番外編 塩の勇者、愛と勘違いの後日談
王都にて
戦後しばらくして、王都ではまたもやパレードが開かれた。
その名も――
「純潔の塩・世界旨味斬勝利記念パレード」
市民「しおーっ!!」
市民「塩こそ世界!!」
市民「塩王万歳ーー!!」
悠真「……もうやめてくれぇぇぇぇ!!!(土下座)」
ヒロイン修羅場再び
その日の夜。
王宮の晩餐に招かれた悠真は、いつものように板挟みになっていた。
セリナ「悠真、今日こそ答えなさい! 私と一緒に生きるのか、それとも――」
王女「悠真様、決まっておりますわよね? わたくしこそ未来の伴侶ですわ!」
悠真「ちょ、ちょっと待て!? なんでまた修羅場に!?」
ニコ(影からひょっこり)「いやぁ〜、これが真のラスボス戦ってやつだな」
リリア(祈りながら)「神よ、どうか悠真に胃薬を……」
料理バトル勃発
セリナ「悠真、私の作った肉料理を食べなさい!」
王女「いいえ、こちらのデザートをどうぞ!」
ドンッ!とテーブルに料理が並ぶ。
――もはや戦場である。
悠真(……魔王戦より緊張するんだが!?)
そして――
結局、悠真は笑ってこう言った。
悠真「……俺はさ。
セリナの料理も、王女のデザートも……どっちも大好きだ」
二人「「――っっ///」」
会場「ヒューーー!!!」
ニコ「やべぇ、二股宣言きた!」
リリア「悠真……本当に勇者です……(別の意味で)」
オチ
その後――
セリナと王女の「料理対決・三百戦」が王都で開催され、
結果的に王都の食文化が急成長することになったとか。
もちろん、そのすべての審査員は悠真。
そして毎回胃薬が必須であった。
――番外編・完!




