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“そんな複雑な目で私を見ないでよ!” 最初っから貴方が好きな女性ぐらい知ってたんだから!

作者: 七瀬
掲載日:2023/06/03







私の彼はいつも私に気を遣っている。

何故なら彼は? “私よりも、もっと好きな女性が居たからだ!”

その女性と付き合えないから、彼は私と今付き合っている。

彼からしてみれば? その女性と本当は付き合いたかったのに

そうできなかった。


例えば? その女性には既に付き合っていた男性が居たとか?

まだ付き合ってはいないけれど、好きな男性が居たか?

どちらかだと私は思っている!




・・・たまに私が彼と同棲しているキッチンでご飯の準備をしていると?

彼は私を見ているはずなのに、“まるで違う女性を見ているような目で私を

見ている時がある!”

私が彼に、“どうしたの?” と言うと。

彼は複雑そうな目で私にこう答えた。“いや? 別に何もないよ。”



どう見ても、“何でもない顔ではない!”

少し顔が引きつっているような顔で私を見ていた。

その女性の事でも考えて、私を見ていたに違いない!




“彼は私が、彼の今でも好きな女性の存在を知らないと思っている。”



でも? 私は彼の携帯をある時、見てしまう!

彼の携帯の写真フォルダの中に、数枚のキレイな女性が写っていた。

少し遠い所から写された写真。

彼がその女性に隠れて写真を撮ったのだろう。

写真の中の女性は、女性らしい人でふわっとしていてどこか芯もあって

女性から見てもステキな女性だった!

彼はこの女性が本当は好きなんだと想った。

愛おしいような儚い想いがこの写真から伝わったからだ!

【女性の勘】は物凄く当たる!

私がこの時思った“直感”はきっと当たっている。

私は子供の時から勘は人一倍する鋭いほうだった。

だから今回もそうなのだと思う!




・・・でもどこかで、“ハズレていたらいいのに”と思う自分もあった。

彼には私だけを見ていて欲しい!



もし? “この女性の事で、彼から別れ話をされたらと思うと、、、?”

夜もなかなか寝付けない。

私は彼を大好きだから!

こんな事で、私は彼と別れたくない!

どうしたらいいのか? 今の私にはわからないし、解決方法はどこに

あるのかな?









 *







・・・彼と付き合って、もう直ぐ1年が経つ頃。

彼が真剣な顔で私に大事な話があると言ってきた。

私は、“彼から別れ話をされるとその時、腹をくくる!”




『あのさ!』

『言いたい事は分かるよ、いつかこんな日が来ると思ってたから。』

『そう、“勘がいいんだね!”』

『子供の頃から、“勘だけはいいから。”』

『じゃあ、話は早いな!』

『そんな! “もっと慎重に話してくれてもいいんじゃない?”』

『そっか、そうだよな! 大事な話なんだし!』

『・・・ううん。』

『“実はタイミングがいつか分からなくて、少し時間がかかったんだけど、”』

『タイミングなんて、そんなの関係ないよ。』

『僕もそう思って、“今日にしたんだ!”』

『いつでも一緒だと思うけど?』

『“今日は二人の付き合った記念日だし!”』

『・・・そ、そんな日に、まさか? 酷くない?』

『えぇ!?』

『・・・えぇ!?』

『話って、何だと思ってるの?』

『“別れ話でしょ!”』

『はぁ!?』

『えぇ!? 違うの?』

『違う!』

『じゃあ、何?』

『“プロポーズの日だよ。”』

『えぇ!? そうなの? 私はてっきり別れ話をされると思ってて。』

『なんで? 僕達、上手くいってるじゃないか!』

『・・・そ、そだけど、』

『なんでそんな事を想うの?』

『“私以外に好きな女性が居るんでしょ?”』

『僕が!?』

『そう、携帯の写真フォルダ見たよ。 同じ女性が何枚か写ってた。』

『あぁ、昔の話だよ! “今は彼女、結婚して幸せなんだって!”』

『“忘れられない女性ひとじゃないの?”』

『“もう過去の話だ! 今は僕には君が居るじゃないか。”』

『麻樹!』

『僕にもやっと大事な女性ひとがデキたから! 僕と結婚してください!』

『・・・あぁ、はい!』






・・・不思議なモノね?

あんなに彼の好きな女性の事を考えて、いつ別れ話をされるのか?

不安で眠れない日もあったというのに。

彼の一言で、“私の心は一瞬で満たされた!”



【私! 彼と結婚します!】



こんな素敵な男性ひとはもう出てこないと思うから!

この男性ひとを絶対に逃がさない!

今では、“私の大事な旦那様。”


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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