第二十三話 塩、裏切る!?
四大幹部を塩チートで一掃した悠真。
兵士たちは歓声を上げるが――その中心で、魔王が静かに笑っていた。
魔王「なるほど……塩。実に滑稽だ。だが、その力……我にも利用できる」
悠真「は? ちょ、お前まさか……」
魔王が腕を振り上げると――
大地が割れ、周囲に巨大な“塩の結晶”が隆起した。
セリナ「なっ……!? これ、魔力で塩を操ってるの!?」
王女「まさか……悠真様の力を逆手に!?」
悠真「いやいや!? 俺のアイデンティティ完全に奪われたんだけど!?」
魔王の“逆塩結界”
魔王「貴様の塩は、我が闇の魔力で汚染された。
今やそれは“腐蝕の塩”……触れれば肉体を蝕む呪いと化す!」
バリバリバリッ!!
真っ白な結晶は漆黒に染まり、周囲の兵士が苦しみ倒れていく。
兵士A「うああっ! 体が……焼ける……!」
兵士B「助け……塩が……!」
悠真「塩で……やられる!? そんなバカな……!」
ピンチ
悠真「ChatGPT! どうすればいいんだ!?」
【解析不能:塩が“敵のリソース”として利用されています。
新しい手段が必要です】
悠真「おい!! 今まで頼りにしてたのお前だぞ!?!?」
セリナ「悠真、下がって! 私が――!」
王女「いいえ、私が……!」
(※二人が同時に庇いに出る)
悠真「待て! 無茶すんな! 俺がやる……俺しか、できないんだ!!」
絶望の中で
腐蝕の塩が王都を覆い尽くし始める。
兵士も市民も逃げ惑う。
悠真(……どうすりゃいい……!?
俺の塩チートが、世界を滅ぼす……!?)
震える手の中で、スマホの画面が光った。
【新たな選択肢を検出――“純潔の塩”を生成する条件を発見】
【条件:命を懸けた祈り】
悠真「……命を、懸ける?」
悠真は歯を食いしばった。
「……ふざけんな。死ぬのは怖ぇよ。でも……」
「俺のせいで、この世界が塩漬けになるのはもっと嫌だ……!」
セリナと王女の前に立ち、悠真は両手を広げる。
「魔王!! 俺は……塩でお前を倒す!!」




