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八話

500字だけど投稿しないよりはマシ

「ここがエルドワール領の中心、時計台ですわ」

エイヴェリーが案内したのはある時計台だった。

都市部の中心にあり、レンガ造りの高さ50mの塔である。

上部に尖塔となっており、その下に大時計が付いている

「へ~、噂では聞いていたけど結構デカいんだな」

「そうでしょう。この塔は国で最も大きいと言われていますから」

自慢気にエイヴェリーは話す。

そして、言葉を続ける。

「それに国で一番古い塔ですの。歴史でも引けを取りませんわ」

「何があったの?」

エレナが興味ありそうに聞いた。

「そうですわね。話すと長くなるのですけれども、ご先祖様が領地のランドマークを作ろうとしたのがきっかけですわ。工事には有名な建築士様や国中の有力者が関わってくれまして大成功しましたわ。それから、塔を中心に新しい繁華街が生まれましたの」

エイヴェリーは視線を時計塔から街に移した。

そこには石造りの大通りを中心にバロック様式の建造物が連なっていた。

喫茶店や酒場のような飲食店や雑貨屋もあれば、市民の暮らす集合住宅もある。

人の通りは多く、賑わう声が聞こえる。

「行きましょ」

一行はエイヴェリーの声によって、繁華街の方へと向かった。


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