第十四話 白き悪魔、英雄パレードで大迷惑
魔王軍幹部グラドスを“塩まぶし”で撃退した悠真。
その功績を称えて、王都では盛大な英雄パレードが開かれることになった。
悠真「ちょ、ちょっと待って!? 俺そんな大したことしてないから!」
王女「いいえ! あなたは国の救世主よ!」
セリナ「むしろ大したことしたでしょ……幹部瞬殺したんだから」
パレード開始
王都の大通り。
花吹雪が舞い、群衆が押し寄せる。
「白き悪魔だぁぁ!!」
「塩の勇者さまー!!」
「我らの救世主ぅぅ!!!」
悠真「呼び名が悪化してるぅぅ!!」
勘違いラッシュ
屋台のおばちゃん「お礼にどうぞ、塩せんべい!」
兵士「憧れて剣に塩を塗ってみました!」
子ども「ぼくも白き悪魔になるぅぅ!」
悠真「やめろォォ! その称号は子どもに向いてない!!」
セリナ「……でも、みんな嬉しそうね」
王女「ええ、やっぱり悠真様は英雄だわ♡」
ハプニング
そこへ――道端に倒れた老人が。
群衆「だ、誰か! 医者を呼べ!」
悠真「え、えっと……ChatGPT! 緊急時の対応!!」
【提案:水にひとつまみの塩を溶かして与えてください。脱水症状の可能性があります】
悠真「え、また塩!? 万能薬かよ!!」
悠真が塩水を飲ませると、老人はすぐに回復。
群衆「奇跡だぁぁ!!」
「塩の神だ!!」
悠真「神格化すんなぁぁぁ!!」
クライマックス
ついには国王までが立ち上がる。
「白き悪魔よ……いや、“塩神”よ! 君を国の守護聖人に任命する!」
悠真「肩書き進化早すぎィィ!!」
セリナ「……どこまで伝説増えるのよ」
王女「素敵♡ ますます私の旦那様に相応しいわ!」
悠真「俺、もう帰りたい……!」
こうして、王都は勘違いと塩まみれの祝祭に包まれたのだった。




