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魚座から来たにわか雨  作者: みきくきり


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8/9

のむ




帰宅して缶飲料のプルタブをあけると、「やるならやれ。だがなにも話さぬ」と言葉がきこえた。


わたしが中身をひと口のむごとに、苦悶の声があがる。荒い息とともに、「おまえたちの野心が、いずれおまえたち自身を滅ぼすだろう」などとののしる。それがハンサムな大人の男性を思わせる、低めのいい声なのだ。


なんだか楽しくなって、わざと少しずつのんでいく。


残り少なくなると、声も小さくなった。「姫様、いまおそばに……」


姫にはほど遠いわたしが缶を大きくかたむけ、すべてのみ干してしまうと、それきり夜の自室は静かになった。


どうやらわたしは、ノンアルコールビールで酔える体質らしい。





ノベルアッププラスからの転載。

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