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古き龍と学園都市

作者: 斑鳩 九十九

白紙の文学書があった。

文学書には何も書かれておらず、しかし何かが描かれていた痕跡があった。

何が描かれていたのかは今となっては誰も知らない。

知る人物は既に逝去しているのだ。仕方がない。






この世界には神、天使や悪魔といった上位存在、そして妖精すらいる。

上位存在である故に気まぐれ。

気まぐれに人間に手を貸す存在であり、そう言った彼らからの助けが欲しいという人間は数千数万どころの話ではない。



だが、この世界にはもう一つの上位存在が確認されており、そして残念なことに「選ばれしもの」というのは存在する。


神に次いで…もしくは神よりも強い可能性アビリティを秘めた種族。名を「龍種」。

「龍種」は遥か昔には多く存在していたが今となっては数頭しか確認できていない。

今は12頭しか存在が知られておらず、そのうち7頭は人間と契約していることでも知られている。

契約した者には「龍契紋」もしくは「龍紋」と呼ばれるものが体の一部に浮かび上がる。

手であったり額であったり。その龍がどこへ契りの接吻をしたかによって、紋章の場所は変化する。


龍と契約できる人物は龍次第だと言われているが、未だ解明されていない。これこそ「選ばれしもの」と呼ばれる所以である。


龍と契約した者は、「契約者」や「龍紋持ち」、「龍契者」と言った名で呼ばれており、世界各国で重宝される。

龍とのパイプを持つことは各国で絶大な影響力を誇るからである。


中でも今代の龍契者たちはほとんど同年代であり、奇跡的にも同じ学院にほとんどが所属しており、一学園で国家間戦争のような空気が形成されつつある。



この魔法世界の最高学府グラン・セントリアズ。六年制のこの学校には12から18の学徒達が通っている。

将来、国の重鎮を担う者達が勢揃いしており、才能のある者たちも多い。


この物語は、その龍契者達ととある者が描く学園物語である。


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