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15年目の愛  作者: みいな
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第18話 文化祭 - 揺れる想い、交差する気持ち

1. 文化祭の準備 - 予想外の主演ペア


「文化祭の演劇のキャスト、決めるぞー!」


夏休みが終わり、2学期に入るとすぐに文化祭の準備が始まった。

1年B組の出し物は「舞台演劇」。


「せっかくなら、イケメンが主演の方が盛り上がるよな?」


担任がそんなことを言い出した瞬間、クラス中の視線が**長瀬潤ながせ じゅん**に集まった。


「え、俺?」


潤はポカンとしながらも、周りの女子たちが「絶対かっこいいよ!」「潤くん、やろうよ!」と盛り上がるのを見て、苦笑する。


「まぁ……やるならちゃんとやるけど?」


「決まり! じゃあ相手役は……」


担任は名簿を見ながら、すぐにある名前を挙げた。


「美陽がいいんじゃないか?」


「えっ……私!?」


突然の指名に、美陽は思わず驚く。


「だって、長瀬と並んだら映えるし、お前ならちゃんとやってくれそうだろ?」


「いやいや、私演技なんてやったことないし!」


「でも、演劇部じゃなくて素人がやるからこそ、初々しくていいんだよ!」


「それ、褒めてます?」


「まぁまぁ、やってみろって!」


周囲も「いいじゃん!」と盛り上がる中、潤がニッと笑いながら美陽に言った。


「俺も初心者だし、一緒にやろうぜ」


「……うぅ、仕方ないな」


こうして、文化祭の演劇で潤と美陽が主演を務めることになった。



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