ちゃんの柔らかい髪が大好きなのだ。

私はそりゃさらさらで、手櫛が一度も引っ掛からないくらいの上質な髪だ。でも妹ちゃんの様なやっぱり女の子らしいふわふわ髪にも憧れる。まあ、似合わないのがオチだろうけど。


「はっはるねえ! うわーん」


もう、酷い面だよ。顔ぐしゃぐしゃじゃん。ぎゅーっ。私は思いっきり妹ちゃんを抱き締める。顔をしかめた男が口を開いた。


「ちょっとすいませんが話に入れないのですが…」


ちっ。

え? 舌打ち、何か野蛮な事してませんよ? この雰囲気が分からんとはどこぞの奴だ。


はぁ…。

後でゲームセンターのパンチングコーナーにでも行こうかな。今なら華奢な私でも、絶対新記録出せる自信がある。


……。そんな彼を私は見たことがあった。もちろん、今世ではなく前世でだが。

真面目くんの黒井(くろい) (そう)

吸血鬼で、風紀委員長という大役をほぼ(←)一人でこなしている。髪は、真っ黒で艶がありとてもいい髪。

触ってみたいのが本望。んで黒井君は、双子でして一卵性で超弟と似てるが、※(一応兄)中身が全然違う。



でもこの気絶イベントは、主人公ちゃんが経験するはずじゃ…。


何故かを考えて一つの結論に辿り着いた。

ふむ。つまり、運悪く私が経験してしまったという事か。

正直な所、妹ちゃんのイベントが見たかった。好感度なんかいらない。フラグ回収は、妹ちゃんに任せようと思う。

私は、女子のお友達をたくさんつくって、妹ちゃんとも楽しい学園ライフを過ごしたい。恋愛勝ち組の逆ハー何て糞くらえ! 今度からは気を付けよう。そしてフラグは折りまくる!!


するとその心境が分かったのか、彼はそそくさと立ち退こうとする。


「僕はこれで失礼させて頂きます」


…運んでくれたんだよね。この少し丸い体型の私を。特に彼のような華奢な腕では、酷だっただろう。


「待って!」


先程まで倒れていた私の声に彼は、すかさず振り向く。


「何ですか?早く行きたいので手短にお願いします」

「…ありがとう!」


お礼の言葉を口にすると、彼は私の元にやってきて頭を下げる。

頭をおあげ下さい。私程度に頭を下げるなんて、勿体ない。…彼の動きは、優雅で気品がある。いいなぁ。


「お礼には及びません。僕は、黒井 創」

篠崎(しのざき) (はるか)


私はどこぞのお嬢様の様にスカートの端を持ち小さくお辞儀をする。


「心得ました。では、失礼します」


ピシャリと、ドアが閉まる音がする。


それと同時に保健室の先生が入ってくる。

睨まれたのでとりあえず、隣で泣き疲れて寝ている妹ちゃんを起こしますか。


百合 鈍感

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