平和な戦場XX~異常な家ⅩV~
改善版の方にこちらでは書いていないものが載っています。気になったら見てみてください。それに全然時間が無い。
それに湯川さんが少し焦ったのも意外だった。感情の起伏が少し良くなった気がする。気のせいかな。幼馴染がウキウキとした足取りで次の扉の方に行ってしまったので、アイツを追うようにして俺は仕方なく次の部屋へと移動した。
全然銃を見ていないのでもっと見させて欲しかった。見た銃といえば部品数が少ないらしい銃、64式7.62mm小銃、S&W M39、コルト・ガバメントの四種類だ。俺だって高校生の漢なんだ。銃には興味がある。
これが噂の中二病というやつなのだろうか、それとも正常なことなのだろうか。個人的には銃に興味があるというのは少し痛い気がする。
「うわぁーこれが本物の戦車かー」
突然幼馴染が戦車の前で言い出した。少し、近寄ってみると『M1エイブラムス』とプレートが戦車を飾ってある台の下に貼ってあった。
湯川家の人たちは全部覚えそうなものなんだが、何で付けているんだ?天才は天才といっても思考系は得意だけど記憶するのは苦手なのか。湯川さんに俺は聞いた。
「湯川さん。そういえば、何でプレートなんて付けてるんだ?覚えられないのか?」
「基本的には覚えられる。両親が言うにはそっちの方が様になるかららしい。わたしには良くわからない」
「そうなのか」
そういえば、博物館の外装が黒だったり照明も博物館のそれっぽい。結構オシャレな感じだ。