平和な戦場Ⅸ~異常な家Ⅳ~
作者の書いているこれとは別の作品である「オタクの俺は望んだ異世界で知識チート?~魔法を作成し放題~」が3回OVL大賞が落ちました。たまになろうテンプレじゃなきゃだとか副垢だとか相互ポイントだとか言っていますが一次選考にいけた人は大体がブクマ数四桁行っていました(行っていなくても980とかそこら)。実力が必要になるのも間違いありません。この作品ではまずは三桁を目指して、ゆくゆくは四桁を目指して頑張ります。
「ちょっと待てよ。そんなこと言っていいのか?」
「アンサー。お嬢様のご学友なら何も問題は無いと思いますが?」
「うん、問題ない」
「結構問題あると思うけど!?」
「だよな」
幼馴染も同じことを思ったようだが本人達がそういっているんだしこれで問題だということだったら記憶を映画に出てきたあのライトみたいな装置で消されたり、もしもそれが無かったら俺たちが殺されることになるので問題ないということにしとこう。にしても兵器を作ったとか恐ろしいな。それにしても何で兵器なんか作ってんだ?それについて聞いてみた。
「何で兵器なんか作ってんだ?」
「アンサー。私の予想ですと約35パーセントの確率で数十年の間に世界大戦が起きるからです」
「なんで、わざわざ優雅な感じの声に変えてさらっと凄いこと言ってんの!?そういうのは言ったらマズイだろ」
「あ、口が滑ってしまいました。抹殺しますね」
そういうと本当に床がパックリ別れて白い流体的なカッコイイデザインの固定砲のようなものが現れて俺に向けられる。すると湯川さんが無表情で言った。
「そういうジョークは湯川家でしか通じない。普通の人からしたら冗談に聞こえない」
「確かにお嬢様以外は冷や汗を垂らしていますね。すみません」
そう言うと固定砲のようなものは床に吸い込まれていきパックリ割れていた床が元に戻る。それが終わると湯川さんがぺこりと頭を下げていった。
「すみません」
「いや、別に大丈夫だけど」
「そうそう、あの人工知能が悪いんだし」
その会話が終わると人工知能には罪悪感という概念が無いのか、それともあの一幕を見てもう終わったと思ったのかすぐに案内を始めた。
「右手にやや前方に見えるのは階段ですが階段の下の床を専用のカードでかざすと地下室への階段が現れます。お嬢様のご学友の中にはそういったものに興味がある人もいるようなので見せれるところだけは見せましょう」
アダムという人口知能がそう言い終わると地下室が見れるといわれたからか幼馴染は興奮した様子だ。俺もどんなものがあるのか興味があるからとても楽しみだ。いきなり階段に降りると怪我する可能性があるのですこし二階への階段を上り俺と幼馴染は待機する。
そして、湯川さんがカードを今、床にかざした。すると、{ピッ}という音をどこからか聞くと壁の一部が正方形のふたで上に持ち上げられた。そしてその空いたスペースに正方形に切り取られている床が入っていく、そして最後には真正面の壁が持ち上げられてように上に上がっていった。
そこで何も起こらなくなった。どうやら、もう入れるらしい。