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15年目の愛  作者: みいな
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第30話 美陽の誕生日が近づく - クラスでの準備

12月が近づき、学校の廊下にも冬の冷たい空気が満ち始めていた。


美陽の誕生日、12月11日まであと一週間。

クラスメイトたちは、自然と「みんなでお祝いしよう!」という話になっていた。


「美陽の誕生日、今年はちゃんと計画しようぜ!」


「去年はちょっとしたサプライズだったけど、今年はちゃんとプレゼントとかも準備したいよね」


「潤、企画してよ! 文化祭の時もまとめてたし!」


みんなの期待を受けて、潤は「まぁ、そういうの得意だしな」と自信ありげに頷く。


「任せろ。最高の誕生日にしてやるよ」


一方で、幸大は静かにそのやり取りを聞いていた。


「……誕生日か」


(今年も、普通に祝えると思ってた。でも、美陽はもう……)


このまま、みんなで楽しく祝えばいい。

それが一番だってわかってるのに、どこか胸の奥が重い。


(俺、何をモヤモヤしてるんだろうな)


美陽が喜んでくれるなら、それでいい。

そう思うのに――どうしてか、胸が痛む。


そんなことを考えていると、潤が幸大に向かって話しかけてきた。


「幸大、お前もちゃんと参加しろよ?」


「……別に、当たり前だろ」


「なら、プレゼントも用意しとけよ。ちゃんと良いやつ選べよな」


「……言われなくても」


潤の表情はいつもと変わらない。

だけど、その言葉にはどこか自信に満ちた響きがあった。


(……なんだ、こいつ)


幸大は、何かを言い返したかったが、結局何も言えずにその場を去った。


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