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プロローグ
ヂリリリリッ!
「ん…」
窓から差し込む朝日と、携帯のアラーム機能の音で暁 紫音は目を覚ました。
「ふわぁー、…めんどくさいけど学校行こ」
紫音は、まだ覚醒しきっていない意識を無理やり起こし、ベッドから降りた。
下に降りると、既に朝食が用意されておりその横にメモが書かれている紙が置いてあった。
「乃亜は朝練か…」
乃亜とは俺の妹で、昔両親が交通事故で他界してから乃亜と二人暮らしをしている。
「いただきます……今日も美味いな」
朝食を食べ終え、紫音は制服に着替え玄関を開け、外へ出た。
その瞬間、俺はこの世界から消えた。
仮タイトルなので、良いタイトル募集してます。